技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

成形加工を理解するための高分子レオロジー入門

成形加工を理解するための高分子レオロジー入門

大阪府 開催 会場 開催

概要

本セミナーは、レオロジーの中で粘弾性について、成形加工の現象について基礎から解説し、レオロジーを通して考え、応用していただくことを目的としています。

開催日

  • 2019年3月6日(水) 12時30分16時30分

受講対象者

  • プラスチック成形加工に関する業務に携わっている方
  • これからプラスチック成形加工に関する業務を行う方
  • レオロジーを基礎から学びたい、復習したい方

修得知識

  • レオロジーの基礎
  • レオロジーデータの読み方
  • 高分子材料の成形加工性とレオロジー特性の関係
  • レオロジー測定と工業的なMFRの異同

プログラム

 流して形にするプラスチック成形加工法は多岐にわたり、さまざまな成形法ごとにクリアすべき課題は異なります。レオロジーに関係した成形不良に対しては、成形法ごとに効いてくるレオロジー特性を理解することが課題解決の鍵となります。
 本講座ではレオロジーの中で粘弾性について、データや数式の先にあるイメージを感じ取っていただき、成形加工の現象について、レオロジーを通して考え応用していただくことを目的としています。

  1. ざっくりレオロジー
    1. 粘弾性
      • 内部構造のある物質の流れ
    2. 応力緩和
      • 内部構造があると応答には時間がかかる
    3. デボラ数とワイセンベルグ数
      • 流れは固体的か流体的か
  2. 粘弾性の基礎
    • レオメータ測定結果を読む
    1. 力ではなく応力、変位ではなく歪み
    2. 粘弾性とは、変形の記憶と忘却の時間スケールの問題
    3. 小さな歪みへの応答
      • 線形粘弾性とボルツマンの重ね合わせの原理
    4. どのように変形させるか
      • 剪断
      • 伸長
      • 体積変化
      • 平面性
    5. 大変形
      • 非線型レオロジー
      • 線形ではないということ
    6. 小さな歪み
      • 動的粘弾性、 緩和時間分布、応力緩和との関係
    7. 粘弾性の周波数依存性と温度依存性
  3. 成形加工とレオロジー
    • 非線型レオロジー、線形レオロジーからの推論
    1. 流れを駆動する2つの仕方
      • 圧力駆動
      • 剪断駆動
    2. 非線型レオロジーは歪み速度に依存する
    3. 分子量と粘度
    4. 流れやすさは MFR で測れる?
    5. 弾性と伸長
      • 伸長流動レオロジー
  4. レオロジーを知って成形加工を行う
    1. 流れの分類
      • 剪断変形と伸長変形
    2. 延伸と配向
    3. 均一性と歪み硬化
    4. シャークスキンとメルトフラクチャー

会場

ドーンセンター

4F 中会議室2

大阪府 大阪市 中央区大手前1丁目3-49
ドーンセンターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 23,139円(税別) / 24,990円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 43,750円(税別) / 47,250円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 69,417円(税別) / 74,970円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 92,556円(税別) / 99,960円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 138,833円(税別) / 149,940円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/7/17 レオロジー入門講座 オンライン
2025/7/17 UV硬化樹脂の基礎とトラブル対策 オンライン
2025/7/17 ポリウレタンの基礎とアミン触媒の構造および開発動向 オンライン
2025/7/18 レオロジー入門講座 オンライン
2025/7/18 塗料入門 オンライン
2025/7/18 UV硬化樹脂の基礎とトラブル対策 オンライン
2025/7/22 粘着剤・粘着テープの剥離メカニズムと動的挙動、応力分布の解析 オンライン
2025/7/22 高分子の接着の基礎と接着性改善に向けた界面の構造評価・表面処理の応用 オンライン
2025/7/23 プラスチックの加飾技術の最新動向と今後の展望 オンライン
2025/7/23 高分子材料における難燃化技術と難燃性評価、難燃剤の配合設計・規制動向と実際技術 オンライン
2025/7/23 高分子における残留応力/内部応力の発生メカニズムと低減化 オンライン
2025/7/24 欧州プラスチック産業の最新動向 東京都 会場・オンライン
2025/7/24 架橋ポリオレフィンのマテリアルリサイクル技術の最先端 オンライン
2025/7/25 高分子材料の分析・物性試験における注意点とそのポイント オンライン
2025/7/25 熱可塑性エラストマーの基礎 オンライン
2025/7/25 高分子の難燃化技術の体系と最近の動向 オンライン
2025/7/25 熱分析の基礎、測定と正しいデータ解釈 オンライン
2025/7/25 押出機による混練技術の基礎と応用 オンライン
2025/7/28 プラスチック成形品の残留応力の発生機構 & 解放機構の予測法 オンライン
2025/7/28 押出機による混練技術の基礎と応用 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/31 ポリウレタンの材料設計、環境負荷低減と応用事例
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例