技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

実験・測定に必要な統計・データ解析と実践的活用法

実験・測定に必要な統計・データ解析と実践的活用法

東京都 開催 会場 開催 PC実習付き

概要

本セミナーでは、実験、測定のポイントや統計的な観点に基づくデータの解析・解釈方法について解説いたします。

開催日

  • 2019年2月19日(火) 10時00分 17時00分

受講対象者

  • 製造業での実験や測定にこれから携わる方
  • 実験や測定にすでに携わっているが、実験方法やデータ解析に自信のもてない方

修得知識

  • 平均、分散、標準偏差などの値の信頼性と標本サイズとの関係
  • 母平均の推定、母平均の差の推定などの原理
  • Excel関数を利用して、母平均の推定、母平均の差の推定を実行できる
  • 解析結果を正しく解釈できる

プログラム

 製造業では研究、開発、量産、出荷後対応の各工程で理工学実験や統計解析を行う必要があります。しかし、解析の基本原理を理解していないために解析手法や適用対象を誤ったり、正しい結果が得られているのにその解釈・結論を誤ってしまうような例も少なくありません。
 本講義では、統計的推定・検定の基本的な手法について、Microsoft Excel (2010以降) の関数を利用して自力で解析・解釈できるようになることを目標とします。
 各種手法の原理的な考え方はほぼ共通なので、講義では、最も基本的な母平均の推定、母平均の差の推定に絞り、基礎知識を準備したうえで丁寧に解説します。そのほかの手法については、独習できる詳しい解説資料とExcelサンプルファイル (Excel 2010以降でのみ動作) を配布します。

  1. 真値、測定結果、誤差
    1. 真値、測定結果、誤差
    2. 誤差は永久にわからない
    3. 真値も永久にわからない
  2. 全数検査と抜取検査
    1. 母集団と標本の違い
    2. 知りたいことと実際にわかることの違い
    3. 全数検査でも測定結果は標本として考える
  3. 分布とはなにか?
    1. いろいろな分布
    2. 正規分布の特徴
    3. 相対度数、確率、確率密度、累積確率の違い
    4. 累積確率のグラフの読みかた
    5. ばらつきとかたよりの違い
    6. 平均、分散、標準偏差の意味
    7. 分散、標準偏差の式に登場するn – 1の意味
    8. いつもn – 1で割るとは限らない
  4. 標本サイズと信頼性
    1. 生データの分布と平均という量の分布の違い
    2. 測定を繰り返せばばらつきは減るか?
    3. 分散の式で、n – 1で割ることの効果
    4. 平均をとれば、どんな分布も正規分布に近づく
  5. 統計的推定・検定の原理
    1. 推定・検定とは?
    2. どの解析手法を選択すればよいか?
    3. 母平均の推定 (母分散既知/未知の場合) : 平均の値はどのくらいか?
    4. 両側信頼区間と片側信頼区間
    5. 信頼区間の意味
    6. 信頼率が高いと、得るものが少ない
    7. 母平均既知の場合と未知の場合で何が変わるか?
    8. 母平均の差の推定 (母分散既知/未知の場合) : 試料間の差はどのくらいか?
    9. 無意味な有意差
    10. 測定を繰り返せば何でも有意差になる
      以下、解説資料のみ
    11. 母分散の推定: ばらつきはどのくらいか?
    12. 母分散の比の推定: 工程変更によるばらつきの変化はどのくらいか?
    13. 正規分布に従わない場合に母平均・母分散を推定するとどうなるか?
    14. 母平均の検定 (母分散既知の場合) : 製品は不良品として出荷停止にすべきか?
    15. 第1種の誤り (生産者危険) と第2種の誤り (消費者危険)
    16. 母平均の推定における標本サイズの決めかた
    17. 実験の3原則 (実験の反復、局所管理、無作為化)
    18. 各種推定・検定手順のまとめ
  6. 演習

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 第2研修室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

持参品

  • 四則演算 (+ – ×÷) 、平方根 (√) の計算のできる電卓、スマートフォン等

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 23,139円(税別) / 24,990円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 43,750円(税別) / 47,250円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 69,417円(税別) / 74,970円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 92,556円(税別) / 99,960円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 138,833円(税別) / 149,940円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/4/23 化粧品品質安定性確保と評価の進め方・トラブル対応 オンライン
2025/4/23 QbDに基づく医薬品開発の考え方と安定性試験結果の統計解析の手法 オンライン
2025/4/23 官能評価の基礎と評価用アンケート作成と解析のポイント オンライン
2025/4/24 品質とトラブル時のコストを考慮した「開発時の安全係数」と「量産時の検査基準」の決め方 オンライン
2025/4/24 非臨床試験における統計的側面からみた試験委受託時の留意点と報告書レビュー オンライン
2025/4/25 Excel業務の改善術入門 オンライン
2025/4/25 統計学の基礎から学ぶ実験計画法 (2日間) オンライン
2025/4/25 ヒトにおける薬物動態予測 (2) in vitroデータとPBPKモデルからの予測 オンライン
2025/4/28 非臨床試験における統計解析入門 オンライン
2025/4/29 データ分析と統計解析の基礎、実務への活用 オンライン
2025/4/29 官能評価の基礎と評価用アンケート作成と解析のポイント オンライン
2025/4/30 未知の異常も検知する人工知能MTシステム (MT法) 基礎と応用入門 オンライン
2025/5/7 ChatGPTによる実験計画法 オンライン
2025/5/7 分析法バリデーション 入門講座 オンライン
2025/5/7 生成AIを活用したデータ分析の基礎とポイント オンライン
2025/5/8 図解と演習で学ぶ実験計画法入門 オンライン
2025/5/12 Excel業務の改善術入門 オンライン
2025/5/12 実験計画法・ベイズ最適化を用いた効率的な実験デザイン オンライン
2025/5/12 QbDに基づく医薬品開発の考え方と安定性試験結果の統計解析の手法 オンライン
2025/5/13 実験・測定に必要な統計の基礎とデータ解析のポイント オンライン