技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ジェネリック医薬品の服薬コンプライアンス向上による付加価値最大化

ジェネリック医薬品の服薬コンプライアンス向上による付加価値最大化

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2016年9月12日(月) 10時30分 17時00分

修得知識

  • 剤形や包装による使いづらさの不採用事例
  • 不採用となった薬剤の特徴
  • 使われやすい薬剤の特徴

プログラム

第1部. ジェネリック医薬品の付加価値、コンプライアンス向上の取り組み

(2016年9月12日 10:30〜12:15)

薬局薬剤師が、ジェネリック医薬品を採用する際に比較検討するジェネリック間の 違いと、オーソライズドジェネリック、先発医薬品との相違点から患者と薬局のメ リットを検討し、新たなジェネリック医薬品の開発を検討する。

  1. 最近のジェネリック医薬品
    1. ジェネリック医薬品とは?
    2. 最近のジェネリック医薬品の特徴
    3. 先発医薬品との違い
    4. 先発品メーカーが販売するジェネリック医薬品
  2. オーソライズドジェネリック医薬品
    1. オーソライズドジェネリック医薬品とは?
    2. オーソライズドジェネリック医薬品のメリット・デメリット
    3. 他のジェネリック医薬品との比較
    4. 今後のオーソライズドジェネリック医薬品
  3. ジェネリック医薬品のメリット
    1. 先発医薬品との違い
    2. コンプライアンス向上への製剤の工夫
    3. コンプライアンス向上に資する包装形態
  4. ジェネリック医薬品の採用条件
    1. ジェネリック医薬品どうしの比較
    2. 選択のポイント (製剤、錠剤自体への印字、PTP、包装形態など)
    3. 今後のジェネリック医薬品に望むこと
    • 質疑応答

第2部. 患者アンケートから考える患者ニーズの剤形は?

(2016年9月12日 13:00〜15:00)

障害を有する患者さん (関節リウマチ、脳梗塞、パーキンソン病) が実際に薬を飲むときの状況のビデオや患者アンケートなどから、患者が服薬に難渋していることをご理解いただきたければと思います。その問題点の解決策となり得る口腔内崩壊錠や新コーティング錠に関する研究をご紹介し、患者ニーズに合った剤形を探っていきたいと思います。

  1. 障害と服薬支援
    1. 運動障害
    2. 視力障害
    3. 摂食・嚥下障害
    4. 粉砕調剤の問題点と簡易懸濁法
  2. 服薬に関する患者アンケート (外来受診患者100人)
    1. 薬の扱いやすさ
    2. 飲み忘れた薬をどうするか
    3. 服用する際の水の量は
    4. 1週間に1回だけ服用する薬を飲んでみたいか
  3. 口腔内崩壊錠に関する研究
    1. 口腔内崩壊錠の意義
    2. 崩壊性の比較
    3. 苦味マスキングの比較
    4. 錠剤自動分包機への適応性
  4. 錠剤の大きさと形に関する研究
    1. つまみやすい錠剤の大きさと形
    2. 口腔内崩壊錠に求められる大きさ
  5. 健常人でも服用しやすい新コーティング錠とその評価
    • 質疑応答

第3部. 薬剤師からみたジェネリック医薬品採用・不採用の判断基準としての付加価値 (ジェネリック医薬品の評価と選択)

(2016年9月12日 15:15〜17:00)

国のジェネリック医薬品の採用拡大方針に従って、各施設がジェネリック医薬品の採用を購入金額、医療安全対策などを考慮して採用を始めたが、各施設で異なる製薬会社の多種類の医薬品を使用することで後発医薬品の良い点と、問題点も見えてきた。外用薬などは、使用する患者さんからの情報も重要である。各施設間で徐々に情報の共有も進みつつある。

