技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ゾル-ゲル法の基礎と活用技術

ゾル-ゲル法の基礎と活用技術

~原料・材料選択、合成プロセス、反応メカニズム・解析~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、ゾル-ゲル法の基礎から解説し、材料選択、最適な反応条件、加水分解・縮合反応、構造解析、機能材料への応用など、多彩な合成プロセスを持つゾル-ゲル法を実務に適した内容で解説いたします。

開催日

  • 2018年2月15日(木) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • ゾル-ゲル法に関連する技術者、研究者
    • 機能性セラミックス
    • 有機-無機ハイブリッド材料など

修得知識

  • ゾル-ゲル法の基礎知識
  • ゾル-ゲル法の活用法
  • ゾル-ゲル法をベースにし新規材料開発に活かせる知識と技術
    • 機能性セラミックス
    • 有機-無機ハイブリッド材料などの高機能材料

プログラム

 ゾル – ゲル法は、金属アルコキシドのような有機化合物から比較的温和な反応条件で無機酸化物を合成する材料合成法である。セラミックスの低温合成法として注目され発展してきたが、合成プロセスが多彩でバルク体、薄膜 (コーティング膜) 、ファイバー、粒子などいろいろな形態の製品をつくることができる。特に近年、有機 – 無機ハイブリッド材料の合成にこのゾル – ゲル法が使用されるに至って、光機能、電子機能、熱機能、力学機能、化学機能や生体機能を有する高機能材料が盛んに開発され、光学・エレクトロニクス、塗料・コーティング、環境、エネルギーやバイオ・医療分野へ応用されている。
 ここでは、材料選択、加水分解・縮合反応 (ゾル – ゲル反応) 、反応機構、構造解析および機能材料への応用などゾル – ゲル技術の基礎から応用までを、具体的事例をふまえて実務に適したかたちでやさしく解説する。

  1. ゾル – ゲル法の基礎
    1. 開発の歴史
    2. ゾル – ゲル反応とは
    3. ゾル – ゲル法の特徴 (長所と短所)
    4. ゾル – ゲル法の課題
    5. ゾル – ゲル材料の機能と応用
  2. ゾル – ゲル法の概要
    1. 金属アルコキシドの反応性
    2. 酸・塩基触媒下の反応速度
    3. 加水分解反応と重縮合反応 (pHの影響)
    4. 反応メカニズム
    5. アルキルシリケート (シランカップリング剤)
  3. ゾル – ゲル法の反応解析と構造解析
    1. ゾル – ゲル (加水分解) 反応の解析
    2. ゾル – ゲル (重縮合) 反応の解析
    3. ゲル (ネットワーク) 構造の解析
  4. ゾル – ゲル法による材料合成
    1. ガラスの合成
    2. ファインセラミックスの合成
    3. コーティング膜の作製
    4. 微粒子 ( (ナノ粒子) ) の調製
      1. シリカ粒子生成メカニズム
      2. シリカ粒子の合成と粒径制御
  5. ゾル – ゲル法の応用 (高機能材料の開発)
    1. 有機 – 無機ハイブリッド材料の設計
    2. 有機 – 無機ハイブリッド材料の調製法
    3. ハイブリッド化による界面・分散性の制御 – シランカップリング剤の活用
    4. 種々な有機 – 無機ハイブリッド材料の調製と特性
      1. 汎用 (熱可塑性) 樹脂
        • PMMA
        • PC
        • PLAなど
      2. 耐熱性・熱硬化性樹脂
        • PI
        • エポキシ樹脂など
    5. 有機 – 無機ハイブリッド材料の応用
      1. 樹脂、エラストマーの架橋
      2. 成型材料
      3. 塗料・コーティング剤
      4. 気体分離膜
        • 無機膜
        • 複合膜
    6. ナノポーラスシリカの合成
      1. 分子鋳型 (テンプレート) 法
      2. コア – シェル法
      3. 応用
        • 触媒
        • 吸着材
        • 断熱フィルムなど
  6. 参考図書
    • 質疑応答

講師

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4F 第2特別講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,040円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 21,600円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 20,000円(税別) / 21,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,000円(税別) / 41,040円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 43,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/25 5G高度化とDXを支える半導体実装用低誘電特性樹脂・基板材料の開発と技術動向 オンライン
2024/4/25 プラスチックフィルムの表面処理・改質技術と接着性の改善評価方法 オンライン
2024/4/25 レオロジー測定・データ解釈の勘どころ オンライン
2024/4/25 押出成形のDX化と活用技術 オンライン
2024/4/25 結晶性高分子における力学物性と高次構造の関係 オンライン
2024/4/25 破壊工学の基礎と高分子材料での実践 オンライン
2024/4/25 高分子結晶化のメカニズムと評価法 オンライン
2024/4/26 ポリマーにおける相溶性・相分離メカニズムと目的の物性を得るための構造制御および測定・評価 オンライン
2024/4/26 ポリマーアロイの基本、構造・物性および新規ポリマーアロイの材料設計の必須 & 実践知識 オンライン
2024/4/26 高屈折率材料の基礎と技術応用超高屈折率材料への分子設計 オンライン
2024/4/26 押出機内の樹脂挙動および溶融混練の基礎と最適化 東京都 会場
2024/4/26 塗装・コーティング現場のゴミ・異物対策実践セミナー 東京都 会場
2024/4/26 バイオマスプラスチックの設計と低環境負荷、機能性の両立 オンライン
2024/4/26 セラミック粉体プロセスの基礎と高機能セラミックスの創製 オンライン
2024/4/26 共押出多層フィルムの成形技術、押出安定化とトラブル対策 オンライン
2024/4/30 ナノ触診原子間力顕微鏡 (AFM) による高分子材料の解析技術 オンライン
2024/5/1 エポキシ樹脂の基礎と硬化剤の選定、変性・配合改質および複合材料用途の動向 オンライン
2024/5/1 結晶性高分子における力学物性と高次構造の関係 オンライン
2024/5/1 静的・動的光散乱法を中心とした粒径計測の基礎と応用 オンライン
2024/5/2 樹脂材料のEV駆動モータ/パワーデバイスへの実装に向けた高電圧絶縁特性の基礎と評価法 オンライン