技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医薬品製造工場におけるヒューマンエラー「ミス、混同/汚染」防止対策の実践事例とノウハウ

医薬品製造工場におけるヒューマンエラー「ミス、混同/汚染」防止対策の実践事例とノウハウ

~長年の経験からミス、混同/汚染防止対策の実践ノウハウを教えます~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、医薬品製造工場におけるヒューマンエラー防止について基礎から解説いたします。
ミス再発防止対策に必要な「ミス分類表 (ミス24例) 」など製造 (ラボ) 現場の「リスクマネジメント」に役立つ教材を配布いたします。
初心者、監督者、教育係、逸脱管理、監査員等の逸脱調査対策教育にも役立つ内容となっております。

開催日

  • 2018年8月24日(金) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 「ミス対策の継続的改善」の実践資料と管理ノウハウ
  • 「ミスは本人の不注意、再教育で対策完了」は勘違い対策
  • 「ヒューマンファクター3大要因」の理解
  • 「不正のトライアングル」の実例教材と対策事例
  • 「正確さの上にしか真の発展はない」三現主義の教材
  • ミス対策は「トータルパッケージで体系化 (PDCA) 」の手法
  • ミス原因調査「アラ捜し」⇒「エラー (ズレ) 探しの手法
  • 「評価のミスジャッジ対策」の手法
  • ミス対策の環境設定「行動の道順 (Route64) 」の64事例
  • 「異常違反の黙認」の温床「しょうがないストッパー」対応の知恵
  • 「患者をリスクに曝す」⇒製造所での「患者さんリスクベスト10」
  • ヒューマンエラーのミス分類「ミス24例」分類表
  • 「ミス分類」による「担当ラインの弱点認識」ツール
  • 「ミス対策の継続的改善」で承継された「混同/汚染の対策事例」とノウハウと留意点
  • 「混同/汚染の怖さ」について、重大事故体験談も合わせたリアル教材
  • 「混同/汚染の侵入経路」の「常道4ルート」の急ぎ遮断の手法
  • 混同/汚染防止で「何が足りないのか?」混同防止管理6項目ツール
  • 「工程表示・状態表示」の定義と手順書見本例
  • 継続改善が必要な「重要管理項目」5MとGMPトレーニング手法
  • ラインの「混同/汚染」リスク評価シート事例
  • 現場巡視の留意点と「落とし穴」経験情報

プログラム

 「ミス対策」で「ミス損出10万円/年以下」を宣言し、これを達成、さらに継続的改善で、この目標値を7年半継続。GMP認可要件幕開け時代の「少量多品種の医薬品製造所」 (26ライン、約200人) での「ミス対策と混同/汚染防止」の「実践ノウハウ」の紹介。
 不祥事で報じられる「異常・違反の黙認」と「三現主義の欠如」に対して「だから、どうするの?」の「温故知新」。グローバル化により「日本の物造り」で失ったものへの「気づき」にも繋がればと想い「事故・労災多発工場からの脱出チャレンジ」10年史を纏めました。
 ミス原因調査では、問い詰め型の「なぜ・なぜ問答」を止め、「何処が、何が」の本人参加型の「乖離箇所のズレ探し」。ミス再発防止対策に必要な「ミス分類表 (ミス24例) 」など、直ぐに製造 (ラボ) 現場の「リスクマネジメント」に役立つ教材です。初心者、監督者、教育係、逸脱管理、監査員等の「逸脱調査対策」教育にも役立つものと確信致します。