  1. ジェネリック医薬品とは。
    1. ジェネリック医薬品の基礎知識
    2. ジェネリック医薬品と先発品の特許関係
    3. ジェネリック医薬品の医療での役割 (薬価、品質など)
    4. ジェネリック医薬品を導入して見えてきたこと
    5. ジェネリック医薬品に求める安定供給
    6. 当院での医薬品採用のルール
    7. 新規医薬品の承認申請に必要な書類 (申請区分)
  2. 医療安全とジェネリック医薬品
    1. ジェネリック医薬品が医療安全に果たす役割
    2. 誤飲防止、刻印の印字、パッケージなどの視認性向上の評価
    3. 抗がん剤などの容器の改良、規格追加による安全性の向上
    4. オーダー入力時に求められる工夫
    5. 日本医療評価機構・PMDAの安全情報への対応
    6. 企業による医薬品の情報収集と情報提供
  3. ジェネリック医薬品を必要とする背景
    1. 国・製薬企業・医療の現場・患者の立場から
    2. 医療経済とジェネリック医薬品
  4. オーサライズド医薬品
    1. 日本でのオーサライズド医薬品の現状
    2. オーサライズド医薬品への期待
  5. その他
    1. 薬剤師が採用を推進する付加価値の高いジェネリック医薬品
    2. バイオ先行品とバイオ後続品
    3. 薬剤師の本音
    • 質疑応答

講師

  • 山田 真幸
    東戸塚調剤薬局
    管理薬剤師
  • 倉田 なおみ
    昭和大学 薬学部 社会健康薬学講座 地域医療薬学部門
    教授
  • 三輪 芳弘
    大阪大学医学部附属病院 薬剤部
    薬剤部長

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 64,800円 (税込)
複数名
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 55,000円(税別) / 59,400円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 118,800円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 178,200円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/4 医薬品企業における英文契約書読み方基礎講座 オンライン
2025/2/5 高効率を目的としたGVPにおける情報収集と自己点検、教育訓練 オンライン
2025/2/5 無菌医薬品の滅菌選択順位の考え方と無菌性保証における無菌試験の限界、並びにパラメトリックリリースの推奨 オンライン
2025/2/5 GMP省令が要求するQAの逸脱の防止対策とCAPA/変更管理 オンライン
2025/2/7 GMP対応工場「設計/施工」「維持管理/保守点検」コース (2日間) オンライン
2025/2/7 GMP対応工場 (増築・新規構築) における設計/施工時の注意点とURSの具体的記載例 オンライン
2025/2/7 CMC試験におけるOOS・OOT 判断/発生時の対応 オンライン
2025/2/10 製造管理/品質保証担当者の質を高めるための教育訓練 オンライン
2025/2/12 改正GMPを踏まえた医薬品品質システム (PQS) 構築と品質照査の実務・統計的手法の活用 オンライン
2025/2/12 局方/GMPに対応する不純物の評価・管理及び原薬出発物質の選定/妥当性/CQA・CPP設定 オンライン
2025/2/12 QA担当者が抑えるべきGMP適合性調査対応と査察当局による指摘事例と対策 オンライン
2025/2/14 医薬品凍結乾燥の条件設定、設備、バリデーション、スケールアップおよび失敗事例と対策 オンライン
2025/2/17 リスクベースのGCP監査 オンライン
2025/2/17 GMP対応工場における設備・機器の維持管理 (保守点検) と設備バリデーションの実際 オンライン
2025/2/27 改正GMPを踏まえた医薬品品質システム (PQS) 構築と品質照査の実務・統計的手法の活用 オンライン
2025/2/27 「GMP監査マニュアル」の活用による効果的かつ効率的なGMP監査の実施と現場運用のポイント オンライン
2025/2/27 GMP違反とヒューマンエラーに対する教育訓練の考え方とQA視点による抑制・防止対策事例 オンライン
2025/2/27 改正GMP省令を踏まえたGMP適合性調査対応 効率的なGQP/GMP-QA連携とQA/QC業務範囲の明確化 オンライン
2025/2/27 GMP/GQP-QAが行うべき逸脱管理とCAPAの適切性の評価とチェックリストの活用 オンライン
2025/2/27 改正GMP省令で求められているGMP文書・記録の作成・管理のポイント オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -
2017/9/29 疾患・病態検査・診断法の開発