技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

バイオシミラーの開発戦略と承認申請の進め方

バイオシミラーの開発戦略と承認申請の進め方

~臨床医/薬剤師、双方の意見を落とし込んだ開発戦略と申請の留意点とは~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2017年12月4日(月) 10時00分 17時30分

プログラム

第1部. 薬剤師からみたバイオ医薬品・バイオ後続品に求める 安全性・有効性

(2017年12月4日 10:00〜11:00)

 バイオ後続品 (バイオシミラー) と後発 (ジェネリック) 医薬品との違いがわかりにくいという医療関係者が多い。その違いを明確に語ると共に、バイオ医薬品、バイオ後続品の医療での役割、期待、今後について紹介する。

  1. バイオ後続品・バイオシミラーとは
  2. バイオ後続品を必要とする背景
    1. 国・製薬企業・医療の現場・患者の立場から。
  3. バイオ後続品の現状 (日本) 今後登場予定のバイオシミラー
    1. 日本での現状 (バイオ後続品への認識など)
    2. 異業種の参入
    3. 今後登場予定のバイオ後続品 (バイオシミラー)
    4. 当院でのバイオ後続品への医師などの認識。
    5. 当院での医薬品採用のルールと状況。
    6. バイオ先行品のバイオ後続品への対応
    • 質疑応答

第2部. バイオシミラーの開発戦略と承認申請の進め方

(2017年12月4日 11:15〜12:45)

 本邦でのバイオシミラー (バイオ後続品とも呼ばれる) の定義とバイオシミラー開発にあたって必要となる品質、非臨床および臨床試験の種類と各試験成績を評価する上での留意点を、本邦でのバイオシミラー開発ガイドライン並びに医薬品医療機器総合機構との相談の利用を含めて解説する。

  1. バイオ後続品の定義と分類
  2. バイオ後続品ガイドライン解説
    1. バイオ後続品の品質・安全性・有効性確保のための指針
    2. バイオ後続品の品質・安全性・有効性確保のための指針に関する質疑応答)
    3. バイオ後続品に係る一般的名称及び販売名の取扱い
    4. 医薬品の承認申請
  3. 開発にあたっての留意事項
    1. 開発方針・申請データパッケージの構築
    2. 品質
    3. 非臨床
    4. 臨床
    5. 先発品特許期間と効能・効果
    6. 機構相談の活用
  4. 承認申請および発売にあたっての留意事項
    1. 一般的名称 (JAN) /販売名
    2. 市販後調査
    • 質疑応答

第3部. 臨床医からみたバイオシミラーに対する臨床での考え方

(2017年12月4日 13:30〜14:30)

 関節リウマチの病態、最近の治療について解説を行う。近年、疾患活動性の高い関節リウマチに用いられる生物学的製剤の特徴と実臨床での使い分けについて、また、バイオシミラーへの期待と実臨床での位置づけについて解説する。

  1. 関節リウマチにおける治療
  2. 生物学的製剤の実臨床での使い分け
    1. 疾患活動性が極めて高い場合の使用
    2. 高齢者における使用
  3. バイオシミラーとは
    1. ガイドラインからみたバイオシミラーの位置づけ
    2. 本邦におけるバイオシミラーの現状
    3. 関節リウマチにおけるバイオシミラーについて
    4. バイオシミラーに期待すること
    • 質疑応答

第4部. バイオシミラー投与における費用対効果

(2017年12月4日 14:45〜15:45)

  • コスト (費用) の扱い方
  • アウトカム (効果・効用・便益)
  • バイオシミラーにおける費用対効果の検討
  • 質疑応答

第5部. バイオシミラーにおける臨床的安全性の評価

(2017年12月4日 16:00〜17:30)

  • バイオシミラーに係わるガイドラインと最近の動き
  • バイオ後続品臨床的安全性の評価 など
  • 質疑応答

講師

  • 三輪 芳弘
    大阪大学医学部附属病院 薬剤部
    薬剤部長
  • 小池 敏
    CSLベーリング株式会社 開発本部
    薬事部長
  • 角田 慎一郎
    一般財団法人 住友病院 膠原病・リウマチ内科
    主任部長
  • 大西 佳恵
    クリエイティブ・スーティカル 株式会社
    日本代表
  • 荒戸 照世
    北海道大学 大学院 医学研究科 連携研究センター 評価科学分野

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 64,800円 (税込)
複数名
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 55,000円(税別) / 59,400円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 118,800円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 178,200円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/5/29 バイオ医薬品の不純物管理 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品における各種試験方法の適切な精度管理と分析法バリデーションの実施方法 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品のCTD (CMC) :妥当性の根拠とまとめ方 (2日間) オンライン
2025/5/29 環境モニタリングの測定時およびアラート・アクションレベル設定時の留意点 オンライン
2025/5/29 責任役員 (上級経営陣) にむけたGMP、GQP教育訓練と法令順守体制の整備 オンライン
2025/5/29 医薬品/医療機器等へのQMSの具体的な構築フロー オンライン
2025/5/29 製品品質照査の活用による製造工程、原料・資材及び製品規格の妥当性検証 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品 (CMC) マスターコース (全6コース) オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品における製法・試験法変更と担保すべき同等性/同質性評価 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品における規格及び試験方法の設定と安定性試験 (長期保存試験) による有効期間の設定 オンライン
2025/5/29 医薬品製造業者における原材料・供給者管理と外部委託の際の留意点 オンライン
2025/6/27 非無菌医薬品における微生物学的品質管理の必要レベルと微生物限度試験法実施事例 2024 オンライン
2025/6/27 QMS構築によるオーバークオリティ判断と治験効率化にむけた活用 オンライン
2025/6/27 バイオ医薬品の原薬製造における外来性感染性物質のクリアランスと安全性試験 オンライン
2025/7/31 医薬品中の元素不純物分析のデータ試験・管理及びPMDA等の対応ポイント オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -
2017/9/29 疾患・病態検査・診断法の開発