  1. 第1講「ヒューマンエラー対策事例」 (ミス損失10万/年以下達成)
    • 始まりは「苦情、事故、労災」多発生、これらの「ミス」を引き起こす全ての要因の「ヒューマンファクター」 (1) システム的 (2) 産業心理学的 (3) 人間工学的の3大要因に対して、弱点探しの小集団活動と、対策ツール「行動の道順 (Route64) 」で64例の事例紹介
      1. 始まりは「苦情、事故、労災」多発生
      2. 「ミス」を引き起こす全ての要因とは? (ヒューマンファクター)
      3. 「不正のトライアングル」もヒューマンエラー
      4. 「だから、どうするの」 (概念⇒実践)
      5. 目標設定と、ミス対策の「トータルパッケージ」
      6. 違いの判る!「異常・違反」の黙認対策 (ミス原因調査は問い詰め型「なぜ・なぜ」⇒「エラー (ズレ) 探し」
      7. ミス対策「行動の道順 (Route64) 」紹介
      8. ヒューマンエラー対策活動成果
  2. 第2講「ヒューマンエラー対策事例」 (ミス分類と再発防止)
    • 「リスクマネジメント」で「全てのリスク」の見直し?⇒現場での「患者さんリスク」とは何?再発防止対策のため「ミス分類表」など、省令化予定の「QRM」推進に役立つ教材です。
      1. 「患者さんリスク」とは、なに?
      2. 「ミス・ロス」対策とハザード事例
      3. 「ミス分類」と「ミス24例」分類表の紹介
      4. 「ミス24例」の対策事例紹介
      5. ミス分類から弱点を知る (元種要因分析と影響度ポイント評価事例)
      6. 最後に.【 Coaching の三種の説得手段】
  3. 第3講 教えていますか?「混同/汚染の怖さ」と実践的管理手法
    • 製薬会社として、決して起こしてはいけない「混同/汚染」、過去の失敗事例と「ミス対策の継続的改善」で継承された対策「Know – How」の紹介
      1. 教えていますか?混同/汚染の怖さを
        • 重篤被害例
        • 製造所での重大事例
        • 適合性調査での指摘事例
      2. 混同/交叉汚染の侵入経路を断て (急ぎ「常道4ルート」の遮断)
      3. 「重要管理項目」5Mと「プラス2」 (スナ・トリオ?)
      4. 「巡視A4シート」でライン評価
      5. 現場巡視の留意点 (落とし穴)
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 島田 明
    医薬品食品品質保証支援センター
    顧問

会場

芝エクセレントビル KCDホール
東京都 港区 浜松町二丁目1番13号 芝エクセレントビル
芝エクセレントビル KCDホールの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/10 医薬品の知的財産制度をふまえた特許戦略構築と知財デュー・デリジェンス/知財価値評価のポイント オンライン
2025/3/10 メディカル系分野 (体外診断薬・医療機器・再生医療) における情報収集戦略とAIを駆使した情報収集事例と分析 オンライン
2025/3/10 医薬品が患者に及ぼすリスクを軽減するための是正措置・予防措置 (CAPA) オンライン
2025/3/10 デジタルを基盤としたニューモダリティー医薬品/ヘルスケアの探索・初期評価と事業性検討 オンライン
2025/3/10 GMPにおける (製造・試験) 外部委託業者管理・監査の留意点とチェック項目 オンライン
2025/3/10 外観検査の自動化における画像認識の基礎と生成AI活用の課題と可能性 オンライン
2025/3/11 具体的なクリーンルームの管理手法と現場からみた異物混入対策 東京都 会場・オンライン
2025/3/11 実際に起こった不具合や解決方法、注意点で学ぶスケールアップ・ダウン検討および実験計画の進め方・データのとり方、操作の簡略化 オンライン
2025/3/11 核酸医薬品における非臨床安全性評価とCMC/品質評価・不純物管理 オンライン
2025/3/12 簡便化、抜け防止の観点をふまえたGMP SOP/製造指図記録書の形式・作成 (改訂) ・記入方法 オンライン
2025/3/12 抗体医薬品と核酸医薬品に関する特許調査手法および最適な特許戦略構築のポイント オンライン
2025/3/12 データインテグリティの重要性とGMP文書への落とし込み方 オンライン
2025/3/13 Excelスプレッドシートを運用した効率的なCSVとデータインテグリティ オンライン
2025/3/13 製造設備のバリデーション実施項目・各段階の様式例と適合性調査にむけた文書作成管理 オンライン
2025/3/13 CMC領域における資料作成とデータ・記録の運用管理の注意点 オンライン
2025/3/13 プラントのリスクアセスメント手法 (定性評価手法/定量評価手法) オンライン
2025/3/13 CMCレギュレーション・CTD/DMF作成入門コース オンライン
2025/3/13 日本特有の要求対応をふまえた海外導入品のCMC開発対応とCMC申請資料 (日本申請用) 作成 オンライン
2025/3/13 申請をふまえCMCレギュレーション対応とCTD作成入門講座 オンライン
2025/3/14 ザ・治験薬のGMP2025 東京都 会場・オンライン

関連する出版物

発行年月
2011/12/10 製薬大手5社 技術開発実態分析調査報告書
2011/11/7 eCTD申請 「-ここまで身近になったeCTD申請-」
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/6/29 3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)
2011/5/25 超入門 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション
2011/4/20 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応実践講座
2011/1/28 3極GMP/局方における無菌性保証と査察対応
2011/1/25 供給者監査実施のノウハウと注意点
2010/12/1 「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応準備の手引き
2010/11/29 FDA Part11査察再開と欧州ANNEX11要求対応
2010/11/25 EDC適合性調査と医療機関事前対応
2010/8/20 3極GMP査察対応シリーズ
2010/5/27 CMCレギュレーションとドラッグマスターファイル(DMF)作成入門