技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

脱炭素へ、EVの役割と電池・原材料の安定供給 2030/35年モデルと諸問題の検証

脱炭素へ、EVの役割と電池・原材料の安定供給 2030/35年モデルと諸問題の検証

~Role of EVs and Stable Supply of Batteries and Raw Materials for the Global Carbon Neutralization ~ 2030/35 Models and Verification of Problems~
脱炭素へ、EVの役割と電池・原材料の安定供給 2030/35年モデルと諸問題の検証の画像

ご案内

 本書は筆者がこれまで2019年から調査・執筆した、「EVワールド・シリーズI、II、III」の続編である。ここでシリーズ名を「脱炭素ワールド」と改めて、EVを中心とした自動車の環境とエネルギー問題を、可能な限り定量的な、数値試算と技術的な観点から見てゆきたい。
 現在2021年の3Qにおいて、新型コロナウイルスの感染拡大は、出口が見え難いままである。同様にとは言えないが、地球温暖化の主たる原因であるCO2の増加は、長きにわたって対策を怠ったツケが、出口を塞いでいるとも感じられる。にわかに“脱炭素、カーボンニュートラル”へと世界が動いたのは、コロナ感染での心理的な影響もあるのではないか。
 この10年ほどEVないし、ハイブリッド車などは、主に都市部の大気環境の対策に効果があった。2020年に至って、主要各国は2030~35年を目処として、ガソリン車の全廃とEVなどへの移行を表明した。EVバブル、リチウムイオン電池バブルの感さえある“自動車の脱炭素”であるが、ポストコロナの唯一の産業活性化への思いが背景にあろう。
 本書においては、以下の前編、中編、後編と資料編に分けて、「コロナ禍の世界と自動車生産の変動」、「電動車の環境&走行性能と脱炭素効果」、「電池と電池材料のサプライチェーンSC」に関するデータと数値試算を行い、上記の2030/35年モデルの可能性を検証したい。
更には頻発するEVの発火事故とリコールと、これに対する打開策としての全固体電池によるEVの現状も概説する。また急速充電インフラの整備、EVから燃料電池車FCVへの展開など、関連する事項も紹介したい。
 非常に大きな、変化の早いテーマだけに、正確さを期しがたいが、敢えて広範囲なデータ収集と解析を試みた。関係者の参考になることを願いたい。

目次

コロナ禍の世界と自動車生産の変動 (前編)

