技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

オーソライズドジェネリックの採用基準と製品戦略

オーソライズドジェネリックの採用基準と製品戦略

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2016年8月19日(金) 10時00分 17時00分

プログラム

第1部. 調剤薬局から見るオーソライズドジェネリック採用判断基準

(2016年8月19日 10:00〜12:00)

 ジェネリック医薬品の使用が急速に進展するなか、オーソライズドジェネリックは薬局及び患者にとってどのようなメリットがあるのか。シェアを伸ばしている製品とそうでない製品との比較と採用判断に影響を与えた要因を検討し、今後のオーソライズドジェネリック採用向上に必要な製品開発と販売姿勢を検討する。

  1. 今までに発売されたオーソライズドジェネリック
    1. 薬効分類と先発医薬品売上高
    2. 発売時期とシェア
    3. ジェネリック医薬品販売社数とその中でのシェア
  2. オーソライズドジェネリックのメリットとデメリット
    1. 患者にとってのメリット・デメリット
    2. 薬局にとってのメリット・デメリット
    3. 企業にとってのメリット・デメリット
  3. 判断材料
    1. AGとGEとの効能効果
    2. 錠剤、PTPシート、外箱等のデザイン
    3. 品質、安定供給等
    • 質疑応答

第2部. 病院薬剤部から見るオーソライズドジェネリックの位置づけ

(2016年8月19日 12:45〜14:45)

 ジェネリック医薬品を選定する上で、当院ではオーソライズドジェネリック (AG) を特に意識しておりません。原薬や添加物が同じであること、様々な臨床試験データが流用できることの優位性よりも、患者や医療従事者にとっての使いやすさや医療安全の視点を重視しています。講座では当院独自のジェネリック医薬品の選択方法について、紹介いたします。

  1. ジェネリック医薬品の導入状況
    1. 数量シェア83.9% (2016年3月) までの道のり
    2. 診療報酬改定がもたらす経営的なインパクト
    3. 「安定供給」をどう担保するか
  2. 採用薬の選択と管理
    1. 医療安全の観点から
    2. ユーザーとしての視点から
    3. 業務改善の観点から
    4. あえて先発品を使うという選択
  3. オーソライズドジェネリック (AG) に対する考え方
    1. AG主要5成分の導入状況とその理由
    2. AGが有する優位性とそのジレンマ
    3. AGに期待すること
    • 質疑応答

第3部. 患者、医療機関ニーズを反映させたオーソライズドジェネリックの差別化と製品戦略

(2016年8月19日 15:00〜17:00)

 オーソライズドジェネリック医薬品 (AG) の特徴は次の3点に集約される。①AGは他のジェネリック医薬品 (GE) に先駆けて販売することが可能である。②一般的にGEは添加物や薬のコーティングなどが異なる場合が多いが、AGは先発品と、原薬 (薬の有効成分) や添加物、製造方法まで完全に同一にすることができる。③先発医薬品の物質特許が切れた場合でも、用途特許が有効である効能については、GEは取得できない。AGは再審査期間中の効能を除いて、先発医薬品と同じ効能を取得できる。
 本セッションでは、いままでに販売されたAGについて、先発品とGEとの比較をおこないながら、製品戦略をレビューし、今後のAGの製品戦略のあり方を考察する。

  1. 抗血小板薬「プラビックス」 (サノフィ) のAGとGE
  2. 広範囲経口抗菌製剤「クラビット (レボフロキサシン) 」 (第一三共) のAGとGE
  3. 抗アレルギー薬「アレグラ (フェキソフェナジン) 」 (サノフィ) のAGとGE
  4. カンデサルタン「あすか」とGE
  5. 医療関係者のGEに対する信頼性の低さを踏まえたAGの営業戦略
    • GEメーカーにとって、最後にして最大の障壁は、 「後発医薬品は信頼不足が普及の妨げている」ということである。AGメーカーのGEその差別化戦略について考察する。
  6. AGの将来展望
    • 質疑応答

講師

  • 山田 真幸
    東戸塚調剤薬局
    管理薬剤師
  • 小池 博文
    横浜市立大学附属病院 薬剤部
    課長補佐
  • 谷口 公嗣
    株式会社CMCエクスメディカ 学術企画本部
    エグゼクティブフェロー

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 54,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 59,400円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 108,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 162,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/21 バイオ医薬品の製造・品質管理・品質保証のポイントと査察対応 オンライン
2025/3/21 CAPAの具体的な実施方法セミナー オンライン
2025/3/24 バリデーション入門講座 オンライン
2025/3/24 バイオ医薬品の製造プロセスにおけるCMC開発戦略 オンライン
2025/3/24 非経口剤の血漿中濃度推移の解析 オンライン
2025/3/24 データ駆動型がんバイオマーカー探索のポイント オンライン
2025/3/24 薬物動態の基礎と活用 オンライン
2025/3/24 バイオ医薬品の事業性評価手法 オンライン
2025/3/24 CSR及びCTD 2.5の基本的な作成法 オンライン
2025/3/25 点鼻・経鼻製剤の現状と展望 (全3コース) オンライン
2025/3/25 点鼻・経鼻製剤の現状と展望 (基礎と応用 / 製剤設計と開発) オンライン
2025/3/25 点鼻・経鼻製剤の現状と展望 (基礎と応用 / Nose-to-Brainデリバリー) オンライン
2025/3/25 中国における薬事規制 / 薬価・保険制度と現地対応ノウハウ オンライン
2025/3/25 洗浄バリデーションの基礎とQ&Aから見る注意点 オンライン
2025/3/25 フロー合成・連続生産・マイクロリアクターコース (2日間) オンライン
2025/3/25 医薬品、医療機器、再生医療製品におけるエンドトキシン試験基礎講座 オンライン
2025/3/25 医薬品、原薬製造プロセスにおけるGMP製造に対応したフロー合成/連続生産とスケールアップ実用化 オンライン
2025/3/25 創薬モダリティの多様化に対応する吸入粉末剤の設計・評価技術 オンライン
2025/3/26 希少疾患における事業性評価の考え方と注意すべきパラメーター オンライン
2025/3/26 開発初期段階の事業性評価・売上予測/ケーススタディ オンライン

関連する出版物

発行年月
2017/6/21 体外診断用医薬品開発ノウハウ
2017/4/25 非GLP試験での効率的な信頼性基準適用と品質過剰の見直し
2014/11/27 3極対応リスクマネジメントプラン策定とEU-GVPが求める記載事項/国内との相違点
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/7/30 高薬理活性医薬品・封じ込めQ&A集
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書
2013/9/2 原薬・中間体製造プロセスにおける課題と対策
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/31 在宅でのCDTM(共同薬物治療管理)の実践と薬局・薬剤師の次世代モデル
2013/5/30 新薬開発にむけた臨床試験(第I~III相臨床試験)での適切な投与量設定と有効性/安全性評価
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/3/27 医薬品・食品包装の設計と規制・規格動向 - 品質・安全・使用性向上のために -
2013/2/27 リスクマネジメント・CAPA(是正措置・予防措置)導入手引書
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書
2013/1/28 造粒・打錠プロセスにおけるトラブル対策とスケールアップの進め方