技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

粉体における付着・凝集・流動の原理と評価法

粉体における付着・凝集・流動の原理と評価法

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2018年9月20日(木) 10時30分 16時30分

プログラム

 粉の技術は古来より人類が生活し生きていくために必須とされ、現代の工業・産業でもその必要性は大きいものの「粉は魔物」と言われて怖がられてきた。しかし、最近はいろいろな産業を支える基盤技術として、人々の望みを可能にする「かわいい魔女」に変わりつつある。今は粉を嫌がっている場合ではないと言える。
 粉体の操作、すなわち粉砕、分級、輸送、貯蔵など、気相中で粒子を扱う乾式操作では、粒子が装置の壁面に付着し、あるいは粒子どうしが凝集して操作が難しくなるなどの問題がよく起こる。また、いろいろな粉体操作によって粒子が帯電することも非常に多く、いろいろな生産障害や災害の原因になっている。ここでは、粉体機器・プロセスの開発や操作で起きる問題に対処するための基礎として、粉体における付着・凝集・流動の原理・原因とその評価の方法を、間違われやすい静電気帯電の問題を含めて基礎から解説する。粉体分野における設計や営業においても必須の情報として役立つはずである。

  1. 粉体と粒子
    1. 粉の技術
    2. 粉は魔物?
    3. 粉体工学の体系
    4. 先端技術と粉体工学
  2. 粒子の付着・凝集
    1. 付着の原理
    2. ファン・デア・ワールス力
    3. 静電気力
      1. 静電付着の原因とクーロン力
      2. 電気影像力
      3. 接触帯電付着力
    4. 液架橋力
    5. 付着力を下げる方法
  3. 粒子の帯電と静電気
    1. 応用分野と概要
    2. 接触・衝突による帯電
      1. なぜ帯電するのか
      2. どのくらい帯電するのか
      3. 粉体の帯電
      4. 粉体操作による帯電プロセス
    3. 帯電量の測定
  4. 粉体の流動性
    1. なぜ粉体は流動するのか
    2. 粉体のいろいろな流動
      1. 粉体はどの方向に移動するのか
      2. 粉体になぜ力が伝わらないのか
    3. 粉の流動性
      1. 流動性を決める粒子物性
      2. 操作条件による流動性の変化
    4. 粉体流動性測定法の変遷

会場

江東区文化センター

3F 第2研修室

東京都 江東区 東陽四丁目11-3
江東区文化センターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 23,139円(税別) / 24,990円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 43,750円(税別) / 47,250円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 69,417円(税別) / 74,970円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 92,556円(税別) / 99,960円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 138,833円(税別) / 149,940円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/4/15 ナノフィラーの高分散・充填化技術の基礎と機能性ナノコンポジットの開発動向 オンライン
2025/4/15 高品質化に向けた乳化・分散・溶解・攪拌技術の基礎および化粧品・皮膚外用剤への応用 オンライン
2025/4/16 粒子の分散安定化メカニズムと湿潤・分散剤の実務活用 オンライン
2025/4/17 スプレードライ (噴霧乾燥) の基本原理、運転管理と実用総合知識 オンライン
2025/4/18 粉粒体へのコーティング・表面改質の勘どころ オンライン
2025/4/21 微粒子の付着力・凝集力・摩擦力測定解析法とその応用 オンライン
2025/4/21 電池バインダーの設計、技術動向と電極製造技術 オンライン
2025/4/21 カーボンナノチューブの分散・成膜および応用展開 オンライン
2025/4/21 塗布膜形成・乾燥のメカニズムとその制御 オンライン
2025/4/22 粉体・微粒子における帯電・付着力とコントロールおよびその評価 オンライン
2025/4/22 タンパク質の凝集体分析と安定化戦略 オンライン
2025/4/23 ナノ粒子・微粒子の分散凝集の基礎と分散安定性の評価 オンライン
2025/4/23 微粒子・ナノ粒子の作製・表面修飾・分散と応用 オンライン
2025/4/30 微粒子の付着力・凝集力・摩擦力測定解析法とその応用 オンライン
2025/4/30 ナノ粒子・微粒子の分散凝集の基礎と分散安定性の評価 オンライン
2025/4/30 粉体・微粒子における帯電・付着力とコントロールおよびその評価 オンライン
2025/4/30 塗布膜形成・乾燥のメカニズムとその制御 オンライン
2025/5/2 カーボンナノチューブの分散・成膜および応用展開 オンライン
2025/5/7 スプレードライ (噴霧乾燥) の基本原理、運転管理と実用総合知識 オンライン
2025/5/9 窒化ホウ素の分散、配向制御と高熱伝導材料の開発 オンライン