第1章 2020~21年における電動自動車の生産状況
  • 1.1 欧州の状況
    • 1.1.1 EU域内における乗用車の登録台数、コロナ禍前の2018/19
    • 1.1.2 ドイツ域内における乗用車の登録台数、コロナ禍前の2018/19
    • 1.1.3 ドイツの乗用車 (新車登録台数) 、2019年〜2021年
    • 1.1.4 ドイツの全乗用車と (EV+PHV) 販売台数
    • 1.1.5 ドイツの乗用車販売、2020年〜2021年/1-4月 (データ表)
    • 1.1.6 ドイツにおけるEVとPHV比率
    • 1.1.7 欧州6ヶ国のEV+PHV販売、2020年〜2021年/1-4月
    • 1.1.8 欧州6ヶ国の (EV+PHV) 、2020年〜2021年/1-4月
    • 1.1.9 欧州6ヶ国の乗用車販売、2020年〜2021年/1-4月 (数値データ)
    • 1.1.10 2021/3Q EUのEV実績
    • 1.1.11 2021/3Q 欧州のEVなど販売実績
  • 1.2 中国の状況
    • 1.2.1 中国にNEV市場、実績と予測
    • 1.2.2 中国NEV市場、2020年〜2021年
    • 1.2.3 中国の乗用車市場、全体及びNEV (1)
    • 1.2.4 中国の乗用車市場、全体及びNEV (2)
    • 1.2.5 中国の乗用車市場、全体及びNEV (データ)
    • 1.2.6 中国の環境車NEV等への計画、モデル試算
  • 1.3 日本の状況
    • 1.3.1 国内乗用車販売 (月次経過) 、2020年〜2021年
    • 1.3.2 国内乗用車販売 (データ) 、2020年〜2021年
    • 1.3.3 国内乗用車販売対数グラフ、2020年〜2021年
    • 1.3.4 国内販売、電動車と比率
    • 1.3.5 (引用) 脱炭素とガソリン車、自工会
  • 1.4 まとめ
    • 1.4.1 全体の中での電動自動車
    • 1.4.2 自動車のコスト構成モデル、GV~EV
第2章 脱ガソリン、EVシフトのスケジュール
  • 2.1 自動車メーカーのEVシフト、アナウンス
  • 2.2 主要自動車メーカーのEV%目標
  • 2.3 主要自動車メーカーのEV%目標
  • 2.4 日本政府の普及達成目標と燃費
  • 2.5 自動車の電動化プラン (1) 2020年段階
  • 2.6 自動車の脱炭素プラン (2) 、2021情報
  • 2.7 自動車の脱炭素プラン (3) 、2021/09情報
  • 2.8 試算のスキーム (#1) 、日本の電動化計画
  • 2.9 EV、HVとGVの累積台数モデル (データ#1)
  • 2.10 EV、HVとGVの累積台数モデル (グラフ#1)
  • 2.11 試算のスキーム (#2) 、日本の電動化計画 2030年にGVをゼロとした試算
  • 2.12 EV、HVとGVの累積台数モデル (データ#2)
  • 2.13 EV、HVとGVの累積台数モデル (グラフ#2)
  • 2.14 EV、HVとGVの累積台数モデル (後半10年の累積)
  • 2.15 スキーム#1、CO2合計2030年と2035年 (データ)
  • 2.16 スキーム#2、CO2合計2030年と2035年 (データ)
  • 2.17 2030年、2035年の年間CO2発生量 (グラフA)
  • 2.18 2030年、2035年の年間CO2発生量 (グラフB)
  • 2.19 電動 (乗用車) の選択と目標、2021情報
第3章 EVなどの増産計画
  • 3.1 トヨタ自動車のEV国内外のアクション~2020
  • 3.2 国内メーカーのEVとEV用電池のSC2021/3Q
  • 3.3 国産EV2021/3Qと比較
  • 3.4 TOYOTAとSUBARUのEV、2021~22
  • 3.5 国産EV2021/3Qと比較 (1)
  • 3.6 国産EV2021/3Qと比較 (2)
  • 3.7 EV業界の再編成、既存と新規参入
第4章 ガソリン車の生産中止とそのマグニチュード
  • 4.1 計算過程およびパラメーターとデータ
  • 4.2 EVなどの生産台数と電池総量GWh
  • 4.3 電池供給モデル、今後10年と15年
  • 4.4 2020年レベル中国と欧州のEV+PHV台数
  • 4.5 ASEAN+インドのガソリン車 (1) 2019
  • 4.6 ASEAN+インドのガソリン車 (2) 2019
  • 4.7 ASEAN+インドのガソリン車2019 (データ)
  • 4.8 ASEAN+インドのEVと電池生産 (計画) ~2021/2Q情報
第5章 基礎資料 (前編)
  • 5.1 電動自動車の輸出入統計
    • 5.1.1 電動自動車の輸出金額 億$ 2019
    • 5.1.2 世界の自動車の貿易額
    • 5.1.3 HVの輸出、輸入 (金額) JETRO
    • 5.1.4 PHVの輸出、輸入 (金額) JETRO
    • 5.1.5 EVの輸出、輸入 (金額) JETRO
    • 5.1.6 貿易統計 (財務省) の分類
    • 5.1.7 主要国の四輪車輸出台数 jamaの了解を得て引用
  • 5.2 コロナ禍前の2018年〜2019年の状況
    • 5.2.1 世界 (モデル別) EV、PHV生産・販売台数2018
    • 5.2.2 世界 (メーカー別) EV、PHV生産台数2018
    • 5.2.3 EU域内における乗用車の登録台数2018/2019
    • 5.2.4 EU域のCO2排出規制、新車 (乗用車)
  • 5.3 データソース一覧
    • 5.3.1 ACEA 欧州自動車工業会
    • 5.3.2 IEA GlobalEV Outlook20**
    • 5.3.3 日本自動車工業会 jama
    • 5.3.4 中国汽車工業会
    • 5.3.5 乗用車市場信息聯席会 (CPCA)
    • 5.3.6 日本電池工業会 BAJ

