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有機ELディスプレイのスマホ・車載対応 / 光取出し効率・耐久性・生産性向上

有機ELディスプレイのスマホ・車載対応 / 光取出し効率・耐久性・生産性向上

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2016年4月13日(水) 10時00分 16時50分

プログラム

第1部 再燃した有機ELディスプレイ最終テイクオフか! アップルはなぜ動くのか、車載、医療診断、放送機器 すべての応用分野の有機ELディスプレイの近況と将来を斬る

(2016年4月13日 10:00〜11:40)

 有機ELディスプレイが1987年に誕生後、2017年は30年の節目を迎える。 次世代ディスプレイと期待されながら日本も初期から参画しながら栄枯盛衰を極めた。 スマートフォンの生みの親アップルが有機ELを採用するとして有機ELディスプレイが再燃、これが最終的なテイクオフになるのか近況を斬る

  1. 有機ELディスプレイ市場の栄枯盛衰
  2. アップルの採用が確かなら、その要因は何か
    1. なぜ採用するのか?画像が綺麗だけではない
    2. その他、期待される特性は何か
    3. 液晶と有機ELの優劣はなにか?
    4. 有機ELのこれからの課題は何か
  3. 車載用有機EL
    1. 車デザイナーは何が欲しいのか
    2. 車載における有機ELと液晶の優劣は何か
    3. 有機ELの寿命は問題か?
  4. 医療用画像診断における有機ELの優位点
    1. 有機ELと液晶のガンマが違う
    2. 特に超音波画像診断で有機ELの利点がある
  5. 放送機器マスターモニター
    1. 有機ELと液晶の違い、色度領域の改善
    2. 今後の液晶と有機ELのバトルはどうなる
  6. 有機ELテレビ
    1. 普及するのか、課題は何か
  7. 有機ELの供給課題
    1. 日本、韓国、中国の現状
  8. 有機ELディスプレイと液晶の市場の今後
    • 質疑応答

第2部 微細加工技術による有機ELの光取り出し向上

(2016年4月13日 11:50〜12:50)

 生体模倣技術にて生み出されたモスアイ構造は、数百ナノの凹凸構造を持ち、可視光域の反射を大幅に低減することができる。本セミナーでは、モスアイ構造に代表される微細加工技術 (ナノインプリント) による有機ELの光取り出しへの応用展開を解説する。

  1. はじめに
    1. ナノインプリント事業展開体制
  2. ナノインプリント
    1. ナノインプリントの概要
      1. ナノインプリントとは?
    2. 量産化における要素
      1. 干渉リソグラフィによる大面積金型
      2. Roll-to-Roll装置
      3. 量産時の課題
  3. モスアイ構造
    1. 反射防止フィルムとメカニズム
      1. 現行の反射防止フィルム
      2. モスアイフィルム
    2. モスアイ構造の設計
      1. 簡易的な反射特性計算
      2. 拡散性モスアイ
  4. 有機EL光取り出し向上機能
    1. 表面プラズモンとエバネッセント波の共鳴効果の応用
      1. モスアイ構造の応用
    2. 最表面への構造付与
      1. マイクロレンズ及びモスアイ構造の応用
    • 質疑応答

第3部 有機EL用封止材の耐水性・ガスバリア性向上

(2016年4月13日 13:30〜14:30)

 有機EL用封止材の特徴と要求性能について、評価法の具体例を交え紹介する。また、実装評価における課題と、高感度水蒸気透過率測定法についても併せて述べる。

  1. 有機EL用封止材について
    1. 使用される樹脂系
    2. 封止材への要求特性
    3. 樹脂の評価手法
    4. 高分子材料の水蒸気透過率
  2. 水蒸気バリア性付与について
    1. 有機-無機複合化によるバリア性付与
    2. 金属蒸着によるバリア性付与
  3. 水蒸気バリア性評価
    1. JIS法
    2. 高感度水分透過率測定法
  4. デバイスを用いた実装評価 (有機ELへの応用)
    1. デバイスの構成例
    2. 特性評価の具体例
    3. 封止材の実装評価における課題
    4. 実装における水蒸気透過モデルの考察
    • 質疑応答

第4部 有機ELにおけるフレキシブル化、ITO代替電極などの技術動向、今後の展望について

(2016年4月13日 14:40〜15:40)

 有機ELのフレキシブル化は、有機ELならではのキラーアプリを生み出すキーテクノロジーであり、今後の大きな進展が期待される。本講座では、有機ELのフレキシブル化技術及びITO代替電極技術を中心に、技術動向、今後の展望などについて紹介する。

  1. 有機ELの全体動向
  2. 有機ELのフレキシブル化の意味
    1. フレキシブル基板
    2. フレキシブルへの要求
    3. 超薄板ガラス
    4. ステンレス箔
    5. バリアフィルム
  3. フレキシブル有機ELディスプレイ
    1. 製造プロセス
    2. 事業動向
  4. フレキシブル有機EL照明
  5. ITO代替電極
    1. ITO代替電極の必要性
    2. ITO代替電極の候補技術
    3. 導電ポリマー
    4. 銀ナノワイヤー
    5. 有機ELへの応用
    • 質疑応答

第5部 フレキシブルOLEDモジュールの曲面カバーへの貼付けプロセスについて

(2016年4月13日 15:50〜16:50)

 従来の常圧環境下でのラミネート技術のニーズはこれまでの2D形状に加えて、3D形状の貼付けに広がっております。本講演では、フレキシブルOLEDのラミネートプロセスについて、動画や注意点を交えながら解説致いします。

  1. 貼付けと粘・接着剤 (OCA・OCR)
    1. OCAのラインナップと特徴
    2. OCRのライの3Dラミネート
  2. 貼付けと粘・接着剤 (OCA・OCR)
    1. OCAのラインナップと特徴
    2. OCRのラインナップと特徴
  3. OCAによるフレキシブルOLEDの2Dラミネート
    1. ラミネーションプロ セス
    2. ラミネーション時の注意点
  4. OCAによるフレキシブルOLEDの3Dラミネート
    1. ラミネーションプロセス
    2. モバイルと車載の違い
    3. ラミネーション時の注意点
  5. その他のラミネーション技術
    1. ガラスラミネーションプロセス
    • 質疑応答

講師

  • 増田 淳三
    Insight Resources Display
  • 井上 智晴
    株式会社 イノックス 機能性フィルム開発担当
  • 若林 明伸
    株式会社MORESCO 有機デバイス材料開発部 デバイス材料事業部
    担当課長
  • 向殿 充浩
    有機デバイスコンサルティング
    代表
  • 佐伯 和幸
    株式会社 SCREENラミナテック 営業推進部
    部長

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

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: 60,000円 (税別) / 64,800円 (税込)
複数名
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    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 178,200円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
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