活物質・導電助剤の開発最前線
~グラフェン / カーボンナノチューブ / 硫黄~
東京都 開催
会場 開催
開催日
-
2016年2月22日(月) 10時00分
~
17時00分
プログラム
1. グラフェンの超低コスト・大量生産の基盤技術と分散液の導電助剤としての応用例
(2016年2月22日 10:00〜11:30)
- グラフェンとは
- なぜグラフェンか?
- グラフェン需要例
- グラフェンの市場規模
- 世界的グラフェンブーム
- グラフェン化のための結晶構造
- グラフェン生産性
- グラフェン価格帯
- Graphene Platform Architecture
- グラフェン前駆体製造装置
- グラフェンとひも状物質の混合
- グラフェンの導電助剤としての応用例
2. 長尺カーボンナノチューブの導電助剤としての応用
(2016年2月22日 12:10〜13:40)
- 長尺カーボンナノチューブについて
- カーボンナノチューブ製造法比較
- 長尺/高配向カーボンナノチューブ 特徴・成長メカニズム・評価法
- カーボンナノチューブの弊社取組・応用用途
- 長尺カーボンナノチューブの分散について
- 水分散液・有機系分散液
- 分散の評価法
- 導電助剤向け長尺CNT
- 分散剤レスのCNTと分散液
- 電池の内部抵抗低減のための導電助剤
- 電池の内部抵抗について (正極材との組み合わせを中心に)
- 導電助剤・分散剤の影響について
- スラリーの調整方法による接触抵抗への影響
- 内部抵抗低減のためのモデル
- 弊社の高性能正極材の紹介
- CNT関連製品紹介
- CNTの安全性について
3. 硫黄-アルケニル化合物共重合体の調製とその次世代二次電池への応用
(2016年2月22日 13:50〜15:20)
硫黄正極を用いた二次電池に関する基礎的な内容を出発点として、硫黄を基剤とする正極材料の特徴と課題について述べる。さらに、その課題を克服する材料として最近注目されている硫黄とアルケニル化合物の共重合により得られる化合物について、その構造や特徴について解説するとともに、これを正極材料に用いたリチウム二次電池あるいは、マグネシウム二次電池の特性について解説する。さらに、試作電池の性能評価等から浮かび上がってきた課題について述べる。
- 硫黄を正極材料に用いた二次電池
- 硫黄に関する基礎知識
- 硫黄の基礎的な電気化学的性質
- 硫黄を正極に用いた二次電池の基礎
- 硫黄を正極に用いた二次電池の抱える課題
- 硫黄を正極に用いた二次電池の課題とその解決方法
- 課題解決手法の概要
- 導電助剤の工夫による課題解決
- 電解質の工夫による課題解決
- セル構造などの工夫による課題解決
- 硫黄とアルケニル化合物の反応と生成物の特徴
- 硫黄とアルケニル化合物との反応の概要
- 硫黄-アルケニル化合物共重合体の構造と特徴
- 硫黄-アルケニル化合物共重合体の電気化学的性質
- 硫黄-アルケニル化合物共重合体を正極に用いた二次電池の紹介と課題
- 硫黄-アルケニル化合物共重合体を正極に用いた二次電池の例 (1) ~ (4)
- 硫黄-アルケニル化合物共重合体を正極に用いた二次電池の課題
- まとめ
- 4.5V級高電圧正極材料の開発
(2016年2月22日 15:30〜17:00)
リチウムイオン二次電池用正極材料の非化学量論性は、その電気化学特性に大きく影響する。この非化学量論性はこの化合物の低温磁性にも反映される。本講演ではこの低温磁性を利用した材料開発を中心に紹介する。
- リチウムイオン電池における高電圧正極材料の重要性
- 高電圧スピネル酸化物正極
- 高電圧スピネル酸化物の問題点
- 高電圧スピネル酸化物の粒子設計
- 高電圧スピネル酸化物の非化学量論性
- 高電圧スピネル酸化物の低温磁性
- 高電圧スピネル酸化物の低温磁性を用いた粒子設計
- 高電圧スピネル酸化物正極材料の合成
- 高温で安定なスピネル酸化物の同定と合成
- 高温安定なスピネル酸化物の低温アニール
- 高電圧スピネル酸化物正極の電気化学特性
- 高電圧オリビン正極
- 高電圧オリビン正極の問題点
- 高電圧オリビン化合物への非化学量論性の導入 (Fe3+の導入)
- 非化学量論オリビン化合物の低温磁性
- 非化学量論オリビン化合物の電気化学特性
- 高電圧正極材料の残された課題
講師
神谷 渚 氏
グラフェンプラットフォーム 株式会社
グラフェン事業部
取締役
坂井 徹 氏
大陽日酸 株式会社
開発本部
事業開発統括部
開発企画部
-
中村 龍哉 氏
兵庫県立大学
大学院 工学研究科
電気系工学物性・デバイス部門
教授
主催
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お問い合わせ
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受講料
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60,000円 (税別) / 64,800円 (税込)
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