電動車の環境&走行性能と脱炭素効果 (中編)

第6章 gCO2/Km走行の数値の比較と環境評価
  • 6.1 電動自動車の走行パラメーター (WLTC)
  • 6.2 市販車の走行と環境仕様データ例
  • 6.3 HV及びガソリン・ディーゼル車のCO2発生2020/21
  • 6.4 HV及びガソリン・ディーゼル車のWLTC燃費
  • 6.5 HV及びガソリン・ディーゼル車のCO2発生
  • 6.6 EVとHVの電池所要量、比較モデル
  • 6.7 EV、HVの置換えシミュレーション 試算の仮定は図表も参照。
  • 6.8 gCO2/km (WLTC) 、化石燃料+充電電力 (2019)
  • 6.9 gCO2/km (WLTC) 、化石燃料+充電電力 (2030)
  • 6.10 gCO2/km (WLTC) 、化石燃料+充電電力 (計算データ)
  • 6.11 燃費km/LとCO2発生量、理論値換算
  • 6.12 CO2発生量、ディーゼルとガソリン車実績値
第7章 EV充電電源のCO2負荷
  • 7.1 エネルギー (電力) 基本計画、2021 政府案 (表)
  • 7.2 エネルギー (電力) 基本計画、2021 政府案 (kWh)
  • 7.3 エネルギー (電力) 基本計画、2021 政府案 (構成比)
  • 7.4 日本の発電コスト2030、試算 (1) 経済産業省
  • 7.5 日本の発電コスト2030、試算 (2) 付加費用
  • 7.6 発電コストとLC CO2のマップ
  • 7.7 発電事業の燃料別LC CO2発生量、2020 日本
  • 7.8 LC CO2の総計と変化、国内事業発電 (グラフ)
  • 7.9 LC CO2の総計と変化、国内事業発電 (データ)
  • 7.10 発電燃料別のCO2発生量、電事連資料
  • 7.11 日本の電源構成、2019
  • 7.12 電気事業からのCO2排出量、各国比較
  • 7.13 湖水にソーラパネルを浮かべる
第8章 電動車の走行性能と航続距離
  • 8.1 搭載電池kWh>>走行Km
  • 8.2 EVの走行効率
    • 8.2.1 EVの走行効率 (1) 、km/kWh電池
    • 8.2.2 EVの走行効率 (2) 、km/kWh電池
  • 8.3 EV諸元、2021追加 (グラフ)
  • 8.4 EV諸元、2021追加 (データ)
  • 8.5 NISSAN LEAF2020 主要諸元 (1)
  • 8.6 NISSAN LEAF2020 主要諸元 (2)
  • 8.7 PHVの燃費と比較
    • 8.7.1 PHVの燃費と比較 (1)
    • 8.7.2 PHVの燃費と比較 (2)
  • 8.8 PHVのWLTC燃費と比較 (データ)
  • 8.9 EV電費とGV燃費の比較 (グラフ 1)
  • 8.10 WLTCモードにおける燃費、電費
  • 8.11 EV電費とGV&HV燃費の比較 (データ)
  • 8.12 (引用文献) EVの走行速度と電費Wh/Km
第9章 燃料電池車FCVとの位置関係
  • 9.1 電動自動車の蓄/発電容量と走行距離2015
  • 9.2 FCV主要諸元、MIRAIとCLARITY
  • 9.3 FCVとEV、搭載エネルギーと航続Km (データ)
  • 9.4 FCVとEV、搭載エネルギーと航続Km (1)
  • 9.5 FCVとEV、搭載エネルギーと航続Km (2)
  • 9.6 FCVとEV、搭載エネルギーと航続Km (3)
  • 9.7 FCVの水素搭載量と充填圧力MPa
