技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高せん断成形加工法の基礎と新規材料創出への応用

高せん断成形加工法の基礎と新規材料創出への応用

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、高剪断加工技術の基礎から解説し、非相溶性ポリマーブレンドのナノ混合化と相溶化、各種フィラーのポリマーへのナノ分散化、構造制御の実際について詳解いたします。

開催日

  • 2018年11月26日(月) 10時30分16時30分

修得知識

  • 高剪断加工技術の基礎
  • 高剪断成形加工法による非相溶性ポリマーブレンドのナノ混合化と相溶化
  • 高剪断成形加工法による各種フィラーのポリマーへのナノ分散化
  • 構造制御の実際

プログラム

 世界に先駆けて開発した高剪断成形加工技術を用いることにより、従来不可能だった非相溶性ポリマーブレンドのナノ混合化、さらにはカーボンナノチューブに代表されるようなナノフィラーのポリマー中へのナノ分散化が可能となり、多様な新規ナノコンポジット材料が創出できるようになりました。
 本講演では、この技術を用いて作製した先端材料としてガラス代替透明プラスチック材料、金属代替高強度軽量化素材、ウエアラブル端末用デバイスやセンサー向けの伸縮自在電極材料、レアメタル代替材料、エコマテリアルなどについて広く紹介致します。

  1. 高剪断成形加工法の開発
    1. 研究の背景
      1. なぜ、高分子をブレンドするのか?
      2. 実際に異種高分子をブレンドすると?
      3. 従来技術の問題点と限界
    2. 高剪断成形加工法
      1. 高剪断成形加工装置の特徴と原理
      2. 高剪断成形加工により何が実現するのか?
  2. 高剪断成形加工法による非相溶性ポリマーブレンドのナノ混合化と相溶化
    1. PVDF/PA11ブレンド系のナノ混合化と“相溶化“の検証
    2. ナノ構造形成により向上した物性
    3. PC/PMMA透明ブレンドの実現
  3. 高剪断成形加工法による各種フィラーのポリマーへのナノ分散化
    1. ナノ分散化の要因
      1. フィラーの凝集力と粒子径との関係
      2. 剪断流動場の効果 (ポリマー/フィラー系)
    2. ポリマー/フィラー系ナノコンポジットの創製とフィラーの分散性
      1. 熱可塑性エラストマー/CNT系の分散と物性
      2. ポリマー/CNT系の分散と物性
      3. ポリマー/TiO2系の分散と物性
      4. ゴム/POSS系の分散と物性
      5. CFRP系の改質
  4. 三元系 (高分子ブレンド/フィラー) ナノコンポジットの創製:階層的構造制御
    1. フィラー添加による高分子ブレンド系のモルフォロジー制御
    2. “共連続構造”の構築
    3. “ダブルパーコレーション構造”の構築
  5. 高剪断流動場と動的反応場との統合技術
    1. エコマテリアル (PE/PLLAブレンド) の創製およびその構造と物性
    2. バイオマス由来ポリマーブレンドの創製
  6. 高剪断成形加工法のまとめと今後の展開
    1. 高剪断成形加工法のまとめ
    2. 残された課題
    3. 完全連続式高剪断加工機の開発
    • 質疑応答

会場

新宿区立 新宿文化センター

4F 第1会議室

東京都 新宿区新宿 6-14-1
新宿区立 新宿文化センターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 23,139円(税別) / 24,990円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 43,750円(税別) / 47,250円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 69,417円(税別) / 74,970円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 92,556円(税別) / 99,960円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 138,833円(税別) / 149,940円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/10/20 基礎から学ぶ「人工皮革・合成皮革」入門セミナー オンライン
2025/10/20 ポリウレタンの基礎知識と応用技術および高機能化 オンライン
2025/10/20 高分子・樹脂材料のための画像解析入門 オンライン
2025/10/21 高分子結晶化のメカニズムとその解析 オンライン
2025/10/21 高屈折率ポリマーの分子設計、合成手法と屈折率の測定方法 オンライン
2025/10/21 無機ナノフィラーのポリマーへの分散・複合化技術 オンライン
2025/10/21 基礎から学ぶ「人工皮革・合成皮革」入門セミナー オンライン
2025/10/22 自動車用防振ゴムの劣化メカニズムと耐久性試験・寿命予測 オンライン
2025/10/22 パウダー化粧品の処方設計のポイントと粉体物性の機器評価方法 オンライン
2025/10/22 バッチ晶析操作の基礎とスケールアップおよび晶析事例 オンライン
2025/10/23 絶縁破壊・劣化の基礎、測定・劣化診断と高分子絶縁材料の高機能化 オンライン
2025/10/23 ラジカル重合の基礎と分子量・立体構造の制御、最新の重合手法 オンライン
2025/10/23 射出成形技術の基礎と不良対策 オンライン
2025/10/24 ナノ粒子・微粒子の分散・凝集の基礎と理論、評価手法および応用・実用への適用 オンライン
2025/10/24 自動車用防振ゴムの劣化メカニズムと耐久性試験・寿命予測 オンライン
2025/10/24 イソシアネートの反応機構と構造、硬化物性の制御 オンライン
2025/10/24 射出成形技術の基礎と不良対策 オンライン
2025/10/27 ゴム・プラスチック材料の破損、破壊原因とその解析法 東京都 会場
2025/10/27 高分子複合材料の強度と耐衝撃性 オンライン
2025/10/28 シランカップリング剤の反応、処理層、表面被覆状態、効果の解析 オンライン

関連する出版物

発行年月
2025/7/14 粉体混合技術〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2025/7/14 粉体混合技術〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/11/29 ファインケミカル、医薬品の連続生産プロセス
2024/8/30 塗工液の調製、安定化とコーティング技術
2024/7/31 ポリウレタンの材料設計、環境負荷低減と応用事例
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/8/31 分散剤の選定法と効果的な使用法
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート