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自動車における空力デザインの基礎と開発手法

自動車における空力デザインの基礎と開発手法

~空力を考慮した車体設計技術を学ぶ~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、流体力学の基礎から、空力開発のプロセス、風洞・空力シミュレーション、具体的な空力デザイン技術等をわかりやすく解説いたします。

開催日

  • 2017年7月31日(月) 10時30分 16時30分

プログラム

 自動車の外装デザインは美を追求するだけではなく、様々な設計要件を満たしていなければならない。特に空力性能は形態が機能に影響を与える最たるものであり、スポーツカーや環境対応自動車では空力技術に十分配慮したデザイン開発、すなわち空力デザイン開発を行わなければならない。
 本講演では自動車空力の基礎と空力デザイン開発の流れ、風洞や空力シミュレーションといった開発ツール、具体的な空力デザイン開発手法を解説し、車両パッケージ図に基づく簡易的なスケッチ実習も行い、自動車デザインにおける機能と形態の理解を深める。また、航空機の最新の空力デバイス研究にも言及し、自動車の未来の空力デザイン技術を考える。

  1. 自動車空力デザインとは
    1. 空気抵抗と燃費
    2. 揚力低減と操縦安定性
  2. 自動車デザインの歴史
  3. 自動車空力デザイン開発の流れ
    1. 企画からアイデアスケッチ
    2. 車両レイアウト図
    3. クレイモデルと風洞試験,空力シミュレーション
  4. 流体力学の基礎
    1. 粘性と境界層
    2. 層流と乱流
    3. 質量保存則とエネルギー保存則
  5. 風洞
    1. 風洞の構造と実走行との違い
    2. 風洞で行う様々な試験
  6. 空力シミュレーション (CFD)
    1. シミュレーションの仕組み
    2. シミュレーションの注意点
  7. 具体的な空力デザイン処理
    1. 空気抵抗を下げる空力デザイン処理
    2. ダウンフォースを得る空力デザイン処理
    3. スポーツカーやレース車両の空力デザイン処理
    4. 各種冷却開口
    5. 床下パーツ
  8. 優れた空力デザインの事例
  9. 車両パッケージ図に基づくスケッチ実習
  10. 航空機の最新空力デバイスから考える未来の自動車空力デザイン技術
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 東 大輔
    久留米工業大学 インテリジェント・モビリティ研究所
    所長 / 教授

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4F 研修室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

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