  • 9.8 FCVの水素搭載量と航続距離Km
  • 9.9 水素の工業製造と CO2の発生
  • 9.10 CO2発生源、ガソリンと充電電力 (2)
  • 9.11 水素ステーションの概要
  • 9.12 (引用) IWATANI産業 株式会社
  • 9.13 TOYOTA MIRAI2020 (1)
  • 9.14 TOYOTA MIRAI2020 (2)
  • 9.15 TOYOTA MIRAI2020 (3)
  • 9.16 HONDA CLARITY2020
  • 9.17 まとめ、ガソリン車>EV>FCV
第10章 基礎資料 (中編)
  • 10.1 EVなどの電力モデルと回生充電
    • 10.1.1 電池を中心とするEV (PHV) の電力モデルと回生
    • 10.1.2 EVの二次電池、エネルギーロスと回生
    • 10.1.3 エネルギー、パワーと回生
    • 10.1.4 HVにおける回生とキャパシタの効果
    • 10.1.5 EV、PHVの電池容量と走行距離2017-18
    • 10.1.6 回生充電モデルとセルの内部抵抗
  • 10.2 電池の特性、エネルギーとパワー
    • 10.2.1 パワータイプとエネルギータイプの放電レート
    • 10.2.2 エネルギーとパワー、トレードオフ
    • 10.2.3 エネルギー特性の低下、パワー特性の低下
    • 10.2.4 Ragone Plot、パワー特性の向上 (質量kg基準表示)
    • 10.2.5 EV用製品セルの入出力特性vs.SOC (1)
    • 10.2.6 EV用製品セルの入出力特性vs.SOC (2)
    • 10.2.7 EV製品セルの温度特性 (指数)
  • 10.3 EV走行に必要な電力
    • 10.3.1 EVとPHVの交流電力消費率
    • 10.3.2 EVの走行に必要な電力GWh/年
    • 10.3.3 EVとPHVの電力消費量、マグニチュード試算
    • 10.3.4 EVとPHVの電力消費量、マグニチュード試算 (グラフ)
    • 10.3.5 CO2発生源、EVと充電電力 (スキーム1)
    • 10.3.6 CO2発生源、EVと充電電力 (スキーム2)
  • 10.4 水素と燃料電池
    • 10.4.1 燃料電池の電気出力、kWh/水素kg
    • 10.4.2 水素と電池、エネルギー密度の比較
    • 10.4.3 FCV水素の燃料消費率とガソリンの比較
    • 10.4.4 水素とガソリンの発熱量比較
    • 10.4.5 H2/O2燃料電池のエネルギー効率
    • 10.4.6 燃料電池の出力と電圧
    • 10.4.7 水素の工業的な製造方法
    • 10.4.8 カーボンニュートラルエネルギーの全体像
  • 10.5 WLTC走行モードとEV
    • 10.5.1 ガソリンとディーゼル車比較
    • 10.5.2 ガソリンとディーゼル車比較 (数値)
    • 10.5.3 ハイブリッド車HVの WLTC燃費 (1) YARIS 2020
    • 10.5.4 ハイブリッド車HVの WLTC燃費 (2) YARIS 2020
    • 10.5.5 電費と燃費、WLTCモード比較
    • 10.5.6 PHVの電費と燃費、WLTCモード比較
    • 10.5.7 (参考1) JC08モードEV、PHV、FCVとHVの走行距離
    • 10.5.8 (参考2) JC08モードEV800km走行の選択肢vs.FCV

