技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
(2017年6月20日 10:00〜12:00)
最近まで難治性掻痒症に対する薬物がなく、腎透析、肝炎の患者は夜も眠れない重篤な痒みに悩まされてきた。さらに、有効な薬物がないため、病気と認められず、患者、家族は我慢を強いられてきた。しかし、2009年にオピオイドκ作動薬、ナルフラフィン (商品名:レミッチカルセル) が腎透析の患者の重篤な痒みを適用として発売され、有効率80%と驚異的な効果が得られたのを契機に痒みは治療すべき対象として認められ、腎透析の患者は痒みから解放されつつある。さらに、2015年には肝炎の痒みにも適用拡大がなされ、痒みに対する作用機序の解明も加速されている。
本講演会では、オピオイドから薬物依存性を分離した手法、痒みを対象とした開発のきっかけ、薬理作用、臨床効果、市販後調査の結果を報告する。さらに、最近、この薬物を利用して痒みの基本的メカニズム、「痒いと引っ掻く」行動の解明も、痒みに関与するニューロンの発見で達成された。さらに他社のκ作動薬が不可避であった薬物嫌悪作用をナルフラフィンのみが分離している理由を我々の研究を通して解明しつつあり、そのトピックも本講演で報告する。
(2017年6月20日 12:50〜14:20)
皮膚科領域において痒みに対する治療の重要度はきわめて高い。多くの場合内服薬による治療が行われる。本講演では、痒みに対する治療の実際と皮膚科医が薬剤に対して求めているものについて述べたい。
(2017年6月20日 14:40〜16:40)
アトピー性皮膚炎の病態を考えると病態モデルとして妥当なのは自然発症皮膚炎動物のNCマウスと考える。その根拠として、掻痒誘発物質であるIL-31の発現と痒覚過敏の発現がある。ところがNCマウスは汚染動物の為、飼育できないという研究施設もあるが、NCマウスを使わなくてもアトピー性掻痒を評価出来る実験方法を中心に口演を行う。
| 発行年月 | |
|---|---|
| 2018/6/29 | 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集 |
| 2018/5/30 | GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装 |
| 2018/5/18 | 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場 |
| 2018/4/25 | 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性 |
| 2018/1/30 | バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 - |
| 2017/9/29 | 疾患・病態検査・診断法の開発 |
| 2017/8/31 | きのこの生理機能と応用開発の展望 |
| 2017/6/21 | 体外診断用医薬品開発ノウハウ |
| 2017/4/25 | 非GLP試験での効率的な信頼性基準適用と品質過剰の見直し |
| 2014/11/27 | 3極対応リスクマネジメントプラン策定とEU-GVPが求める記載事項/国内との相違点 |
| 2014/11/15 | 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書 |
| 2014/11/15 | 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版) |
| 2014/7/30 | 高薬理活性医薬品・封じ込めQ&A集 |
| 2014/6/10 | コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版) |
| 2014/6/10 | コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書 |
| 2013/9/2 | 原薬・中間体製造プロセスにおける課題と対策 |
| 2013/6/1 | 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版) |
| 2013/6/1 | 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書 |
| 2013/5/30 | 新薬開発にむけた臨床試験(第I~III相臨床試験)での適切な投与量設定と有効性/安全性評価 |
| 2013/5/20 | ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 |