技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

入門 インピーダンス測定法とリチウムイオン電池への応用

入門 インピーダンス測定法とリチウムイオン電池への応用

~電極反応を正しく理解するために~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、インピーダンス測定を十分に理解できるように、電池化学の基礎から説明を始め、インピーダンス解析の基礎事項、数学的な取り扱い、実験上の注意点などについて解説いたします。

開催日

  • 2024年5月17日(金) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • 電気化学に関連する技術者、研究者
    • 燃料電池
    • リチウムイオン電池
    • 腐食
    • センサー など

修得知識

  • 電気化学測定の基礎
  • インピーダンス解析の基礎
  • インピーダンス測定の注意点

プログラム

 インピーダンス測定は電池・センサ・腐食など電気化学が関わる界面における電子移動、イオン移動の解析の重要なツールになっています。これらがわかるか、わからないかで、電極反応の理解が大きく違ってきます。インピーダンス測定は非常に難しく、多くの人たちが挫折する、あるいはわかったようにしているが、実は良く分からない状態になっていることが、よく聞かれます。
 本セミナーでは、そのような人たちにインピーダンス測定を十分に理解できるように、電気化学の基礎から説明を始め、インピーダンス解析の基礎事項、数学的な取り扱い、きちんと守らなければいけない実験上の注意点などについて詳しく説明します。

  1. 電気化学測定の基礎
    1. 電気化学測定における電極電位
    2. 電極電位と電極反応速度
    3. 電極反応における電子移動律速と物質移動律速
    4. 電気二重層とバックグラウンド電流
    5. 測定装置
      • ポテンシオスタット
      • セル
      • 電極
  2. 電気化学インピーダンス法の基礎
    1. 電気化学インピーダンス法とは?
    2. 電気化学反応と電気化学インピーダンスの関係
    3. 測定装置
      • ポテンシオスタット
      • FRA
    4. 回路素子
      • 抵抗
      • コンデンサ
      • コイル
    5. 電気化学インピーダンススペクトルの解釈
    6. 抵抗、コンデンサ、コイルのインピーダンススペクトル
    7. インピーダンスの合成
    8. CPEを含む等価回路
    9. 拡散のインピーダンス
    10. 電気化学反応の等価回路の考え方
    11. データと等価回路のフィッティングの行い方
  3. リチウムイオン二次電池への応用
    1. リチウムイオン二次電池へ解析における注意点
    2. リチウムイオン二次電池の典型的なスペクトルの紹介と解釈の説明
    3. 最近のインピーダンス測定を用いた研究事例

講師

  • 松本 太
    神奈川大学 工学部 物質生命化学科
    教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,000円 (税別) / 51,700円 (税込)
1口
: 60,000円 (税別) / 66,000円 (税込) (3名まで受講可)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/7 アニオン交換膜 (AEM) 型水電解技術の研究動向と今後の展望 オンライン
2024/11/11 リチウムイオン電池の火災事例から学ぶ発火リスクと安全対策 オンライン
2024/11/15 全固体電池、その各部材の研究開発動向と将来展望 オンライン
2024/11/25 全固体電池における技術・研究開発の現状と今後の動向 オンライン
2024/11/26 リチウムイオン電池のリサイクル・リユース技術と市場の動向 オンライン
2024/11/26 欧州のサーキュラーエコノミー政策と自動車産業 オンライン
2024/11/27 リチウムイオン電池の電極構成、特性と新型電池の材料技術、今後の展開 オンライン
2024/11/28 リチウムイオン電池のBMS設計と高精度残量推定手法・劣化予測手法 オンライン
2024/12/4 リチウムイオン電池のBMS設計と高精度残量推定手法・劣化予測手法 オンライン
2024/12/4 リチウムイオン電池の電極構成、特性と新型電池の材料技術、今後の展開 オンライン
2024/12/5 燃料電池、水素、アンモニアの最新動向と今後のビジネスチャンス オンライン
2024/12/6 全固体電池における技術・研究開発の現状と今後の動向 オンライン
2024/12/10 リチウムイオン電池のウェットプロセスとドライプロセス オンライン
2024/12/11 導電性カーボンブラックの配合・分散技術と電池特性への影響 オンライン
2024/12/13 リチウムイオン電池セパレータのコーティングによる機能付与 オンライン
2024/12/18 導電性カーボンブラックの配合・分散技術と電池特性への影響 オンライン
2024/12/19 全固体電池および固体電解質の研究動向と今後の課題・展望 オンライン
2024/12/20 バッテリマネジメントとバッテリパック設計の要点 オンライン
2024/12/23 固体酸化物形燃料電池の材料技術、セル作製と可逆動作セルの開発 オンライン
2024/12/23 有機電解合成入門 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/6/24 EV用リチウムイオン電池のリユース&リサイクル
2024/6/19 半導体・磁性体・電池の固/固界面制御と接合・積層技術
2023/11/30 EV用電池の安全性向上、高容量化と劣化抑制技術
2023/11/29 リチウムイオン電池の拡大、材料とプロセスの変遷 2023 [書籍 + PDF版]
2023/11/29 リチウムイオン電池の拡大、材料とプロセスの変遷 2023
2023/6/14 車載用リチウムイオン電池リサイクル : 技術・ビジネス・法制度
2023/6/9 2023年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2023/4/6 電池の回収・リユース・リサイクルの動向およびそのための評価・診断・認証
2023/3/10 2023年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2023/2/28 リチウムイオン電池の長期安定利用に向けたマネジメント技術
2022/10/17 リチウムイオン電池の拡大と正極材のコスト & サプライ
2022/10/17 リチウムイオン電池の拡大と正極材のコスト & サプライ (書籍 + PDF版)
2022/9/16 2022年版 蓄電池・蓄電部品市場の実態と将来展望
2022/9/14 リチウムイオン電池の製造プロセス & コスト総合技術2022 (進歩編)
2022/9/8 リチウムイオン電池の製造プロセス & コスト総合技術2022 (基礎編 + 進歩編)
2022/9/8 リチウムイオン電池の製造プロセス & コスト総合技術2022 (基礎編)
2022/8/19 2022年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2022/6/30 二次電池の材料に関する最新技術開発
2022/6/13 LiBメーカー主要7社 (CD-ROM版)
2022/6/13 LiBメーカー主要7社