電池と電池材料のサプライチェーンSC (後編)

第11章 2030,2035年のEV台数と電池総量GWh
  • 11.1 主要国の自動車生産と国内登録、2019
  • 11.2 EV台数の母集団推定 (万台/年) 、2030/2035
  • 11.3 EV台数と所要電池GWh、2030/2035
  • 11.4 EVの台数と所要電池総数GWh
  • 11.5 電池総GWhとEVの台数
  • 11.6 EVなどの生産台数と電池総GWh
第12章 EV用電池の増産計画 (一覧)
  • 12.1 日本のEV電池製造計画、国別企業一覧
  • 12.2 日本国内電池メーカーの新規計画、2019~
  • 12.3 欧州立地のEV用電池製造計画 総計292GWh (2023~)
  • 12.4 中国メーカーのEV電池製造計画、国別企業一覧
  • 12.5 韓国メーカーのEV電池製造計画、国別企業一覧
  • 12.6 東南アジア、インド地区のEVと電池生産 (計画) 2020~21/2Q情報
  • 12.7 2021/1Qと2021以降の生産能力、工場立地別 (1) 各論
  • 12.8 2021/1Qと2021以降の生産能力、工場立地別 (2) 各論
  • 12.9 EV用電池の生産能力、既存と計画 (総合)
  • 12.10 内製化に向かう自動車メーカーのEV用電池SC
  • 12.11 投資額とGWh生産規模 (2020年〜2021年) グラフ
  • 12.12 投資額とGWh生産規模 (2020年〜2021年) データ
  • 12.13 リチウムイオン電池の生産、ポジション
  • 12.14 EV電池のサプライチェーンSC、日米中欧韓 模式図
第13章 総電池GWh数に対する元素資源のマス
  • 13.1 正極材の特性 (計算データ)
  • 13.2 NCA二元系の組成とmAh/g容量
  • 13.3 NMC三元系正極材の元素組成と表記
  • 13.4 元素資源と素原料の重量比 (グラフ)
  • 13.5 元素資源と素原料の重量比 (データ)
  • 13.6 正極材のWh容量と正極材の比重量 (kg/kWh)
  • 13.7 元素資源からEV搭載電池GWhまでの過程
  • 13.8 正極材のリチウムとコバルト資源
  • 13.9 GWhあたりLiとCoの所要量 (実際値)
  • 13.10 GWhあたり正負極材その他部材所要量 (実際値)
  • 13.11 120Ah、74Whセルの材料、部材の構成 (重量%)
  • 13.12 元素資源の所要量、世界~2030 グラフ
  • 13.13 単位の換算と表示方法
第14章 正・負極材と主要部材のサプライチェーンSC
  • 14.1 電池の原料、部材と工程のステップ
  • 14.2 化学系材料の供給SC (難易度)
  • 14.3 化学系材料の供給SC (一覧)
  • 14.4 化学系材料の供給SC、基盤の産業
  • 14.5 金属・樹脂材料の供給SC (難易度)
  • 14.6 金属・樹脂材料の供給SC (一覧)
  • 14.7 金属・樹脂材料の供給SC、基盤の産業
  • 14.8 セパレータとバインダーの増産計画、主要メーカー
    • 14.8.1 セパレータとバインダーの増産計画、主要メーカー
    • 14.8.2 バインダーポリマーの増産計画、主要メーカー
  • 14.9 セパレータの種類と製法
  • 14.10 樹脂基材セパレータの製法
  • 14.11 各種セパレータの特徴
  • 14.12 ニッケル系正極材、同前駆体の製造計画 (1)
  • 14.13 ニッケル系正極材、同前駆体の製造計画 (2)
  • 14.14 NCA 正極材の製造規模と電池換算GWh
  • 14.15 正極材の素原料Co Ni、鉱石>精錬>・・>合成
  • 14.16 まとめ SCトラブルへの対処方法
第15章 電池サプライチェーンSCの動向
  • 15.1 EU電池規制の概要 (1)
  • 15.2 EU電池規制の概要 (2)
  • 15.3 NMC正極材の合成と硫酸塩前駆体
  • 15.4 廃電池正極層の処理と再合成 (リサイクル)
  • 15.5 電池サプライチェーン協議会、日本2021
第16章 基礎資料 (後編)
  • 16.1 EV用電池システムの構成
    • 16.1.1 セルの構造と熱伝導 (放熱)
    • 16.1.2 大形リチウムイオン電池 (セル) の外装型式と特性 (1)
    • 16.1.3 大形リチウムイオン電池 (セル) の外装型式と特性 (2)
