技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

OD錠開発における服用しやすさの向上

OD錠開発における服用しやすさの向上

~物理的手法・添加剤・乳酸Caによる苦味マスキングの効果と評価法~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2017年4月28日(金) 10時30分16時40分

プログラム

第1部. 口腔内崩壊錠の設計・評価のポイント

(2017年4月28日 10:30〜14:20)

 近年、内服薬の患者の服用アドヒアランスを向上させるために、服用性の良好な製剤を目指して様々な技術が検討されている。口腔内で容易に崩壊し、嚥下し易くなるOD錠は、易服用性製剤の代表例として、多くの薬剤に適用され開発されている。
 そこで、本講座では、OD錠の製造方法の推移、OD錠用賦形剤、OD錠の多機能化への期待、そして、OD錠の製剤設計の事例と評価法について解説する。。

  1. 口腔内崩壊錠とは (日本薬局方・製剤総則)
  2. 医療関係者からみたOD錠
  3. 口腔内崩壊錠の製造方法の推移
  4. 口腔内崩壊錠に用いる賦形剤
  5. 口腔内崩壊錠の多機能化への期待
  6. 口腔内崩壊錠の製剤設計の事例と評価法
  7. 口腔内崩壊錠の今後の課題
    • 質疑応答

第2部. 錠剤崩壊時の苦み味を無くす為の味覚定量評価

(2017年4月28日 14:40〜16:40)

 口腔内崩壊錠 (OD錠) は、速やかな口腔内崩壊性のみならず、主薬が苦味を有す場合には何らかの苦味マスキング技術が必要とされる。
 倫理的な側面から、これらをin vitroで同時に評価できる手法が望まれているため、本研修では苦味マスキングOD錠の設計方法、および「口腔内崩壊錠用崩壊試験機」及び「味覚センサ」を組み合わせ、苦味薬物含有OD錠における崩壊と苦味の同時評価方法について解説致します。

  1. 乳酸Caによる苦味マスキング効果とその評価方法
  2. 物理的手法による苦味マスキングとその評価方法
  3. 添加剤による苦味マスキングとその評価方法
  4. 味覚センサによる崩壊と苦味の同時評価方法
  5. 人工甘味料/苦味薬物含有OD錠の苦味推定方法
    • 質疑応答

講師

  • 阪本 光男
    秋山錠剤 株式会社 品質保証部 製剤開発課
    顧問

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 54,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 59,400円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 108,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 162,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/11/13 ICH M7/ニトロソアミン不純物のリスク評価・限度値設定と新規ニトロソアミン類の許容摂取量におけるCPCAとリードアクロス設定基準の考え方 オンライン
2025/11/13 ペプチド医薬品原薬の製造プロセス開発・スケールアップの考え方 オンライン
2025/11/13 医薬品開発における非臨床安全性評価とCTDの記載・信頼性確保 オンライン
2025/11/14 中国医薬品・生物製剤の承認申請の留意点と中国DMF (原薬/添加物/包装材) 登録申請の全容 オンライン
2025/11/14 炎症性腸疾患における治療・薬剤選択の実際と今後の展望 オンライン
2025/11/14 医薬品の処方・剤型変更におけるBE試験回避の考え方 オンライン
2025/11/14 再生医療等製品・遺伝子治療薬開発のための生物由来原料基準/カルタヘナ法 徹底解説 オンライン
2025/11/14 ペプチド医薬品における品質評価・規格設定と不純物分析の留意点・事例 オンライン
2025/11/17 現場の視点で考える効果的な洗浄バリデーションのポイントと継続的な検証 オンライン
2025/11/17 原薬GMPガイドライン実践編 オンライン
2025/11/17 医薬品開発における安全性評価およびリスク最小化のポイント オンライン
2025/11/17 医薬品Cocrystal (共結晶) の設計による物性/製剤特性の改善と新規探索/製造方法 オンライン
2025/11/17 開発早期段階における患者数、売上、薬価予測 オンライン
2025/11/17 承認申請パッケージにおける外国データ利用のポイントと対面助言の事例 オンライン
2025/11/17 GMP準拠の現場作業員が身に着けるべき手技・手順・管理基準と誤りやすいトラブル対策 オンライン
2025/11/18 バイオ医薬品製造におけるバリデーション 入門講座 オンライン
2025/11/18 現場の視点で考える効果的な洗浄バリデーションのポイントと継続的な検証 オンライン
2025/11/18 医薬品製造現場におけるコスト削減と人材不足のためのQC/QA業務効率化 オンライン
2025/11/18 医薬品開発における安全性評価およびリスク最小化のポイント オンライン
2025/11/18 日米欧における薬事規制とグローバル開発の進め方 オンライン

関連する出版物

発行年月
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -
2017/9/29 疾患・病態検査・診断法の開発
2017/8/31 きのこの生理機能と応用開発の展望
2017/6/21 体外診断用医薬品開発ノウハウ
2017/4/25 非GLP試験での効率的な信頼性基準適用と品質過剰の見直し
2014/11/27 3極対応リスクマネジメントプラン策定とEU-GVPが求める記載事項/国内との相違点
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/7/30 高薬理活性医薬品・封じ込めQ&A集
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書
2013/9/2 原薬・中間体製造プロセスにおける課題と対策
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/31 在宅でのCDTM(共同薬物治療管理)の実践と薬局・薬剤師の次世代モデル
2013/5/30 新薬開発にむけた臨床試験(第I~III相臨床試験)での適切な投与量設定と有効性/安全性評価