技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

査察で指摘を少なくするための製販による製造所に対する品質監査および製造所の内部監査入門

査察で指摘を少なくするための製販による製造所に対する品質監査および製造所の内部監査入門

東京都 開催 会場 開催 演習付き

開催日

  • 2016年10月18日(火) 10時30分 17時00分

修得知識

  • GQP及びGMPに基づく品質保証体系及び相互の連携のポイント
  • 品質保証及び品質照査のキーワード
  • 品質照査 (レビュー) する上で必要な予備知識及び必要性
  • GMPマター (GMP文書及び記録類) の照査 (レビュー) のコツ

プログラム

 査察で指摘を受けないようにするためには、医薬品製造販売業 (GQP) 及び製造業 (GMP) の品質部門によるGMPマター (GMP文書及び記録類) の照査 (レビュー) に左右される云われる。
 このセミナーでは、QA部門に配属され経験の少ない方々を対象に、GMPマターを評価するためには、どのような予備知識が必要か、なぜ照査 (レビュー) が必要か、どのようなことに留意して、照査 (レビュー) をしなければならいのかの基礎及び事例を解説します。

  1. 品質部門及び品質保証部門の業務のポイント
    • 製造販売業者と製造業者との関わりを中心として、品質保証の基本事項をわかりやすく解説する。
      1. ライセンスホルダーとしての製造販売業者 (GQP) の役割
      2. 製造販売業ににおける品質保証 (製造販売業が順守すべきGQP省令の枠組み)
      3. 製造業者との取り決め文書 (Quality Ageerement)
      4. 製造業における品質保証 (製造業が順守すべきGMP省令の枠組み)
      5. 品質部門の業務
      6. 市場への出荷の管理 (製造業者への委託を含む)
      7. 製造管理及び品質管理の確保
      8. 品質等に関する情報及び品質不良等の処理 (行政による指摘事例も含む)
      9. 回収処理
      10. PIC/S GMPガイドにおけるAuthorized Person
  2. 品質保証 (QA) の基本事項
    • 製造販売業者及び製造業の最大の責務は最終製品に対する品質保証QAである。QAの役割及びQA業務の基本となるGMPマターに対するキーポイントについて解説する。
      1. 品質マネジメントにおけるQAの役割
      2. GQP及びGMPに基づく品質保証体系及び相互の連携
      3. 製造販売業及び製造業におけるQAとの相違点
      4. 品質保証QAに係る用語の定義及びQAレビューの意義
      5. 品質保証のための二つのキーワード
      6. 品質照査における三つのキーワード及び事例 現場における品質監査実務に役立つ
      7. 適切性評価
      8. 妥当性評価
      9. 有効性評価
  3. 品質照査 (レビュー) の留意点1:GMPマターを評価するために必要なる予備知識
    • QAの責務の一つは製造販売業及び製造業ともにGMPマターの照査 (レビュー) ・評価である。 GMPマターを評価するためには、例えば、承認規格、技術移転、バリデーション、製品標準書と連動した管理の必要性を含め、どのような予備知識が必要かを理解する。
      1. 委受託を知る
      2. 供給先管理を知る
      3. 品質リスクを知る
      4. 製造販売申請書を知る
      5. 技術移転を知る
      6. 品質契約を知る
      7. バリデーションを知る
      8. 製品標準書をしる。
      9. システム監査を知る
      10. サブシステムを知る
      11. GMPにおける文書・記録類の管理を知る
      12. 逸脱を知る
      13. 変更を知る
      14. 一変及び軽微変更を知る
      15. 教育訓練監査と文書監査を知る
      16. 文書監査を知る
  4. 品質照査 (レビュー) の留意点2:照査 (レビュー) の必要性
    • QAの責務の一つは製造販売業及び製造業ともにGMPマターの照査 (レビュー) ・評価である。GMPマターを評価するためには、なぜ照査 (レビュー) が必要か具体的事例を通して学ぶ。
      1. 原料・資材メーカー及び設備ベンダーの活動を知り、GMPレビューを理解する
      2. 自己点検の目的を知り、GMPレビューを理解する
      3. リスクマネジメントの目的を知り、GMPレビューを理解する
      4. CMCセンターの活動を知り、GMPレビューを理解する
      5. 文書・記録の一般原則を知り、GMPレビューを理解する
      6. 製造記録における逸脱の精査を知り、GMPレビューを理解する
      7. 適合性調査項目を知り、GMPレビューを理解する。
      8. 温度記録チャートの確認項目を知り、GMPレビューを理解する。
      9. 形式的レビュー及び内容レビューの本質を知り、GMPレビューを理解する
  5. 品質照査 (レビュー) の留意点3:照査 (レビュー) のポイント (事例)
    • 効果的レビューをするために、どのようなことに留意して照査 (レビュー) をしなければならいのかを具体的事例で学ぶ。
      1. 製造工程装置の設計レビュー (評価適格性を含む)
      2. 施設・製造工程装置の管理状態レビュー
      3. バリデーション管理状態レビュー
      4. 手順書 (運用ルール) に基づいた記録類のレビュー
      5. 工程の製造記録の運用状態レビュー
      6. 原料・資材の保管状態のレビュー
      7. 包装表示保管管理状態のレビュー
      8. 試験検査管理状態のレビュー
      9. 試験記録・成績書など記録の運用状態のレビュー
      10. 逸脱管理記録類の運用状態のレビュー
      11. 変更管理記録類の運用状態のレビュー
      12. 出荷判定記録類の運用状態のレビュー
      13. 苦情記録類の運用状態のレビュー
      14. 自己点検記録類の運用状態のレビュー
      15. 照査 (レビュー) の横展開 (深堀レビュー)
  6. 小演習およびQ&A
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 若山 義兼
    高槻医薬品GMP/食品ISOリサーチ
    代表

