技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ラミネート加工技術とトラブル発生とその事例対策

ラミネート加工技術とトラブル発生とその事例対策

~ノンソル・ドライ・押出ラミおよび 製品巻芯シワ対策を中心に~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、ラミネート加工におけるトラブル事例を元に、その具体的な解決法についてQ&Aを交えながら対策を詳解いたします。

開催日

  • 2016年7月5日(火) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • ラミネート加工に関連する技術者、設計者、品質担当者、営業技術者
    • インキ
    • 接着剤
    • 原料樹脂
    • 印刷
    • ラミネート
    • 包装材料
    • 加工設備 など

修得知識

  • ラミネート加工の基礎
  • ラミネート加工のトラブル原因と対策
  • 製品巻芯シワ発生の原因と対策
  • ラミネート加工の事例

プログラム

 ラミネート加工技術 (積層) は、基材と基材を接着剤を介して貼り合わせる方法と、溶融樹脂を介して 貼り合わせる方法に大きく分けられる。そこには現場でしか見えない加工上でのトラブル、さらには製品をいかにしてロスを少なく作り上げて行く「モノづくり」の施策が多く潜んでいる。貼り合わせにより発生する接着がどのようにして得られるのかを易しく説明し、そこに生まれる問題点を挙げ、現場から見た主な事例を図で示し、具体的に示す。
 更に巻取部で製品に多く発生する巻締りシワ不良を取り上げ、現場でどのような対策を立てれば良いかを示していく。

  1. はじめに
    1. 各種ラミネート法の各部での加工上の主なポイント
    2. 接着剤の強さ、接着界面の強さ
  2. ノンソルベント (NS) ラミネーションプロセスとトラブル事例対策
    1. ノンソルベント・ラミネーションプロセスとトラブル対策
    2. 濡れと接着強度
      1. 濡れの接着への影響
      2. 主な液体・固体の表面張力
      3. 初期接着力 (NS接着剤)
      4. NSラミネート用接着剤
      5. ラミネートのスタート・再稼動時の問題点
    3. トンネリングとカール
    4. 巻き芯シワ
    5. 接着剤供給装置と洗浄
  3. ドライ・ラミネートション (DL) でのトラブル事例対策
    1. ドライ・ラミネーションプロセスとトラブル
    2. トンネリングとカール
    3. ドクター筋とかすれ
    4. ラミ行程中の縦折れジワ対策
    5. 巻取部の巻取条件例
    6. 印刷縦柄製品の巻き締りジワ対策
    7. ラミニップ部でのシワ、熱ジワ対策
    8. 接着剤の反応と種類及び接着強度
    9. ハイ・ソリッド接着剤加工の問題点
  4. 押出 (EX) コーティング・ラミネーションでのトラブル事例対策
    1. シングル押出ラミネーションのプロセスとトラブル対策
    2. タンデム押出ラミネーションのプロセスとトラブル対策
    3. 代表的な押出コーティング用樹脂
    4. 溶融樹脂と箔および基材フィルムとの接着
    5. 押出ラミネート用AC剤の種類、特徴および用途
    6. ダイ・ディッケル・ロットピンによる厚み偏肉、耳高調整
    7. 自動偏肉制御 装置の機能と効果
    8. 耳のトリミング
    9. 工程内での印刷ピッチ調整
    10. カール対策
    11. 押出ラミネーターと材料
    12. 原料樹脂交換
      • PE
      • EVA
      • PP
      • EAA
      • EMAA
      • アイオノマー
    13. 押出ラミネーションでのオゾン処理効果と実施
  5. 製品の巻き締りシワ・トラブル現象と現場での対策
    1. 巻ジワ
      • NS 巻芯シワ
      • 巻き締りシワ
    2. 巻芯ジワ ( DL )
      1. 巻取部
      2. 製品の紙管への巻き込み
      3. ロール押し付け圧バランスの調整
      4. 巻取トラブルの一例
      5. 巻取条件項目 8 要因
        • 巻取部の巻取条件事例 (4パターンが示すものは)
        • 巻取部の巻取張力、テーパー張力およびタッチロール圧の最適関係
  6. ラミネーション加工前後の主なトラブル事例対策
    1. 残留溶剤のトラブル対策
    2. 各工程での歩留り対策
    3. 印刷時の巻き芯シワ対策
    4. ラミネート加工工程で儲けるために、何をしたらよいか
    5. 品質管理コントロールシステム
    • 質疑応答

会場

江東区産業会館

第1会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/20 プラスチック加飾技術の最新動向と今後の展望 オンライン
2024/12/20 二軸押出機における樹脂流動解析の基礎と AI/IoT 活用展開 東京都 会場
2024/12/20 UV硬化型接着剤の設計・開発と技術動向 オンライン
2024/12/23 ハードコート剤の開発、材料設計、調製、特性評価、高機能化、応用展開 オンライン
2024/12/24 粘度、粘弾性の測定法とデータの読み方、活用例 オンライン
2024/12/24 表面ぬれ性のメカニズムとその制御、接触角の測定 オンライン
2024/12/25 加工の基礎と機械加工技術 オンライン
2024/12/26 架橋剤を使うための総合知識 オンライン
2024/12/27 架橋剤を使うための総合知識 オンライン
2024/12/27 濡れ現象の基礎と計測 オンライン
2025/1/7 高品質スラリー調製のための分散技術とその安定化、評価方法 オンライン
2025/1/8 基材への塗布層の形成、コーティング液の塗布技術 オンライン
2025/1/8 UV硬化型接着剤の設計・開発と技術動向 オンライン
2025/1/15 スラリー中粒子の分散・凝集状態の制御に向けた評価技術 オンライン
2025/1/20 大気圧プラズマの基礎と最新応用技術 オンライン
2025/1/21 フィルムの乾燥とプロセスの最適化、トラブル対策 オンライン
2025/1/21 ポリフェニレンサルファイド (PPS) 樹脂の基本特性と製造・加工技術および高機能化 オンライン
2025/1/23 粉体・微粒子の表面処理と機能性ナノコーティング技術 会場・オンライン
2025/1/28 車載用プラスチック材料や成形法の基礎から最新活用法まで オンライン
2025/2/5 粉体・微粒子の表面処理と機能性ナノコーティング技術 オンライン

関連する出版物