技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ペプチド医薬品の合成・製造技術とスケールアップ

ペプチド医薬品の合成・製造技術とスケールアップ

~原薬の化学合成 / マイクロ波による製造 / マイクロフロー合成~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2018年10月23日(火) 10時00分17時00分

プログラム

第1部. ペプチド原薬の化学合成技術とスケールアップ

(2018年10月23日 10:00〜12:00)

 ペプチド医薬品の開発は古くから行われてきており既に多数の医薬品が上市されております。最近では特殊アミノ酸や化学修飾を行ったペプチドでの新規ペプチド医薬品の開発が盛んにおこなわれており、ペプチド合成の注目度が高まっております。 しかしながら、ペプチド原薬の製造は液相法、固相法、リコンビナント法などの様々な製造方法が用いられており、それぞれの手法において想定される不純物や製造管理が異なっています。また、低分子医薬品のようにガイドラインが十分に整備されていると言えない状況であるため、製造方法の検討において低分子医薬品とは異なる観点での製造方法の開発も必要であると考えられます。 本講演ではペプチド原薬製造方法の検討について化学合成に焦点を当てて紹介し、スケールアップや工程分析などの課題とその対応について解説させて頂きます。

  1. ペプチドとは
  2. ペプチド合成方法
    1. 液相合成
    2. 固相合成
    3. Molecular Hiving (疎水性タグを用いた合成)
  3. ペプチド分析方法
  4. ペプチド精製方法
  5. ペプチド合成のスケールアップ時の留意点
  6. トピックス
    • 質疑応答

第2部. マイクロ波によるペプチド製造技術と化学プラント展開

(2018年10月23日 12:45〜14:45)

 第3のエネルギー伝達方法MTT (マイクロ波伝送技術) により化学プラントのデザインを革新させる。 1980年代からマイクロ波の化学プロセスへの優位性が謳われ続けてきたが、2016年現在、未だ産業化されていない。著者グループは、ベンチャーを興し、研究開発から、実証、事業化までを一気通貫で行うことにより、マイクロ波プロセスの産業化を目指しているので、紹介する。

  1. マイクロ波事業化への歩み
  2. 会社紹介
  3. プラットフォーム技術
    1. 反応系構築
    2. ハイブリッド触媒
    3. 反応器デザイン
    4. 制御システム
  4. 知財戦略
  5. マイクロ波応用事例
    • 質疑応答

第3部. フローマイクロリアクターによるペプチド合成

(2018年10月23日 15:00〜17:00)

 ペプチドは抗体医薬品と低分子医薬品の双方の長所をもつと考えられていることから、脚光を浴びており、その低コスト生産法の開発が強く求められている。一方、旧来のペプチド合成は高価な縮合剤を過剰量用い、夾雑物の分離に労力を要する点が問題となっている。本セミナーでは演者が開発してきた、微小な流路を反応場とするマイクロフロー合成法により厳密な反応時間・温度制御を実現し、ペプチドを高効率的に合成する手法について紹介する予定である。

  1. ペプチド医薬品の現状
    1. 承認医薬品数
    2. 対象疾患
    3. 構成アミノ酸数
    4. 生産方法
    5. アミド化の問題点
  2. バッチ合成法の限界とマイクロフロー合成法の利点
    1. 混合速度
    2. 温度制御
    3. 光反応
    4. 危険な化合物を扱う反応
  3. 第一世代マイクロフローアミド結合形成法の開発
  4. 第一世代マイクロフローアミド結合形成法を駆使するフェグリマイシンの全合成
  5. 環状ペプチドの合成法開発
  6. 第二世代マイクロフローアミド結合形成法の開発
    • 質疑応答

講師

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 64,800円 (税込)
複数名
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 55,000円(税別) / 59,400円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 118,800円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 178,200円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2026/1/21 医薬品の品質保証 (QA) / 品質管理 (QC) における具体的対応手法 オンライン
2026/1/22 医薬品の品質保証 (QA) / 品質管理 (QC) における具体的対応手法 オンライン
2026/1/23 GMP工場「設計/施工」「維持管理/保守点検」コース 2026 (2日間) オンライン
2026/1/23 分析法バリデーションの進め方と分析試験計画の策定 オンライン
2026/1/23 GMP工場(増築・新規構築)における 設計/施工時の注意点とUSRの具体的記載例 オンライン
2026/1/26 医薬品ライセンス契約の重要ポイントとその対応策 オンライン
2026/1/27 変更管理・逸脱管理の抑えどころ 東京都 オンライン
2026/1/27 マルチパーパス設備での洗浄評価基準・運用の基礎 オンライン
2026/1/28 GMP工場における 設備・機器の維持管理(保守点検)/ 設備バリデーションの実際と査察指摘事例 オンライン
2026/1/29 臨床試験・治験におけるQuality by Designによる逸脱防止とその対処法、有効かつ速やかなIssue Managementの方法 オンライン
2026/1/30 データインテグリティ (DI) におけるデータ/記録の不適切な保管管理への対策と手順書へのDI要件の落とし込み・作成・記載レベル オンライン
2026/1/30 希少疾病用医薬品等に関する国内規制、欧米制度との比較及び最新の規制動向 オンライン
2026/2/6 GMP工場「設計/施工」「維持管理/保守点検」コース 2026 (2日間) オンライン
2026/2/6 分析法バリデーションの進め方と分析試験計画の策定 オンライン
2026/2/6 GMP工場(増築・新規構築)における 設計/施工時の注意点とUSRの具体的記載例 オンライン
2026/2/10 マルチパーパス設備での洗浄評価基準・運用の基礎 オンライン
2026/2/12 GMP工場における 設備・機器の維持管理(保守点検)/ 設備バリデーションの実際と査察指摘事例 オンライン
2026/2/13 臨床試験・治験におけるQuality by Designによる逸脱防止とその対処法、有効かつ速やかなIssue Managementの方法 オンライン
2026/2/18 CSV手順の最適化 (省力化・効率化・改善) へのヒント オンライン
2026/2/27 マイクロ波加熱の基礎と工学応用 オンライン

関連する出版物

発行年月
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -
2017/9/29 疾患・病態検査・診断法の開発
2017/8/31 きのこの生理機能と応用開発の展望
2017/6/21 体外診断用医薬品開発ノウハウ
2017/5/15 マイクロ波加熱の基礎と産業応用
2017/4/25 非GLP試験での効率的な信頼性基準適用と品質過剰の見直し
2014/11/27 3極対応リスクマネジメントプラン策定とEU-GVPが求める記載事項/国内との相違点
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/7/30 高薬理活性医薬品・封じ込めQ&A集
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書
2013/11/5 電子レンジ 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)