    • 16.1.4 EV用 (単) 電池の外装型式、多様性と選択
    • 16.1.5 EV用リチウムイオン電池の外装型式とメーカー
    • 16.1.6 円筒型セルのAh容量、体積V、表面積SとS/V
    • 16.1.7 搭載電池kWh容量と電圧諸元
    • 16.1.8 セル、モジュール (パック) 、とEVシステム
    • 16.1.9 日産自動車 LEAF2019 電池構成
    • 16.1.10 日産自動車 LEAF2019 EVシステム
    • 16.1.11 VW車のID.3とID.4、間接水冷方式
    • 16.1.12 TESLA社 Model-S85kWh
    • 16.1.13 Audie-TRON EVの間接液体冷却方式 (2)
  • 16.2 日本の電池生産統計 (経済産業省ほか)
    • 16.2.1 リチウムイオン電池、輸出・輸入 (財務省の貿易統計)
    • 16.2.2 リチウムイオン電池、輸出・輸入 (財務省、貿易統計)
    • 16.2.3 経済産業省、機械統計 (時系列)
    • 16.2.4 経済産業省、機械統計 (製品統計表)
    • 16.2.5 日本電池工業会BAJ
    • 16.2.6 コロナ禍の中での電池生産・販売
    • 16.2.7 国内生産 (車載用) 動向 (1) 、機械統計 miti
    • 16.2.8 国内生産 (車載用) 動向 (2) 、機械統計 miti
    • 16.2.9 国内生産 (車載、非車載) 動向、機械統計 miti
    • 16.2.10 国内生産 (総合) 、BAJデータ (~2019)
  • 16.3 リチウムイオン電池の製造工程と原材料
    • 16.3.1 リチウムイオン電池の製造全工程
    • 16.3.2 電池の原料、部材と工程のステップ
    • 16.3.3 リチウムイオン電池生産の分業
    • 16.3.4 電池製造設備と工程費 (大型セルの製造)
    • 16.3.5 極板の塗工パターン (正負、両面)
    • 16.3.6 負極電極板の塗工後の検査
    • 16.3.7 電極板の塗工欠陥
    • 16.3.8 電極板 (負極) の内部欠陥、検出方法
    • 16.3.9 電極板塗工の速度と目付量モデル
      • 脱炭素と電動自動車の諸課題 (資料編)
第17章 脱炭素とカーボンニュートラル
  • 17.1 カーボンニュートラル、その定義は
  • 17.2 CxHy+O2=CO2+H2O+エネルギー
  • 17.3 COP26のGHG削減目標
  • 17.4 (引用) 自動車の脱炭素
  • 17.5 (引用) トヨタのカーボンニュートラル (1)
  • 17.6 (引用) トヨタのカーボンニュートラル (2)
  • 17.7 (引用) トヨタのカーボンニュートラル (3)
  • 17.8 トヨタの HEV販売実績とEV相当台数
  • 17.9 充電電力の CO2負荷換算、HVとEV台数比較
  • 17.10 gCO2/km (WLTC) 、化石燃料+充電電力 (2019)
  • 17.11 gCO2/km (WLTC) 、化石燃料+充電電力 (2030)
第18章 高速道路におけるEVの走行
  • 18.1 EVの高速走行特性モデル (1) DC電力消費率
  • 18.2 EVの高速走行特性モデル (2) 走行可能距離
  • 18.3 EVの WLTC電費、仮想モデル
第19章 EV発火事故とリコールの状況
  • 19.1 最近のEV、PHV等の発火事故一覧
  • 19.2 VW社のEV、ID.3の発火事故 (オランダ)
  • 19.3 最近のEVなどの発火事故 (Web写真)
  • 19.4 地下駐車場における TESLA車の発火事故
  • 19.5 EV電池の発火、何が燃えているか (1)
  • 19.6 EV電池の発火、何が燃えているか (1)
  • 19.7 発生ガスの種類と分類、リチウムイオン電池
  • 19.8 電解液漏れ検出による危害防止
  • 19.9 EV電池システムの安全性確認
第20章 EVの急速充電と充電インフラ
  • 20.1 EVの航続距離と走行効率km/kWh
  • 20.2 EVなどの航続距離データ (上) 試算 (下)
  • 20.3 EVの累積台数モデル (国内スキーム#1)
  • 20.4 試算のスキーム (#1) 、日本の電動化計画
  • 20.5 EV、PHVの充電所要時間2017年〜2018年
