技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

プラスチック表面への加飾技術と今後の展望

プラスチック表面への加飾技術と今後の展望

大阪府 開催 会場 開催

開催日

  • 2016年3月9日(水) 10時30分 16時00分

修得知識

  • 表面加飾技術の基礎
  • 加飾フィルム・機能フィルムによる3次元成形品へのデザインの付与
  • 加飾フィルム・機能フィルムによる3次元成形品への機能付与

プログラム

第1部:プラスチック加飾に向けた高機能フィルムの開発

(2016年3月9日 10:30〜12:00)

 自動車や携帯電話などの製品には、プラスチック部品が使われている。これらの部品の加飾方法として塗装やフィルムインサートなどがあり、本セミナーでは主にフィルムを用いた加飾について紹介をする。加飾基材としてのハードコートフィルムと表面に機能性を付与したフィルムについて解説する。特に機能性を付与したフィルムに関しては、近年注目を集めている反射防止機能を有するモスアイフィルムについてナノインプリントの基礎から量産についても解説する。

  1. 株式会社イノックスの紹介
    1. 機能性フィルム事業展開体制
  2. プラスチック加飾の概要
    1. プラスチック加飾工法
    2. 工法比較
    3. フィルムを用いた加飾
  3. ハードコートフィルム
    1. IML向けハードコート
    2. IMD向けハードコート
  4. 機能性付与フィルム
    1. 防指紋フィルム
    2. 反射防止フィルム
    3. 反射防止フィルムの種類
    4. 反射防止のメカニズム
    5. モスアイフィルム
    6. ナノインプリントとは
    7. ナノインプリントの量産化
    8. 大面積金型
    9. Roll to Roll工法
  5. まとめ
    • 質疑応答

第2部:印刷フィルムによる成形品への加飾技術とCMFデザイン

(2016年3月9日 12:45〜14:15)

3次曲面を持った成形品への加飾法は多くなく限られている。3次曲面を持った成形品への加飾法の分類とその説明。また印刷された加飾フィルムを用いることで成型品に、さまざまなデザインを持った加飾を施すことができまた、表面に機能性を持たせることも可能である。

  1. 表面加飾技術分類 (直接印刷・間接印刷)
  2. 印刷を用いた加飾フィルムによる成形品への加飾と機能性付与
  3. 転写箔について
    1. 基本構成
    2. 転写箔のメリット
    3. 加工方法 (転写機のバリエーション)
  4. 転写箔に組み込める 意匠・機能
  5. 成形同時転写 (Nissha – IMD)
  6. ターンキーシステム
  7. IMDの展開・応用
  8. CMFデザイン
    • 質疑応答

第3部:三次元加飾 (FIM工法) の特性と今後の展望

(2016年3月9日 14:30〜16:00)

 印刷等で加飾されたフィルムをフォーミングし、これに樹脂を一体成型させることによって、デザインの自由度の高い加飾成形品を作るFIM (Film Insert Molding) 工法の紹介をします。さらに、本工法の延長線として導電性の層をラミネートや印刷により加えることで、新しいカーエレクトロニクス部品の提案も可能となります。

  1. フィルムインサートモールディング (FIM工法) の紹介
  2. フィルムインサートモールディング (FIM工法) の要素の紹介
  3. フィルムインサートモールディング (FIM工法) の実例の紹介
  4. フィルムインサートモールディング (FIM工法) の将来的な展開の検討
    • 質疑応答

会場

ドーンセンター

4F 大会議室3

大阪府 大阪市 中央区大手前1丁目3-49
ドーンセンターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/28 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と構造・物性制御 オンライン
2025/2/28 熱硬化性樹脂の基礎と応用 オンライン
2025/2/28 ゴム材料の分析手法および劣化現象とその分析 オンライン
2025/2/28 プラスチックリサイクルの国内外の現状とリサイクル技術 オンライン
2025/2/28 精密バー塗布技術の基礎・応用 東京都 会場
2025/3/3 高分子材料の物性分析、分子構造解析技術の基礎と材料開発、物性改善への応用 オンライン
2025/3/3 コーティングプロセスにおける界面化学とレオロジー解析 オンライン
2025/3/4 加硫剤、加硫促進剤の使い方とスコーチ・ブルーム・分散性 オンライン
2025/3/5 ゴム・プラスチック材料の破損・破壊原因と対策事例及び寿命予測 東京都 会場・オンライン
2025/3/5 表面張力駆動流 (マランゴニ対流) に関する基礎知識と濡れ性、表面張力の解説 オンライン
2025/3/5 微粒子・ナノ粒子の作製・表面修飾・分散・応用 オンライン
2025/3/5 発泡成形の基礎とトラブル対策 オンライン
2025/3/6 エポキシ樹脂の耐熱性向上と機能性両立への分子デザイン設計および用途展開における最新動向 オンライン
2025/3/6 EUVレジストの高感度化、感度測定とメタルレジストの反応機構 オンライン
2025/3/7 「モノマテリアル包装」の動き、バリア向上などの物性向上、企業採用・海外規制などの展望 オンライン
2025/3/7 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と構造・物性制御 オンライン
2025/3/7 濡れ現象の基礎と計測 オンライン
2025/3/10 シリコーンの基礎・特性と設計・使用法の考え方・活かし方 オンライン
2025/3/11 ウェットコーティング・単層、重層塗布方式の基礎とダイ膜厚分布・特許・塗布故障 オンライン
2025/3/12 Tダイ法による押出成形とトラブル対策 オンライン

関連する出版物