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セラミックス焼結の低温、省エネルギー化とプロセスの解析技術

セラミックス焼結の低温、省エネルギー化とプロセスの解析技術

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、セラミックスの製造について取り上げ、焼結、合成反応の低温化、セラミックス固化の省エネルギー化技術について詳解いたします。

開催日

  • 2025年5月15日(木) 10時30分 16時15分

受講対象者

  • セラミックスや金属、その他機能性材料を扱う研究者・技術者
  • 持続可能社会に向けたテーマを探している方
  • 電化プロセスを研究されている研究者

修得知識

  • マイクロ波加熱・電磁加熱の正しい考え方
  • マイクロ波加熱・電磁加熱プロセス設計法
  • 焼結などのプロセス実験に取り組む際の機械学習を活用した迅速な最適化手法と考え方
  • 低温迅速焼結と拡散の促進現象についての関連性
  • ミリ波加熱を利用した問題解決

プログラム

第1部 マイクロ波を利用したセラミックス焼結の省エネ化

(2025年5月15日 10:30〜12:00)

 持続可能社会に向けて、化学工業の火力電化は重要な手段の一つである。 マイクロ波加熱は電気炉、誘導、プラズマと同じく重要な新しい火力候補である。 本講演では、セラミクスを内部まで迅速に加熱できるマイクロ波加熱技術と、 これに伴う 化学反応・焼結反応について紹介する。

  1. マイクロ波加熱の魅力と特徴
  2. マイクロ波によるプロセス省エネルギー化の思想
  3. マイクロ波によるプロセス省エネルギー化の事例紹介
  4. マイクロ波による金属焼結技術
  5. マイクロ波によるセラミクス焼結技術
  6. マイクロ波効果と化学反応の低温化
    • 質疑応答

第2部 機械学習によるセラミックスの焼結プロセス解析と低温焼結技術開発

(2025年5月15日 13:00〜14:30)

 研究段階で、対象の材料やデバイスの特性向上を目指したプロセス最適化を、効率的に進めることが可能な、プロセスインフォマティクスの導入に事例について説明します。
 簡単なpythonコードを覚えるだけで誰でも実装できるプロセス最適化事例について説明します。また独自で開発した新しい低温セラミックス製造技術についても紹介します。

  1. 非晶質原料を用いた新しい低温セラミックス製造技術とその原理
  2. セラミックスの低温製造技術と産総研で開発した酸塩基化学焼結法 (ABCD法) の紹介
  3. 化学焼結で得られる特徴的な組織
  4. 機械学習の導入による新しいプロセスの迅速な最適化:プロセスインフォマティクス
  5. 機械学習によって得られる特徴量解析とプロセス改善
  6. ロボットを活用したハイスループット実験による材料探索とプロセス改善
  7. 電気化学セラミックスデバイスの製造パラメーター最適化事例
    • 質疑応答

第3部 ミリ波照射によるセラミックスの低温、迅速焼成と拡散促進

(2025年5月15日 14:45〜16:15)

 マイクロ波の内波長の短いミリ波を利用すると、ほとんどのセラミックスに自己発熱をもたらし、均質な焼結体が低温・短時間で得られることがわかってきました。これまで現象論として紹介されてきたセラミックスのミリ波焼結をミリ波照射下での拡散促進と結び付け、理論的裏付けを得ています。拡散促進と関係したデバイスの特性向上も紹介します。

  1. 24GHzミリ波照射装置 (2007年より岡山大学で稼働)
  2. 電磁波周波数帯 (ミリ波:30GHz〜300GHz (λ:1cm〜1mm) )
  3. ミリ波加熱と従来技術
  4. マイクロ波加熱 (ミリ波も含む) の特徴
  5. センチ波ではなくなぜミリ波?
  6. ミリ波加熱によるこれまでの研究
    1. 窒化アルミニウムの低温迅速焼結と特性
    2. 拡散促進
      1. 本当にミリ波照射で拡散が促進しているのか?
      2. ペロブスカイト型結晶構造系の拡散対での検証
    3. 拡散に関係した特性向上
      1. イオン伝導促進 (電位勾配下でのイオン輸送に対する促進効果)
      2. 酸化物イオン伝導: 20倍 (YSZ) 、30倍 (LSGM) の促進効果
      3. 高温電気化学デバイスの特性向上 → SOFC (50〜60%の発電効率向上)
      4. クリープ (高温塑性変形能力の向上) 誘電率、誘電損との関係
    • 質疑応答

講師

  • 樫村 京一郎
    中部大学 工学部 共通教育科
    准教授
  • 山口 祐貴
    国立研究開発法人 産業技術総合研究所 材料・化学領域 極限機能材料研究部門
    主任研究員
  • 岸本 昭
    岡山大学 学術研究院 環境生命自然科学学域
    教授

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
  • 5名様以降は、1名あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
    • 4名様でお申し込みの場合 : 4名で 200,000円(税別) / 220,000円(税込)
    • 5名様でお申し込みの場合 : 5名で 230,000円(税別) / 253,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
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  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
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