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第4講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/11 動物用医薬品・体外診断薬における薬事規制と国内外市場動向 オンライン
2024/12/11 医薬品モダリティ (抗体/核酸/中分子/再生医療) の実用化とDDS技術の特許戦略 オンライン
2024/12/11 ADCを含む次世代抗体医薬の知財戦略および強い特許明細書・クレームの書き方 オンライン
2024/12/11 EU規制をベースにしたPharmacovigilance監査の基礎 オンライン
2024/12/12 開発段階 (求められる要件) に応じたQbDによる製剤開発と品質規格・Validation実施範囲 オンライン
2024/12/12 GLP省令の基礎知識とGLP試験における現場調査 (試験操作調査と施設調査) 手法 オンライン
2024/12/12 原薬GMP/ICH Q7・Q11の要件理解と原薬プロセスバリデーション実施時の注意点 オンライン
2024/12/12 バイオ医薬品の原薬製造における外来性感染性物質のクリアランスと安全性試験 オンライン
2024/12/12 残留溶媒に関する規制と申請上の留意点、規格値設定の考え方 オンライン
2024/12/12 医薬品開発における非臨床安全性評価とCTDの記載・信頼性確保 オンライン
2024/12/13 デスクトップで行う医薬品市場予測のスキルアップと精度向上 オンライン
2024/12/13 改正GMP省令、PIC/S DIガイドをふまえたGMP文書・記録の再点検 (データ改竄、捏造、隠蔽防止のための工夫) オンライン
2024/12/13 サプリメント (機能性表示食品) におけるGMP (製造・品質管理の基準) 実施にむけた理解と実践 オンライン
2024/12/13 現場の視点で考える効果的な洗浄バリデーションのポイントと継続的な検証 オンライン
2024/12/13 承認申請プロセスに関わるPMDA提出資料 (CTD/照会事項回答) 作成のポイント オンライン
2024/12/13 英文メディカルライティング基礎講座 オンライン
2024/12/13 分析法バリデーションのための統計解析入門と分析能パラメータ計算法入門 東京都 オンライン
2024/12/13 ミトコンドリア医薬における開発・技術動向と実用化に向けた課題 オンライン
2024/12/16 製薬用水の製造法・品質管理・バリデーション方法の基礎、査察事例を踏まえた考察 オンライン
2024/12/16 医薬品承認申請書のコンプライアンスとグレー部分への対応 オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -