技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

車載ディスプレイの市場動向とHMIとしての要求特性

車載用途で求められる要素技術の動向、今後のディスプレイのあり方を探る

車載ディスプレイの市場動向とHMIとしての要求特性

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2017年9月11日(月) 10時00分 16時30分

プログラム

第1部 車載用ディスプレイ・タッチパネルの開発と市場動向

(2017年9月11日 10:00~11:30, 12:20〜14:50)

  1. 学会・展示会からみる車載ディスプレイの動向と今後の方向性
    1. 車載用と民生用の違い
    2. 車載用AMOLEDの動向
    3. 3D、曲面化対応
    4. 自動運転を支える・求められるディスプレイ技術
  2. 車載タッチパネルの開発動向と構成部材への要求機能
    1. 車載用タッチパネルの要求性能
    2. 車載用タッチパネルの実用化と開発動向
    3. 構成部材への要求性能
      1. 低反射化技術
      2. 虹むら (rainbow) 対策
      3. 光学貼り合わせ材料とプロセス
      4. モスアイフィルム
    4. フレキシブル化と構成部材への要求性能
  3. フレキシブルディスプレイと求められるマテリアル開発
    1. フレキシブルディスプレイ比較
    2. 薄膜トランジスタ (TFT) と基板材料の要求性能
    3. 透明電極材料、配線材料としての導電性インク、薄膜トランジスタの要求事例
    4. バリア膜、封止材料の要求事項、開発動向
    5. 視認性向上に求められる材料技術
    6. 現状のフレキシブルOLED製造法の課題
  4. まとめ
    • 質疑応答

第2部 人間中心の車載HMIのあり方、ユーザの視点からディスプレイに期待されること

(2017年9月11日 15:00〜16:30)

 近年、運転支援システムや自動運転システムの実用化が進みつつあり、様々な情報をドライバーは車内で利用することができるようになりました。運転の邪魔にならないようドライバーが情報を入手できるように、ヒューマンインタフェースの考え方がますます重要になってきています。一方、高齢社会が進展しており、このような新しいシステムを高齢ドライバーが利用する機会が多くなります。高齢ドライバーでも運転中に利用できるようにするためには、加齢による心身機能の変化を理解して、適切なヒューマンインタフェースが必要不可欠です。
 本セミナーでは、ヒューマンインタフェースの基礎として、人間の認知行動プロセスの考え方や情報提供マネジメントの考え方を解説すると共に、加齢による心身機能低下を考慮したヒューマンインタフェースの設計・評価方法について紹介します。

  1. ヒューマンインターフェースの考え方
    1. ヒューマンインタフェースとは
    2. 認知行動プロセスと求められるデザイン要素
  2. 自動車運転中の認知行動プロセス
    1. 認知情報処理の3階層モデル
    2. 運転行動の3階層構造
    3. 認知行動プロセスと運転支援システム
  3. 情報提供マネジメントの考え方
    1. 情報の優先度
    2. ドライバーのワークロード推定
    3. 車載ディスプレイのガイドライン
    4. 運転中にディスプレイを視認可能な許容回数とその考え方
  4. ヒューマンインタフェースの評価
    1. ドライバー注意状態による評価
    2. 事例:ヘッドアップディスプレイ情報の評価
  5. 高齢社会に向けたヒューマンインタフェースの必要性
    1. 高齢ドライバーの心身機能の特徴
    2. 高齢ドライバーの心身機能と運転行動との関連性
    3. 高齢ドライバー特性の評価方法
    • 質疑応答

講師

  • 鵜飼 育弘
    Ukai Display Device Institute
    代表
  • 佐藤 稔久
    国立研究開発法人 産業技術総合研究所 自動車ヒューマンファクター研究センター 行動モデリング研究チーム
    研究チーム長

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 54,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 59,400円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 108,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 162,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

関連する出版物

発行年月
2023/6/14 車載用リチウムイオン電池リサイクル : 技術・ビジネス・法制度
2022/12/31 機械学習・ディープラーニングによる "異常検知" 技術と活用事例集
2022/12/21 メタバースを支えるディスプレイおよび部材の動向
2022/6/30 自動運転車に向けた電子機器・部品の開発と制御技術
2022/4/6 Society 5.0 時代を切り開くデバイス・部材・製造装置
2021/8/30 ディスプレイデバイスの世代交代と産業への衝撃
2021/6/30 VR/AR技術における感覚の提示、拡張技術と最新応用事例
2021/4/30 次世代ディスプレイと非接触デバイス
2021/3/31 スマートウィンドウの進化と実用化
2020/10/29 最新ディスプレイ技術トレンド 2020
2020/10/21 AR/VR/MRマイクロディスプレイ世界の最新業界レポート
2020/7/29 フラットパネルディスプレイ (FPD) を支える高機能材料と製造装置
2019/10/30 最新ディスプレイ技術トレンド 2019 (ebook)
2019/1/31 センサフュージョン技術の開発と応用事例
2018/11/30 EV・HEV向け電子部品、電装品開発とその最新事例
2018/10/5 車載用デバイスと構成部材の最新技術動向
2018/10/5 コネクティッド社会へ向けたディスプレイおよび高信頼性化技術の最新動向
2018/7/12 スマートウィンドウの基礎と応用
2018/3/9 量子ドット・マイクロLEDディスプレイと関連材料の技術開発
2017/12/25 世界の有機ELディスプレイ産業動向