  • 20.6 EVの急速充電、給電kWと充電kWh
  • 20.7 所要時間 min 充電/給油/水素充填 (1 棒グラフ)
  • 20.8 所要時間 min 充電/給油/水素充填 (2 対数散布図)
  • 20.9 EV急速充電システム、CCS,CHAdeMO ほか
  • 20.10 急速充電の充電速度 (Cレート) と電流
  • 20.11 給油と充電、インフラ整備費の試算 (1)
  • 20.12 給油と充電、インフラ整備費の試算 (2)
  • 20.13 EVの普通充電 (自宅車庫12.5時間)
  • 20.14 EVの急速充電方式
  • 20.15 EV急速充電システム、CCS,CHAdeMOほか
  • 20.16 EVの充電コネクター、CHAdeMO とSAE
  • 20.17 速充電器の特性例 (CHAdeMO)
  • 20.18 EVの充電インフラと課題
  • 20.19 大駐車場 (東京) に充電インフラは可能か
  • 20.20 EV用非接触充電システム、WCS (1)
  • 20.21 EV用非接触充電システム、WCS (2)
  • 20.22 EV用非接触充電システム、WCS (3)
第21章 安全性試験規格とリスク&ハザード
  • 21.1 安全性試験の想定とセル設計
  • 21.2 リチウムイオンの安全性と材料・設計・運用
  • 21.3 自動車用リチウムイオン電池の安全性確保
  • 21.4 EVなど大型電池の試験規格
  • 21.5 グローバルな安全基準 UNECE R100
  • 21.6 UNECE 安全性試験項目の概要
  • 21.7 ISO 12405-1、-2、-3 電動車輌の電池試験項目
  • 21.8 ISO 12405-3 (2014) 電動車輌の電池試験項目
  • 21.9 滞留・蓄積したガスの引火・爆発の可能性
  • 21.10 電解液漏れ検出による危害防止のステップ
第22章 ライフサイクルCO2による評価
  • 22.1 自動車のLC GHG比較 (1) 、IEA+α
  • 22.2 自動車のLC GHG比較 (2) 、IEA+α
  • 22.3 (引用jama) 自動車のライフサイクル CO2
  • 22.4 EV、PHVとHV、相対的なコスト比較
  • まとめと展望
第23章 全固体リチウムイオン電池によるEV
  • 23.1 液系電解液 (質) から全固体電解質
  • 23.2 固体電解質と比較物質の特性 (追加2020)
  • 23.3 電解質のイオン伝導度 (デバイス値)
  • 23.4 NEDOの全固体電池ロードマップ
  • 23.5 トヨタ自動車 株式会社 の全固体電池への取り組み2017年〜2018年
  • 23.6 自動車用全固体電池、開発情報~2021/1Q
  • 23.7 自動車用全固体電池、開発情報 (2) 発売時期一覧
  • 23.8 熱制御型PHV/HV全固体電池システム
  • 23.9 ダイムラー車の電池配置と冷却方法 (検討段階)
  • 23.10 電解質のイオン伝導度 (理化学値)
  • 23.11 電解質のイオン伝導度 (デバイス値) 、LLZ固体電解質
  • 23.12 固体電解質の温度と電池の機能モデル
  • 23.13 EV用リチウムイオン電池、シナリオ#1
  • 23.14 EV用リチウムイオン電池、シナリオ#2
  • 23.15 EV用リチウムイオン電池、シナリオ#3
  • 23.16 パラダイム・シフト 電解液系から固体電解質へ
第24章 脱炭素、ローカルとグローバル
  • 24.1 (1.1.8 再掲) 欧州6ヶ国の (EV+PHV)
  • 24.2 ASEAN+インドのガソリン車 (2) 2019
  • 24.3 (引用) 我が国の部門別CO2排出量、電事連
  • 24.4 (引用) 各国の系統電力のCO2負荷、電事連
  • 24.5 各国の系統電力のCO2負荷 (引用2)
  • 24.6 各国のCO2排出事情、2015OECD
第25章 日本の選択は
  • 25.1 (引用) 自工会の記者会見、2021/9/9
  • 25.2 (引用) 脱炭素とガソリン車、日本の実績
  • 25.3 日本が生きてゆくには
  • 25.4 自動車の脱炭素…日本のシナリオは
  • 25.5 主要国の四輪車輸出台数
  • 25.6 日本と各国のエネルギー資源輸入額
  • 25.7 日本は、PHV&FCVを世界に、EVは?
  • 25.8 トヨタ自動車の発表、EV350万台2030
  • 参考資料一覧
  • 謝辞

執筆者

菅原 秀一

泉化研株式会社

代表

出版社

お支払い方法、返品の可否は、必ず注文前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本出版物に関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(出版社への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

体裁・ページ数

A4判 並製本 378ページ

ISBNコード

978-4-910581-15-6

発行年月

2022年1月

販売元

tech-seminar.jp

価格

90,000円 (税別) / 99,000円 (税込)

案内割引について

シーエムシーリサーチからの案内をご希望の方は、割引特典を受けられます。

  • Eメール案内を希望する方 :
    • 冊子版: 81,000円(税別) / 89,100円(10%税込)
    • 冊子版 + PDF版 (CD) セット: 90,000円(税別) / 99,000円(10%税込)
  • Eメール案内を希望しない方 :
    • 冊子版: 90,000円(税別) / 99,000円(10%税込)
    • 冊子版 + PDF版 (CD) セット: 100,000円(税別) / 110,000円(10%税込)

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/9 燃料電池、水素・アンモニアエネルギーの最新動向と今後日本企業がとるべき事業戦略 オンライン
2025/1/10 導電性カーボンブラックの特性、選定、分散技術 オンライン
2025/1/15 電気化学反応と電極反応のメカニズム、電気化学測定法および電極・溶液界面の解析技術 オンライン
2025/1/21 固体酸化物形セルを用いた水素製造・利用技術の基礎と最新動向 オンライン
2025/1/21 全固体リチウム二次電池の最新動向と今後の展望 オンライン
2025/1/22 有機分子を活物質とするリチウムイオン電池とレドックスフロー電池 オンライン
2025/1/22 導電性カーボンブラック導電材の分散性向上技術と電池特性の向上 オンライン
2025/1/23 リチウムイオン電池の高性能化、安全性確保のための最新技術動向と業界動向・市場展望 オンライン
2025/1/24 リン酸鉄 (LFP) 系リチウムイオン電池の開発動向と電極特性 オンライン
2025/1/27 リチウムイオン電池のリサイクル、リユースの技術や関連法規制の動向と課題 オンライン
2025/1/30 e-Axle向け部品・材料の開発動向と適用事例 オンライン
2025/1/30 LIBの劣化メカニズムと評価法およびLIBリユース産業の動向 オンライン
2025/1/31 EV用リチウムイオン電池のリユース・リサイクル技術の動向と課題、今後の展望 オンライン
2025/1/31 EVなどリチウムイオン電池のリユース & リサイクル オンライン
2025/2/4 リチウムイオン電池の性能・安全性評価手法 オンライン
2025/2/4 全固体リチウム二次電池の最新動向と今後の展望 オンライン
2025/2/5 LIBの劣化メカニズムと評価法およびLIBリユース産業の動向 オンライン
2025/2/6 廃リチウムイオン二次電池からの電極分離・精製とその再生 オンライン
2025/2/7 リチウムイオン電池のリサイクル、リユースの技術や関連法規制の動向と課題 オンライン
2025/2/12 EV用リチウムイオン電池のリユース・リサイクル技術の動向と課題、今後の展望 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/6/24 EV用リチウムイオン電池のリユース&リサイクル
2024/6/19 半導体・磁性体・電池の固/固界面制御と接合・積層技術
2023/11/30 EV用電池の安全性向上、高容量化と劣化抑制技術
2023/11/29 リチウムイオン電池の拡大、材料とプロセスの変遷 2023 [書籍 + PDF版]
2023/11/29 リチウムイオン電池の拡大、材料とプロセスの変遷 2023
2023/11/15 EV用モータの資源対策
2023/11/14 x/zEV用電池の拡大 (目標、現状とグローバルな態勢)
2023/11/14 x/zEV用電池の拡大 (目標、現状とグローバルな態勢) [書籍 + PDF版]
2023/7/6 x/zEVへの転換2023 (各国の現状、目標と課題) [書籍 + PDF版]
2023/7/6 x/zEVへの転換2023 (各国の現状、目標と課題)
2023/6/14 車載用リチウムイオン電池リサイクル : 技術・ビジネス・法制度
2023/6/9 2023年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2023/5/19 世界の充電インフラ 最新業界レポート
2023/4/6 電池の回収・リユース・リサイクルの動向およびそのための評価・診断・認証
2023/3/10 2023年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2023/2/28 リチウムイオン電池の長期安定利用に向けたマネジメント技術
2022/10/17 リチウムイオン電池の拡大と正極材のコスト & サプライ (書籍 + PDF版)
2022/10/17 リチウムイオン電池の拡大と正極材のコスト & サプライ
2022/9/16 2022年版 蓄電池・蓄電部品市場の実態と将来展望
2022/9/14 リチウムイオン電池の製造プロセス & コスト総合技術2022 (進歩編)