技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

懸濁重合法によるポリマー粒子・ハイブリッド型微粒子の合成とプロセス最適化ノウハウ

懸濁重合法によるポリマー粒子・ハイブリッド型微粒子の合成とプロセス最適化ノウハウ

~界面活性剤による安定化、撹拌最適化・スケールアップの基礎、各種複合粒子調整例~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、粒子合成を懸濁重合で行う際のノウハウを詳解いたします。
最適化手法から、膜乳化・マイクロチャネル・インクジェットによる特殊な調整法、マイクロカプセルやハイブリッド型・複合微粒子の調整といった応用まで、幅広く網羅的に解説いたします。

開催日

  • 2018年9月27日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 懸濁重合法による各種複合微粒子の調製に関連する方
  • 懸濁重合で課題を抱えている方

修得知識

  • 懸濁重合法の基礎 (反応系・反応装置・分散安定剤種と安定化機構)
  • 粒径制御法とスケールアップの基本的な考え方
  • 懸濁重合法による複合微粒子の調製例

プログラム

 懸濁重合法は、数ミクロンから数千ミクロンの粒径のポリマー粒子を合成する重合法で、基礎的な操作法は確立されている。しかしながら、各種複合微粒子を懸濁重合法により調製しようとする試みは多くの分野で活発になされている。複合微粒子の応用分野により最適な操作条件はことなることになるが、反応装置・撹拌条件・粒径制御・スケールアップなどに関しては、共通した最適条件が多々ある。
 したがって、本講では、粒径制御、撹拌槽型反応器の最適化、撹拌条件の最適化、スケールアップの考え方、分散安定剤の安定化効果等に関する基礎的事項を詳細に説明するとともに、懸濁重合法による各種複合微粒子・ハイブリッド微粒子・マイクロカプセルの調製例を紹介する。

  1. 懸濁重合法の基礎
    1. 懸濁重合反応系の分類
      1. パウダー懸濁重合の反応系
      2. ビーズ懸濁重合の反応系
      3. マス懸濁重合の反応系
    2. 懸濁重合の反応機構 反応機構と反応速度式 (ビニル系モノマーを例として)
    3. 懸濁安定剤種と安定化機構
      1. 高分子安定剤種と安定化機構
      2. 界面活性剤種と安定化機構
      3. 固体粉末種と安定化機構
  2. 粒径制御の考え方
    1. 撹拌操作による液液分散系調製の場合
    2. 特殊な装置による分散系調製の場合
      • 膜乳化
      • マイクロチャネル
      • インクジェット
    3. 液滴の分散挙動に基づく制御の場合
    4. 反応装置の形状による制御の場合
    5. 粒径と操作条件との相関式
  3. スケールアップの考え方
    1. 基本的な撹拌槽型反応装置と最適化
    2. 撹拌操作による分散系調製時のスケールアップの考え方
    3. 特殊な装置による分散系調製時のスケールアップの考え方
      • 膜乳化
      • マイクロチャネル等
  4. 複合微粒子 (マイクロカプセル・ハイブリッド型微粒子) の調製
    1. 懸濁重合法による複合微粒子調製の考え方
      • マイクロカプセル
      • ハイブリッド型微粒子
    2. 逆相懸濁重合法による銀ナノ粒子被覆型ポリマー粒子の調製
    3. 懸濁重合法による相変化物質 (PCM) 含有マイクロカプセルの調製
    4. 懸濁重合法による水含有ポリマー粒子の調製と発泡体粒子調製への応用
    5. ピッカリングエマルションを利用したハイブリッド型微粒子の調製
    6. 懸濁重合法によるマイクロカプセル型トナーの調製
    7. 懸濁重合法による多孔性ポリマー粒子の調製
    8. その他
    • 質疑応答・名刺交換

講師

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4F 第1特別講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/6/12 光重合開始剤の種類、選び方、使い方 オンライン
2024/6/12 FT-IRを用いた樹脂の劣化解析と寿命予測への活用可能性 オンライン
2024/6/13 撹拌操作の最適化および装置の選定・設計、スケールアップ・留意点 東京都 会場・オンライン
2024/6/13 二酸化炭素 (CO2) 、二硫化炭素 (CS2) を原料とする高分子材料の合成技術と応用 オンライン
2024/6/14 乳化重合・懸濁重合の重合反応の制御と機能性微粒子の合成 オンライン
2024/6/14 溶解度パラメータ (3D, 4DSP値) の基礎と活用技術 オンライン
2024/6/14 高分子の粘弾性挙動と時間-温度換算則の活用事例 オンライン
2024/6/14 ファインケミカル製造における単位操作、スケールアップの基本と実践 オンライン
2024/6/14 サステナブルパッケージ・循環型ポリマー利用に向けたシール技術動向と対策 オンライン
2024/6/14 基礎から学ぶ「人工皮革・合成皮革」入門セミナー オンライン
2024/6/14 溶融紡糸の基礎と工業生産技術及び生産管理の実践 オンライン
2024/6/17 バイオリアクターの設計基礎とスケールアップ計算方法 オンライン
2024/6/17 ブリードアウト・ブルームの基礎と制御方法 オンライン
2024/6/17 配位重合の基礎と応用事例 オンライン
2024/6/17 プラスチック・ゴムの劣化メカニズムと劣化評価法および高耐久性設計 オンライン
2024/6/17 分子動力学 (MD) 法の基本原理・具体的な技法から高分子材料開発への応用 オンライン
2024/6/18 高分子絶縁材料の劣化メカニズムと部分放電計測ならびに寿命評価 オンライン
2024/6/19 粘弾性測定を用いた材料物性評価 オンライン
2024/6/20 高分子結晶化の基礎と制御および分析技術 オンライン
2024/6/20 架橋剤を使うための総合知識 オンライン