技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ラボでの電子実験ノート管理・運用における 経験からわかった電子情報管理の問題点と解決

ラボでの電子実験ノート管理・運用における 経験からわかった電子情報管理の問題点と解決

~業務分野別の実験データの電子的な移し方残し方、CSV、電子署名・監査証跡、クラウド化、具体的運用例など~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2017年4月27日(木) 10時30分 16時30分

プログラム

 10年以上にわたる電子実験ノート (ELN) や研究機器データ管理システム (SDMS) の活用を通した先進的な研究情報管理体制の構築と運用に携わってきた経験と事例を基に、研究や生産活動における情報管理体制に求められる姿、昨今の電子的ツールを用いることによる利点、さらにはその導入において想定される課題等を紹介する。
 自己の組織の現状を振り返り、改善の方向性を検討するきっかけの一助になることを期待します。

  1. 情報管理における電子化の重要性
    1. 昨今の情報管理に要求される水準への手作業における限界
    2. 管理手順の電子化への遷移の必然性と重要性
    3. 電子化によるData Integrity対応
    4. 電子化を検討する際の留意点
  2. 電子情報管理システムの種類
    1. 電子情報管理システムの種類と位置付け
      • 電子実験ノートシステム
      • 研究機器データ管理システム
      • 試験依頼兼情報管理システム
      • 文書管理システム
      • 試薬管理システム
    2. 将来の電子情報管理システムの展望
  3. 電子実験ノート展開の歴史
    1. 電子実験ノート発生の経緯
    2. 展開を加速させた要因
    3. 昨今の動向
  4. 化学系電子実験ノートの使われ方
    1. 化学系研究者の電子実験ノートの使い方
    2. 当該研究者に歓迎される各種有用機能
    3. 社内化合物法規制照合機能
    4. 実際の運用事例
  5. 電子署名・監査証跡の利点と課題
    1. 電子署名や監査証跡を記録することによる利点と課題
    2. 電子署名の構成の差に基づくシステム内で起こる課題と対応策
  6. 分析業務、品質管理、安全性試験部門にとっての試験情報管理システム
    1. 業務の形態や背景の違いによる活用における利点
    2. 当該部門における情報管理環境の動向
  7. 生物系研究者にとっての電子実験ノート
    1. 展開に課題を生じさせる背景の活動形態別解析
    2. 活用に向けた対策
  8. 測定機器データの保全管理
    1. 各種測定機器が発行するデータの集中管理の方策
    2. システム化による利点
    3. 導入障壁の解決事例
      • データ管理意識の部門による温度差
      • 導入によるROIの検討
      • 導入を決断させるドライビングフォースの設定
    4. 導入後の作業者の意識変化
  9. クラウド系システムの出現
    1. クラウド系システムの特徴
    2. クラウド系システムの限界
    3. クラウドがもたらす新しい環境
  10. 電子的な情報管理体制がもたらすもの
    1. システム連携によってもたらされる作業者にとっての効率化例
    2. 紙と手作業における管理体制では実現できなかった新環境
    3. バリデートされたシステムにおけるデータ保全水準
  11. 電子情報管理システムの導入・展開における課題と対応策
    1. 電子システム導入において多くの組織が陥った課題
    2. 体制移行のために必要なコンセプト設定
    3. 電子化を円滑に進めるために準備しておくべき環境
    4. 手順の標準化・共通化の必要性
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 島本 哲男
    ラボコンサルテーション 株式会社
    代表取締役

会場

東京流通センター

2F 第4会議室

東京都 大田区 平和島6-1-1
東京流通センターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/27 洗浄バリデーションでの洗浄方法選択、残留限度値とホールドタイム設定 オンライン
2025/1/28 遺伝子治療薬の開発・薬事戦略と承認取得 オンライン
2025/1/28 QA担当者が抑えるべきGMP適合性調査対応と査察当局による指摘事例と対策 オンライン
2025/1/29 洗浄バリデーションの基礎と残留許容値、回収率設定の科学的根拠の示し方 オンライン
2025/1/29 医薬品企業における英文契約書読み方基礎講座 オンライン
2025/1/30 デザインレビュー (DR) の基本とすすめ方、抜け漏れ防止策 オンライン
2025/1/30 医薬品凍結乾燥の条件設定、設備、バリデーション、スケールアップおよび失敗事例と対策 東京都 会場・オンライン
2025/1/30 一般医薬品向け: CTD-M2作成 / 規格及び試験方法と分析法バリデーション / 技術移転と同等性評価 (全3コース) オンライン
2025/1/30 CTD-M2 (CMC) 作成セミナー オンライン
2025/1/30 一般医薬品における有効期間を考慮した規格及び試験方法の設定と分析法バリデーションの実施方法 オンライン
2025/1/30 一般医薬品における技術移転 (製法・試験法) の手順と同等性の評価方法 オンライン
2025/1/30 変更管理・逸脱管理 (リスクのクラス分類と運用の留意点) オンライン
2025/1/30 導入品 (アカデミアへの委託試験も含む) の信頼性基準対応と信頼性基準試験の生データの取扱い オンライン
2025/1/31 リスクベースのGCP監査 オンライン
2025/1/31 GMP対応工場における設備・機器の維持管理 (保守点検) と設備バリデーションの実際 オンライン
2025/1/31 市場分析・競合他社 (ベンチマーキング) 分析と情報収集の進め方 オンライン
2025/2/4 医薬品企業における英文契約書読み方基礎講座 オンライン
2025/2/5 GMP省令が要求するQAの逸脱の防止対策とCAPA/変更管理 オンライン
2025/2/7 GMP対応工場「設計/施工」「維持管理/保守点検」コース (2日間) オンライン
2025/2/7 GMP対応工場 (増築・新規構築) における設計/施工時の注意点とURSの具体的記載例 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/27 実験の自動化・自律化によるR&Dの効率化と運用方法
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/10/31 出口戦略に基づく研究開発テーマの設定と事業化への繋げ方
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/8/31 研究開発部門と他部門の壁の壊し方、協力体制の築き方