DMOADs (Disease Modifying OA Drugs) の開発に関する私たちの最新知見 (未発表データ) と創薬の可能性
質疑応答
第2部. 変形性関節症でプライマリ – エンドポイントを満たすための基礎試験及び臨床試験
(2018年12月12日 13:00〜15:30)
変形性関節症 (OA) 治療薬としてsymptomatic OA drugsに加え、原因治療を目指しdisease modifying OA drugsも活発に創薬研究が行われている。有効性に加え、特に治験期間の長い後者の創薬においてはドロップアウト軽減のため、有効性の鍵となるバイオマーカー探索は最重要課題である。前臨床試験としてヒトの病態をより反映した動物モデルでの薬効評価は重要であり、今後の創薬過程においてもface、constructおよびpredictive妥当性を土台として踏襲されることには変わりない。しかし、臨床試験での成功確率を上げるため、新たな動物モデルや薬効評価法を取り入れ、プライマリーエンドポイントを満たすための努力も必要である。
本講習会はヒトへの有効性の橋渡しを念頭にこれまでの基礎及び臨床試験成績を解析ならびに本年9月の第17回国際疼痛学会情報を含めた内容とし、創薬研究躍進の一助となれば幸いです。
変形性膝関節症の病態および疼痛関連分子
病態の発症機構
疼痛関連分子
変形性膝関節症治療薬の現状
国内外治療ガイドライン
現在の治療薬の分類や有効性ならびに副作用
変形性膝関節症の混合痛の成因及び治療への取り組み
変形性膝関節症の病態モデル動物及び薬効薬理試験評価法
現状の動物モデルや評価法
動物モデル間によるスクリーニングカスケード
Face, construct, predictive妥当性から動物モデル選択の現状
新規動物モデルや評価法の再構築 ~ 臨床への橋渡し
変形性膝関節症の臨床試験
臨床における有効性の指標 (symptomatic vs. disease modifying OA drugs)