技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ICH Q1Eに準拠した安定性試験結果の統計解析による有効期間の推定方法

ICH Q1Eに準拠した安定性試験結果の統計解析による有効期間の推定方法

東京都 開催 会場 開催 デモ付き

開催日

  • 2018年9月25日(火) 10時30分 16時30分

修得知識

  • ICH Q1E ガイドラインの概要
  • 共分散分析法
  • 有効期間の推定方法
  • フリーの統計ソフト R の使い方
  • Excel の Visual Basic のプログラミング

プログラム

 日本製薬工業協会作成の解説書「新有効成分含有医薬品の安定性試験データの評価」の第4,5章の解析方法に従った解析ツールの作成方法について解説します。複雑な計算が必要な部分では,フリーの統計ソフトRを用いることにより,簡単に結果を出すことができます。また,解析ツール作成に必要となるExcelのVisual Basicのプログラミングについても解説します。

  1. 前置き
  2. 基礎知識
    1. ICHQ1E ガイドライン
      1. ICH の目的
      2. 日本のガイドライン
      3. 安定性試験条件
      4. ジェネリック企業の対応
      5. 基準ロット
      6. 直線回帰により有効期間を推定する
      7. 明確な品質の変化
      8. 経時的変化をほとんど示さない場合
      9. 外挿できる期間
      10. 95%信頼限界は,片側か両側か
      11. ほとんど分解物が生成しない場合
      12. 繰返し試験
    2. 日本製薬工業協会発行の「新有効成分含有医薬品の安定性試験データの評価」
      1. 解説書の構成
      2. 解説書発行の目的
      3. 解説書に記載された範囲
      4. 各種安定性試験ガイドライン
      5. ロットの選択
      6. 測定時期
      7. 全数試験
      8. ブラケッティング法
      9. マトリキシング法
      10. 申請資料の作成
      11. 母数モデルと変量モデル
      12. 一括評価に関する検定の問題
  3. 本題
    1. ICHQ1E ガイドライン
      1. 背景
      2. 解説すべき課題
      3. 「単一ロット」での有効期間の推定
      4. ガイドラインにおける有効期間設定の主なルール
      5. 有効期間設定の流れ
    2. 解析方法
      1. 1 因子から 3 因子の有効期間の推定
      2. 解析の流れ
      3. 共分散分析
      4. フリーソフト「R」による重回帰分析
      5. R の分散分析表から Q1E の分散分析表を作成する
      6. F 検定
      7. フルモデルの下での分散分析表
      8. 一括評価に関する検定後の分散分析表
      9. 最減数モデルの回帰分析
      10. 有効期間
      11. グラフの作成
      12. レポート様式 (例)
    3. 解析ツールのデモ
      1. データサイズ,規格を入力する
      2. 安定性データを入力する
      3. 計算開始
      4. data 表を作成する
      5. R で重回帰分析を実行する
      6. anova シートを作成する
      7. フルモデルの下での分散分析表を確認する
      8. 一括評価に関する検定後の分散分析表を作成する
      9. 有効期間を求める
      10. グラフを作成する
      11. 最減数モデルの回帰分析
    4. VBA プログラムの作成方法
      1. 変数定義
      2. 入力データのチェック
      3. 配列変数の再定義
      4. 前のデータの消去
      5. データを変数に入れる
      6. セル⇒変数,変数⇒セル
      7. For/Next を用いた繰返しをマスターする
      8. ダミー変数の作成方法
      9. 統計量の計算 (中央部)
      10. csv ファイルを作成する
      11. 統計値の計算 (右側)
      12. Model シートの作成
    5. 1因子 (ロット) の全 VBA
  4. Appendix
    1. 計算式
      1. 誤差自由度の求め方
      2. 添え字の求め方
      3. 1因子 (ロット)
      4. 2因子 (包装・ロット)
      5. 2因子 (含量・ロット)
      6. 3因子 (包装・含量・ロット)
    2. 平方和の Type について
    3. 交互作用について
    4. 統計ソフト R について
    5. Excel の VBA プログラミングの基礎
    • 質疑応答・名刺交換

講師

会場

東京流通センター

2F 第3会議室

東京都 大田区 平和島6-1-1
東京流通センターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

関連する出版物

発行年月
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/6/30 生産プロセスにおけるIoT、ローカル5Gの活用
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/8/31 医療機器の設計開発における統計的手法とそのサンプルサイズ設定
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