技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

光開始剤・増感剤の基礎と最適な選定・使用方法

光開始剤・増感剤の基礎と最適な選定・使用方法

~各種硬化条件での最適選定及び最適使用~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、光硬化剤において阻害要因や開始剤のトラブルに悩んでいる方を対象に開始剤の特徴から最適な使用指南について解説いたします。

開催日

  • 2016年3月28日(月) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 光硬化に関連する技術者
    • 光硬化材料
    • UV硬化樹脂
    • 光開始剤
    • 増感剤
    • 光硬化の不良対策

修得知識

  • 光硬化技術の基礎
  • 光硬化開始剤、増感剤の種類と特徴
  • 各種硬化条件での光硬化開始剤、増感剤の正しい選定の仕方

プログラム

 光硬化開始剤は光硬化において硬化過程や最終塗膜の特性に大きな影響を与えます。
 本講座では、光硬化開始剤の種類と特徴について概説します。また、各種硬化条件での光硬化開始剤の適切な選定および使用方法、光硬化において問題となる阻害要因とその対処法や光硬化開始剤に起因する問題点についても詳しく紹介します。

  1. 光硬化開始剤を用いた光硬化技術
    1. はじめに 光硬化とは
    2. 光硬化の用途
    3. 光硬化に使用する光の波長
    4. 感光性組成物
    5. 光硬化過程と硬化開始剤の光反応過程
    6. ラジカル重合とカチオン重合
    7. 光硬化特性を決定する因子
  2. 光硬化開始剤の種類、特性および反応メカニズム
    1. 光硬化開始剤の分類
    2. ラジカル型硬化開始剤
      1. アセトフェノンの光反応機構
      2. 代表的なアセトフェノン型光硬化開始剤の種類と特徴
      3. アセトフェノン型光硬化開始剤の光増感反応の利用と増感剤の選定
      4. 他の単分子開裂型光硬化開始剤の種類と特徴
      5. 分子内水素引抜型光硬化開始剤の特徴
      6. 分子間水素引抜型光硬化開始剤の特徴
      7. 分子間電子移動型光硬化開始剤の特徴
    3. カチオン型硬化開始剤
      1. オニウム塩型光カチオン硬化開始剤の種類と特徴
      2. オニウム塩型光カチオン硬化開始剤の光反応機構
      3. オニウム塩型光カチオン硬化開始剤の特徴
      4. オニウム塩の光増感反応の利用と増感剤の選定
  3. 光硬化開始剤の最適使用法
    1. 各種硬化条件での最適選定及び最適使用
    2. 光硬化阻害因子とその改善法及び2次特性
  4. まとめ
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 倉 久稔
    BASFジャパン 株式会社 エレクトロニックマテリアルズ ディスプレイマテリアルズ開発グループ
    シニアマネージャー

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第1講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/12 防振ゴムの劣化メカニズムと耐久性試験・寿命予測 オンライン
2025/2/12 プラスチック加飾技術の最新動向と環境負荷低減に向けた展望 オンライン
2025/2/12 プラスチック材料・製品の耐久性向上、劣化度評価、寿命予測 オンライン
2025/2/13 高分子の (黄変・ピンク変など) 変色・劣化の発生メカニズム、変色箇所の評価、その対策 オンライン
2025/2/13 エポキシ樹脂 2日間総合セミナー オンライン
2025/2/13 ポリイミドの基礎・合成・材料設計のポイントおよび応用展開 オンライン
2025/2/13 ゴム材料の分析手法および劣化現象とその分析 オンライン
2025/2/13 プラスチック成形部材の劣化・破損・破壊のメカニズムと評価・改善方法、破面の特徴、トラブル対策 オンライン
2025/2/14 高分子材料の物性分析、分子構造解析技術の基礎と材料開発、物性改善への応用 オンライン
2025/2/14 半導体封止材用エポキシ樹脂の種類と特性および解析方法 オンライン
2025/2/14 重合反応の基礎・応用 オンライン
2025/2/17 ゾル-ゲル法の基礎と材料合成、(新規) 材料開発で活用するための実用的な総合知識 オンライン
2025/2/17 高分子へのフィラーのコンパウンド技術の基礎と応用 オンライン
2025/2/17 結晶性高分子の材料設計・改良・加工性向上に必要な基礎知識 オンライン
2025/2/17 プラスチックリサイクルの国内外の現状とリサイクル技術 オンライン
2025/2/19 ポリイミドの基礎・合成・材料設計のポイントおよび応用展開 オンライン
2025/2/20 フィルム延伸の基礎と過程現象の解明・構造形成、物性発現・評価方法 オンライン
2025/2/20 プラスチックの破面解析技術 (不具合分析) オンライン
2025/2/21 電動化モビリティのモータと関連電装品の高電圧化・高周波化・熱対策に向けた絶縁品質評価技術と樹脂材料開発 オンライン
2025/2/21 プラスチック (フィルム) の熱分析 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/7/30 水と機能性ポリマーに関する材料設計、最新応用