技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

自動運転実現に向け、重要度が高まる車載カメラシステム最新動向

車載カメラに要求される課題と解決策

自動運転実現に向け、重要度が高まる車載カメラシステム最新動向

~AI技術とADASにより実現間近な「完全自動運転」、車載カメラが果たす重要な役割 / WP29で車載全ミラーの電子化が認可 「e-mirror」本格化に向けスタート~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、車載カメラの市場背景について概説し、自動車用として最適なカメラの機能や仕様について詳説します。

開催日

  • 2017年3月6日(月) 13時00分 16時00分

プログラム

 自動運転技術には「全ての想定外」の排除が重要です。現状は、ビッグデータを効率的に扱うカルマンフィルターなど、統計的AI技術が自動運転の主流ですが、これだけでは十分でありません。そこで、自動車自身が「学習」して賢くなるDeep Learningなど、新たなAI技術を自動車に搭載する必要が出てきています。そしてその技術の進化はいずれ専用の半導体 (Neuromorphic Chip) に集約され、消費電力が大幅に下がることで全てのものに展開され、IoT社会の本格化に繋がっていくでしょう。
 一方、全てのものが賢くなるためには、ビッグデータの活用が欠かせません。とくに画像データの重要性はますます高まります。そこで自動運転車やIoT社会では、ViewingやSensing用のカメラモジュールが今以上大量に必要となります。
 本講演では、AI技術の急激な進捗に伴ない現実味を帯びている自動運転・IoT社会、その中重要な役割を果たすカメラモジュール、それらの市場背景、技術動向、今後の展開などについて詳説します。

  1. スマホOSメーカーの進出により急変するTelematics市場
    1. iPhoneから始まった「Connected Car」具現化への変化
    2. 想定外だった「悪意による」車載器から可能な走行系ハッキング
    3. 邪悪と戦うべく再活性化する自動車業界標準Infortainment OS
  2. 欧米の安全自動車機能の法制化促進により標準搭載が進むカメラモジュール
    1. 構想は世界最先端だった日本の「安全自動車構想/ ASV」
    2. 安全自動車実現に向け世界の潮流となった「交通安全のための行動の10年」
    3. 自動運転の定義と、自動運転で重要要素となる「4次元のHuman Interaction」
    4. HBR法、KT法の成立により標準搭載が急激に進んでいるFront/ Back カメラ
    5. Euro – NCAP2018の加点対象に、市場拡大は超低価格化に掛かるFIRカメラ
    6. WP29で車載全Mirrorの電子化認可、死角解消「e – mirror」の本格化スタート
  3. DNN (Deep Neural Network) 採用により実現間近な「完全自動運転車」で重要度を増すカメラ機能
    1. 車載カメラの市場動向
    2. カメラを中心にしたSensor Fusionで精度が高まるADAS
    3. Real Time DNN (Deep Neural Network) に必須なカメラ機能
  4. 車載カメラに要求される課題を解決する様々な機能
    1. 明暗差大の環境に対応~車載用Real Time HDR機能搭載カメラ
    2. RGB+IR Sensorによる車載用昼夜兼用カメラ
    3. 自動運転精度向上に重要な役割を果たすLEDフリッカ抑制機能
    4. FIRカメラを本格化させる素材・製法・仕様の低価格化技術
    5. Viewingカメラ市場への参入障壁『魚眼レンズ』を不要にするMulti – Camera広角システム
  5. おわりに
    1. IoT社会実現に向けた各社のCloud DNNへの取り組み
    2. IoT社会実現に向けた家電製品の標準化
    3. IoT社会に向けた半導体業界再編成
    4. ドローンの市場動向と普及の課題
    5. IoT社会で必要となる膨大なカメラが実現可能なWLO

講師

会場

ちよだプラットフォームスクウェア
東京都 千代田区 神田錦町3-21
ちよだプラットフォームスクウェアの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 41,000円 (税別) / 44,280円 (税込)
1口
: 57,000円 (税別) / 61,560円 (税込) (3名まで受講可)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/8 自動車の電動化に向けた半導体封止樹脂の設計と評価 オンライン
2024/5/8 ソニー・ホンダモビリティ、Tesla、BYDのEV開発戦略 東京都 オンライン
2024/5/13 欧州のサーキュラーエコノミー政策動向とELV (廃自動車) 規則案 東京都 会場・オンライン
2024/5/14 人間-機械 (自動車) インターフェイス製品の人間工学の考え方とその評価 オンライン
2024/5/16 xEVにおける車載電子製品のサーマルマネジメント 東京都 会場・オンライン
2024/5/27 ホログラフィ技術の基礎と車載用ヘッドアップディスプレイへの応用 オンライン
2024/5/28 自動車シートの座りを人間工学の眼で観る オンライン
2024/5/30 EV用モータの技術トレンド 東京都 会場・オンライン
2024/5/30 EVを始めとした次世代自動車の普及展望とリチウム、コバルトなどLiB用金属資源の今後 オンライン
2024/5/30 自動車産業のサプライチェーンと業界動向 オンライン
2024/5/31 車載半導体の最新技術と今後の動向 オンライン
2024/5/31 特許から紐解く、自動運転の将来とは? 東京都 会場・オンライン
2024/6/7 CASE実現のための車載機器の熱対策と冷却技術の具体的実践技術 オンライン
2024/6/7 NTTグループの自動運転支援サービス 東京都 会場・オンライン
2024/6/7 自動車産業のサプライチェーンと業界動向 オンライン
2024/6/10 基礎から学ぶ「人工皮革・合成皮革」入門セミナー オンライン
2024/6/12 自動車塗料、塗装工程のCO2削減 オンライン
2024/6/14 基礎から学ぶ「人工皮革・合成皮革」入門セミナー オンライン
2024/6/28 自動車における熱マネジメント技術と求められる技術・部品・材料 オンライン
2024/6/28 自動車シートの快適性向上のための評価・計測および解析技術 オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/12/25 次世代自動車の熱マネジメント
2019/12/13 2020年版 次世代自動車市場・技術の実態と将来展望
2019/1/31 センサフュージョン技術の開発と応用事例
2018/12/14 2019年版 次世代自動車市場・技術の実態と将来展望
2018/11/30 EV・HEV向け電子部品、電装品開発とその最新事例
2018/10/5 車載用デバイスと構成部材の最新技術動向
2018/6/30 ADAS・自動運転を支えるセンサーの市場動向
2018/4/12 自動車用プラスチック部品の開発・採用の最新動向 2018
2017/11/17 2018年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望
2017/8/10 車載テクノロジー関連製品・材料の市場動向
2017/5/31 車載センシング技術の開発とADAS、自動運転システムへの応用
2016/12/16 2017年版 次世代エコカー市場・技術の実態と将来展望
2016/11/16 2017年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望
2016/9/30 電磁波吸収・シールド材料の設計、評価技術と最新ノイズ対策
2016/4/28 ドライバ状態の検出、推定技術と自動運転、運転支援システムへの応用
2016/2/26 2016年版 車載用・産業用蓄電池市場の実態と将来展望
2016/2/20 自動車用プラスチック部品・材料の新展開 2016
2015/11/20 2016年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望
2015/9/18 2015年版 次世代自動車市場・技術の実態と将来展望
2015/8/17 防犯・監視カメラ〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書