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チリ・ホコリが低減できる本当のクリーン化技術

チリ・ホコリが低減できる本当のクリーン化技術

大阪府 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、クリーン化技術の基礎から解説し、クリーンルームがなくとも塵埃を大きく低減させる方法について詳解いたします。

開催日

  • 2016年11月7日(月) 11時00分 16時00分

受講対象者

  • クリーンルーム管理、実務の担当者・責任者
    • 工業用途
      • 精密機械
      • 半導体製造
      • 電子機器・エレクトロニクス
      • 液晶工場
      • ガラス・光学加工
      • プラスチック成形
      • 塗装
      • フィルム加工
    • 医療用途
      • 研究室
      • 無菌室
      • 手術室
    • 食品用途
      • 調理場
      • 製造ライン
    • 製薬工場
    • バイオハザード施設
    • 動物実験施設
    • RI (環境) 施設

修得知識

  • クリーンルームの基礎知識と塵埃の本質
  • クリーン化の具体的方法とその根拠
  • 静電気が塵埃を付着させるメカニズムとその防止対策
  • 正しい清掃方法、現場での塵埃の観察法
  • 無塵服からの発塵、現場での色々な発塵とその理由

プログラム

 クリーンルームがあるからと言っても、製品のチリ・ホコリに起因する異物不良がなくなる訳ではない。チリ・ホコリの効果的な対策に必要なものは作業室の「維持・管理・運用」のノウハウであって、本当のクリーン化技術をモノにすることにある。クリーンルームの清浄度機能だけに頼っても、チリ・ホコリはゼロにはできない。今回のセミナーは、チリ・ホコリ、即ち塵埃の実態や挙動について述べ、クリーンルームがなくとも塵埃を大きく低減させる方法について解説する。また、クリーンルーム無くともできるクリーン化技術のガイドラインと共に、掃除・清掃の質から方法までを対象とし、その理由も明らかにする。また、静電気対策についても同様にガイドラインを提唱し、本当の静電気対策にも明らかにする。

  1. クリーン化の目的とは?
  2. クリーン化技術の基本となる根拠と考え方
    1. クリーン化技術の目的
    2. 塵埃対策に対する考え方
    3. 語源で見る塵埃と清浄の大きさと持つ意味
    4. 塵埃・異物の大きさの定義
    5. PM2.5に見る、浮遊粒子の形状
    6. SPMとPM2.5
    7. 除塵対象の大きさのイメージ
    8. クリーン化の4原則
    9. クリーンルームの簡単なイメージ
    10. クリーンルームの表示
  3. 異物や塵埃の動きを正確に把握する
    1. 製造現場で見かける異物・塵埃
    2. 非クリーンルーム内へ侵入する塵埃
    3. 塵埃の6大特徴
    4. 塵埃の発生由来と付着・吸着の形態
    5. 作業環境での発塵源
    6. どの大きさの塵埃・異物が見えるのかのイメージ
    7. パーティクル (塵埃) 発生のイメージ
    8. 通行人数と塵埃付着数
    9. クリーンルームでも大きな塵埃は問題
    10. 塵埃の大きさと相関性
    11. 各気流速度における塵埃の落下と移動
    12. 粒子の大きさと落下時間
    13. 浮遊塵埃の運動方程式
    14. 気流による渦の発生
    15. 扉の開閉による気圧の変化
  4. 発塵性の評価データーとその意味
    1. パッケージエアコン (PAC) からの塵埃飛散
    2. 材質の組合せによる発塵
    3. 色々な紙類からの発塵
    4. 皮膚からの発塵
    5. 素手からの発塵とハンダペーストからの発塵
    6. こんな濁音が聞こえると発塵源
    7. 身の回りの発塵物質
    8. Class1000レベルのクリーンルーム内の塵埃
    9. 喫煙時の発塵
    10. 床面からのパーティクルの舞い上がり
    11. 通常の衣服生地の外観比較
    12. 導電性手袋からの発塵
    13. 作業手袋からの発塵
    14. 化粧品やアクセサリーについて
    15. 通常の紙類や鉛筆について
    16. 簡易ミニエンのフィルターの効果
    17. エアブローと粘着ローラー異物・塵埃の除去効果の比較
    18. 生地に付着した微粒子のエアブローと粘着ローラーの除去効果の比較
    19. 電子部品チップのトレー状の異物
    20. 大気中浮遊塵埃の付着
  5. 無塵服からの発塵
  6. 拭き取り材について
  7. 静電気について
    1. 静電気の3原則
    2. 静電気の基本事項
    3. 人体帯電と電撃の強さ
    4. 静電気の摩擦帯電列
    5. 静電気対策の基本となる減衰時間
    6. 静電気対策品の抵抗値の範囲
    7. 静電気と湿度の関係
    8. 作業台周りの静電気対策のコンセプト
    9. 無塵服着用時の腕振り歩行動作による人体の帯電
    10. カーペット上,靴の種類と人体帯電圧
    11. ネジ締め作業動作時の帯電電位
    12. 乾空によるプラスチックチューブ材の帯電
    13. 一般作業服の摩擦帯電比較
    14. 器具備品の静電気対策例
    15. 椅子の静電気対策
    16. 掲示板の帯電電位
    17. 非導電床での台車走行時の帯電量
    18. 手押し台車のチェーン取り付け効果
    19. 製造工程での静電気発生場所と静電気対策実施例
    20. 静電気で吸着した塵埃の吸着力
    21. ESAによるパーティクルの付着
    22. 静電気管理基準値のガイドライン
  8. クリーンルームに頼らないクリーン化技術
    1. クリーンルームだけに頼らないクリーン化の基本
    2. クリーンルームと一般作業室との比較
    3. 最低限のクリーン化設備について
    4. 非クリーンルームでのクリーン化アプローチ
    5. クリーンルームのないクリーン化のガイドライン
    6. SPCクラスとWRCの関係
    7. 非クリーンルームのクリーン化対策のガイドラインに基づく実施項目
  9. 製造現場でのクリーン化技術
    1. 持ち込み品の管理
    2. ゴミ (塵埃) の見つかり易いところ
    3. 装置と設備の配置と注意点
    4. 製造装置や関連設備で注意項目と保全
    5. 現場で役立つクリーン化標語
    6. 非クリーンルームのクリーン化改善事例
    7. 改善すべき作業者の服装および足の置き方
    8. 簡易ミニエンブースの導入事例
  10. 作業員の教育
    1. クリーン化に求められる姿勢
    2. クリーン化教育の重要項目
    3. クリーンルームに入ってはいけない人とは
    4. 作業員の衛生管理の基本
  11. 6Sの見直しと新6S
  12. 作業員とのコミュニケーション
  13. 清掃の基本
    1. 清掃の基本と考え方
    2. 清掃の種類と用具、評価
    3. 掃除方法の基本
    4. 清掃のその他のチェックポイント
    5. 掃除の原則と周期
    6. 各拭き取り方法の効果
    7. 一方向と往復拭き取りの違い
    8. 清掃後の異物・塵埃のチェック
    9. LED光源を用いた異物・塵埃の見え方
    10. 塵埃のモニタリングおよび可視化の方法

会場

大阪産業創造館

5F 研修室E

大阪府 大阪市 中央区本町1丁目4-5
大阪産業創造館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき46,278円 (税別) / 49,980円 (税込
本セミナーは終了いたしました。

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