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遅れが生じた研究開発テーマの立て直し方、計画の見直し、Go/Stop判断

遅れが生じた研究開発テーマの立て直し方、計画の見直し、Go/Stop判断

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2017年8月30日(水) 10時00分 17時15分

プログラム

第1部. 遅れた研究開発テーマのGo/Stopの判断の仕方

(2017年8月30日 10:00〜11:30)

 研究開発テーマには、そのゴールイメージから、一般的に短・中・長期に分類されます。短期テーマは、対象が明確で成果の定量性が具体的なため、結果の評価が判り易いとの特徴があります。一方、そういった点が曖昧ながら、リターンの潜在的な魅力の大きさに期待したテーマを中・長期テーマと区分しています。そもそも、短・中・長期テーマは別物ですか?との問題定義から議論を深め、「何を持って遅延」と評価するかの議論が必要です。
 本講演会では、主に中・長期テーマを対象とした「遅れ」に関するマネージメントや対策の考え方について取り上げ、明るく爽やかで前向きな意識のもと大胆な方向転換・起動修正に関する当社の考え方や施策につき例示を含む話題・情報を提供します。

  1. 新規事業創出を狙ったテーマ展開に必要な要素
  2. 研究ステージごとに適性に応じたリーダーシップが変更できますか?
  3. 修正するべき軌道とは!ニーズとシーズの紐付け:『シーディング (当社造語) 』
  4. 真のオープンイノベーションの薦め:自社のシーズ展開の延長上だけでは無理です!
  5. テーマ管理ではなく、資源獲得と責任意識明確化のための『ステージゲート』運用
  6. 短・中・長期テーマの定義について:期間ではなく成果の大きさで分類しませんか!
  7. “遅れ”と“効率化”の物差しの定義について
  8. テーマのGO/STOP判断の仕組み:リスクとリターンのバランス
  9. テーマ提案のミドル・アップダウン/こじんまりしないテーマ展開:エリアマーケティング
  10. 当社の取り組み事例紹介

第2部. 遅れた研究開発テーマのテコ入れ・立て直し方

(2017年8月30日 12:15〜13:45)

 人工知能やIoTに代表される新たな情報通信技術の進化は日々激しくなってきているが、それらの進化はICT産業のみならず、医療・化学・自動車などあらゆる産業の基盤に変化をもたらしている。ICTの進化は従来から行われている研究開発のテーマ設定自体や研究開発の手法にも大きな変化を与えており、今まで先行していたと思っていたテーマや手法が既に時代遅れになるケースも出てくると考えられる。
 今回のセミナーでは、遅れてしまった研究開発テーマの原因を分析し、どうテコ入れして立て直していくかを考察してみることで、それぞれの企業の研究者が元気に研究開発にまい進できるようになることを願うものである。

  1. 研究開発を取り巻く環境の変化
  2. 研究開発の遅れの事例紹介
  3. テコ入れ・建て直しの考察
  4. まとめ

第3部. 遅れたR&Dテーマの計画の見直し、継続判断の仕組み

(2017年8月30日 14:00〜15:30)

 昨今、さまざまな業界において今までにない革新的な技術が求められている。一方で革新的な技術は予測通りの成果が出ることは少なく、むしろ研究開発の遅延や計画の見直しが起こることが多い。特に化粧品業界は流行産業という一面もあることから、短期間かつタイムリーに研究成果を求められることが多く、研究開発の遅延はそのまま市場参入の機会を失うことになるため、研究開発と商品戦略を常にしっかりと結びつけることが重要である。
 そこで、化粧品の研究開発についての考え方や当社が行っている技術開発への取り組みについて事例を交えながら紹介し、研究テーマの設定から見直しの方法、さらに継続判断の仕組みについて説明する。

  1. ファンケルの技術変遷と将来的な技術
  2. 社内提案制度・お客様の声の活用
  3. 研究開発の体制と仕組み
  4. 研究テーマの設定と見直し方法
  5. 研究テーマの継続判断の仕組み
  6. 成功事例と失敗事例

第4部. 研究開発テーマの遅れ対策 ~研究開発の効率化、生産性の向上~

(2017年8月30日 15:45〜17:15)

 研究開発の遅れ対策はすなわち広義にはRDの生産性向上ということであり、それはRDマネジメントの古今東西変わらぬ重要課題である。
 その取り組み方は業種やテーマの性格で異なるであろうが、今回は演者が経験している化学系素材メーカーでの基本的にBtBの業態の立場から、新規テーマ・既存事業ないし周辺テーマという分類の中でのRD生産性向上 (成功確率向上、計画遅れ防止) を考えるときの重要ポイントと考え方、およびRD現場での有効な開発マネジメントの例について紹介する。

  1. 自己紹介、ハリマ化成紹介
  2. 研究開発の生産性
  3. 研究開発テーマの分類
  4. 開発効率を妨げるもの
  5. 新規テーマの生産性
  6. 新規テーマ成功確率向上
  7. 現業関連テーマ&現顧客対応テーマ
  8. 遅れを防止するRD現場のマネジメント

講師

  • 中野 達也
    株式会社 ダイセル 研究開発本部 先端材料企画部
    主幹 / 理事
  • 村西 明
    富士通 株式会社 ネットワークビジネス戦略室
    シニアディレクター
  • 粂井 貴行
    株式会社 ファンケル 総合研究所 化粧品研究所
    所長
  • 稲葉 正志
    ハリマ化成グループ 株式会社
    顧問

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

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本セミナーは終了いたしました。

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