技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

インサート成形の基礎と実用化、技術動向

インサート成形の基礎と実用化、技術動向

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、インサート成形の基礎から、樹脂製品開発に不可欠な材料、設計、金型、成形の各要素技術の観点から事例を交えて解説いたします。

開催日

  • 2017年9月19日(火) 12時30分 16時30分

受講対象者

  • プラスチック射出成形製品の設計・開発担当者
  • プラスチック射出成形金型設計担当者
  • プラスチック射出成形生産技術者

修得知識

  • インサート成形の原理、種類、特徴
  • インサート成形品の設計、材料選定、金型設計・製作、成形時の留意点
  • 少量~中量生産用簡易金型における精密インサート成形適用時の留意点
  • インサート部品 (金属、ガラス (非強化、強化) ) と樹脂との接合構造
  • イメージセンサー、スマートフォン、タッチパネルなどへのインサート成形適用事例

プログラム

 プラスチック製品の高付加価値化のためにインサート成形が採用され、黄銅、ステンレスなどの異材質部品と樹脂の一体化により、部品点数削減、組立工数の低減、コストダウン、薄型化などに貢献してきた。
 しかし、製品の防塵・防水性確保、軽量化、品質安定化など顧客ニーズの更なる高度化に対応すべく、インサート部品と樹脂との接合面の強固な密着性を実現するインサート技術が開発され様々な製品に適用されつつある。また、情報化社会の急速な進展の下、スマートフォンなどの情報端末においては、高級感を創出するガラスを使用したインサート成形の開発・実用化も進んでいる。
 本講座では、インサート成形の基礎、インサート成形製品開発時において、実製品の事例を参考に、樹脂製品開発に不可欠な (1) 材料、 (2) 製品設計、 (3) 金型、 (4) 成形の各要素技術の観点から留意点を概説する。
 さらに技術動向として、複数の異種素材のインサート成形などについて、サンプル開発事例、タブレット端末への適用可能性について言及する。

  1. インサート成形とは?
    1. インサート成形の基礎
    2. アウトサート成形との相違
    3. インサート成形技術開発の背景、原理、留意点
  2. インサート成形製品開発について
    1. インサート成形の種類・適用製品例
      • ネジ
      • フィルム
      • リードフレーム (短冊)
      • フープ
      • ガラス
      • 金属プレート
    2. インサート成形品材料、設計、金型設計、成形、品質確認時の留意点
  3. インサート部品と樹脂との接合構造
    1. インサート部品と樹脂との接合方法
    2. 金属と樹脂との接合構造・強度
    3. 非強化ガラス・強化ガラスと樹脂との接合構造・強度
  4. ガラスインサート成形・製品化事例【イメージセンサー】
    1. 製品開発フロー、要求仕様
    2. 製品設計
      • インサート構造
      • 反り解析
      • 強度解析
    3. 成形材料、金型設計 (強度解析) ・製作
    4. 成形、品質保証
    5. 不良内容・対策
  5. 技術動向
    1. 曲面ガラス/樹脂のインサート成形
    2. ガラス/樹脂/金属のインサート成形
    3. スマートフォンのガラスインサート成形
    4. 狭額縁タッチパネルのインサート成形

会場

江東区文化センター

3F 第1研修室

東京都 江東区 東陽四丁目11-3
江東区文化センターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/8 プラスチック強度設計の基礎知識 オンライン
2024/4/9 エポキシ樹脂の分子構造・硬化性および耐熱性とその他の機能性付与技術 オンライン
2024/4/10 押出加工技術の基本技術とトラブル対策 オンライン
2024/4/12 プラスチックの難燃化技術 オンライン
2024/4/12 プラスチックの難燃化技術の基礎と技術動向 オンライン
2024/4/16 自動車のEV化とプラスチックの電磁波シールドめっき オンライン
2024/4/19 プラスチック光学素子の基礎、超高精度加工技術 オンライン
2024/4/22 プラスチック強度設計の基礎知識 オンライン
2024/4/24 プラスチック用添加剤の基礎と選び方・使い方のポイント、その注意点 オンライン
2024/4/24 高分子材料の粘弾性の基礎と応力/ひずみの発生メカニズムとその制御・評価技術 オンライン
2024/4/25 食品用器具及び容器包装のポジティブリスト制度について オンライン
2024/4/26 セルロースナノファイバーの技術動向と複合化・成形、使用への考え方・活かし方 オンライン
2024/4/26 プラスチック成形品の残留応力発生の要因と対策 オンライン
2024/5/10 高分子材料の粘弾性の基礎と応力/ひずみの発生メカニズムとその制御・評価技術 オンライン
2024/5/13 車載用プラスチックの基礎と最新動向 オンライン
2024/5/15 ヒートシールのくっつくメカニズムと不具合対策、品質評価 オンライン
2024/5/15 容器包装リサイクル制度とプラスチックリサイクルの現状と課題 オンライン
2024/5/16 二軸押出機による混練技術とプロセス最適化 オンライン
2024/5/16 高分子材料における添加剤の基礎知識と分析法、変色の特徴と分析技術 オンライン
2024/5/20 廃プラスチックの最新リサイクル技術の動向 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/9/1 プラ容器 vs 紙包装 vs パウチ包装市場の現状と展望 [書籍 + PDF版]
2023/9/1 プラ容器 vs 紙包装 vs パウチ包装市場の現状と展望
2022/12/31 容器包装材料の環境対応とリサイクル技術
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2020/1/17 最新プラスチック加飾技術の動向と今後の展望
2018/4/12 自動車用プラスチック部品の開発・採用の最新動向 2018
2018/3/19 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2018/3/18 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2017/7/31 機能性モノマーの選び方・使い方 事例集
2017/7/31 プラスチック成形品における残留ひずみの発生メカニズムおよび対策とアニール処理技術
2017/2/27 プラスチックの破損・破壊メカニズムと耐衝撃性向上技術
2016/2/20 自動車用プラスチック部品・材料の新展開 2016
2014/11/30 繊維強化プラスチック(FRP)〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2013/11/26 エンプラ市場の分析と用途開発動向 2013
2013/6/3 プラスチックのタフニングと強度設計
2012/10/30 植物由来プラスチックの高機能化とリサイクル技術 (新装版)