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乳化重合・懸濁重合の基礎、装置設計、スケールアップおよび粒子の機能化

乳化重合・懸濁重合の基礎、装置設計、スケールアップおよび粒子の機能化

京都府 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、重合の基礎、乳化重合を解説し、微粒子の機能化について詳解いたします。

開催日

  • 2016年12月8日(木) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • 乳化重合,懸濁重合,機能性高分子微粒子,反応器設計に関連する技術者、研究者

修得知識

  • 高分子微粒子の合成、粒径分布制御、機能化
  • ラボスケールから製造プロセスまでの装置設計の指針
  • 重合反応容器・攪拌機の形状、反応温度制御等、反応条件が及ぼす影響

プログラム

 本講演では、重合反応速度論、化学平衡、相平衡、移動速度論の観点から、乳化重合の粒子数と粒径に及ぼす影響を考える。また、粒子内での重合反応という観点から懸濁重合を解説する。
 次に、ラボスケールから製造プロセスまでの装置設計の指針として、反応工学的な解析を通して重合反応装置の設計指針を考える。さらに、重合反応容器や攪拌機の形状、反応温度の制御等、反応条件が得られる高分子粒子の粒径分布に及ぼす影響を解説するとともに、得られる粒子の粒径分布の狭い粒子を得るためにはどのような方法が望ましいのかを解説する。
 最後に、ソーププフリー乳化重合、分散重合、シード重合や重合反応性開始剤を用いたグラフト重合を紹介し、高分子微粒子の機能化を解説する。

  1. 重合の基礎と乳化重合
    1. 重合反応動力学と化学平衡
    2. 反応熱と相平衡
    3. 物質移動と熱移動
    4. 反応速度の測定 (重量法、機器分析)
    5. 乳化重合とSmith – Ewart理論
    6. 塊状重合の動力学からの懸濁重合の考察
  2. 重合の反応工学
    1. 重合反応器の設計
    2. 連続式反応器の滞留時間分布
    3. 反応液の撹拌と伝熱
    4. 粒子の粒径分布に及ぼす反応因子とその制御
    5. 装置面からの粒径分布制御
    6. 連続重合装置の設計と運転指針
  3. 機能性微粒子の開発手法
    1. ソープフリー乳化重合、分散重合、シード重合による粒子の機能化
    2. 流れ場を利用したモノマー液滴の連続作製と機能化
  4. まとめ
    • 質疑応答

講師

  • 安田 昌弘
    大阪府立大学 大学院 工学研究科 化学工学分野 環境・エネルギープロセス工学グループ
    教授

会場

京都リサーチパーク

1号館 4F 中会議室C

京都府 京都市 下京区中堂寺南町134
京都リサーチパークの地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,040円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 21,600円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 20,000円(税別) / 21,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,000円(税別) / 41,040円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 43,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
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