技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
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(2016年8月4日 13:00〜14:15)
抗体薬物複合体の基本的な概念から対象とする分子、開発状況および乳癌を中心とした実際の臨床での使用から、今後ADCsの臨床におけるメリットを高めるにはどのようなことが求められるのかを考察します。
(2016年8月4日 14:30〜16:30)
抗体薬物複合体 (Antibody-Drug Conjugate; ADC) において、リンカーは、抗体、薬物と並んで重要な役割を果たす。ADC の構成要素のひとつであるリンカーは、抗体と薬物を結合するはたらきを持つが、血中では薬物が抗体に安定に結合し、一方、病変部位においてのみ、速やかに薬物を放出できるような構造でなければならない。
抗体への薬物の結合部位や結合数、薬物放出の場所 (細胞内・外) や放出速度もリンカーによって制御される。ADC 開発においては、抗体が到達する場所や薬物の作用機序にマッチしたリンカーを設計・合成することが必須である。
本セミナーではリンカー性能の向上についての最近の事例について解説する。