技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

注射剤GMP入門

語句の意味から学べる

注射剤GMP入門

~業務歴一年未満の方でも理解できる~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2016年1月15日(金) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 注射剤製造に関連する技術者、管理者、品質担当者
  • 医薬品・製薬における担当者、管理者
    • GMP適合性試験
    • 分析法バリデーション
    • コンピュータバリデーション
    • 注射剤バリデーション
    • 洗浄バリデーション

修得知識

  • 注射剤製造における無菌操作法/最終滅菌法の選択方法、留意点
  • 無菌医薬品製造における剤形別バリデーションの具体的実施法
  • 注射剤製造におけるプロセスバリデーション実施時の留意点

プログラム

 注射剤に共通な重要品質特性は無菌性の確保、エンドトキシン (発熱性物質) の除去、不溶性異物 (不溶性微粒子) の管理が重要である。
 本講座では製薬企業及び製薬企業以外のお方で初めて注射剤に関係するお方に向けて注射剤製造の概要、留意点を演者の30数年から得たノウハウを具体例を挙げて分かりやすく解説する。また初任者に対する指導・教育をするお方が改めて注射剤の知識を整理しどのような指導するかにも役立ちます。
 最近日本国内の各製薬企業で開発される生物学的製剤 (ワクチン・遺伝子組み換え製剤) は凍結乾燥注射剤が多くなる傾向にある。このように凍結乾燥注射剤の製剤化が増加する中で「凍結乾燥は難しく何をしたらよいか分からないと」聞きますが本講座では特に凍結乾燥の基本原理・凍結乾燥機について初歩的なことから具体例を挙げて分かりやすく解説する。

  1. 製剤総則 (注射剤)
    1. 注射剤の定義
    2. 輸液剤の定義
    3. 埋め込み注射剤の定義
    4. 持続性注射剤の定義
    5. プレフィルドシリンジ製剤
  2. 注射剤の要求品質
    1. 無菌性
    2. エンドトキシンフリー (発熱性物質)
    3. 浸透圧 (等張化)
    4. pH
    5. 局所刺激
    6. 不溶性異物 (不溶性微粒子)
    7. 主薬の含量
  3. 注射剤の剤形
    1. 水性注
    2. 懸濁注
    3. 凍結乾燥注
    4. 粉末注
  4. 注射剤の溶媒と添加剤
    1. 溶媒 (注射用水)
    2. 添加剤、緩衝剤、等張化剤、安定剤、保存剤、増粘剤
  5. 容器・栓
    1. アンプル
    2. バイアル
    3. ゴム栓
    4. プラスチック容器
  6. 生物学的製剤とは
    1. ワクチン
    2. 遺伝子組み換え製剤
    3. 一般製剤と生物学的製剤の薬局等構造設備規則の違い
  7. バリデーション
    1. 設備適格性評価
  8. 注射剤製造設備の具備すべき点
    1. 無菌製剤棟の構築
    2. 製薬用水製造設備
    3. アンプル・バイアル洗浄機
    4. 滅菌トンネル
    5. 薬液調製・濾過設備
    6. アンプル:充填・熔閉機・外観検査機
    7. バイアル:充填・半封栓・キャプ巻締機
    8. RABS、クリーンブース、アイソレータ
    9. 凍結乾燥機
    10. 異物検査機
    11. 高圧蒸気滅菌器
  9. 注射剤の製造法
    1. 水性注
    2. 懸濁注
    3. 粉末注
    4. 凍結乾燥注 (例:遺伝子組み換え製剤)
      • 凍結乾燥の基本原理
      • 凍結乾燥プロセス
      • 凍結乾燥機の最適運転
    • 質疑応答

講師

  • 長岡 明正
    元 塩野義製薬 株式会社 製造部 次長

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 48,600円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 45,000円(税別) / 48,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 54,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 97,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 145,800円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/15 医薬品・食品・化粧品工場における異物混入の具体的防止対策 東京都 会場・オンライン
2024/11/15 薬価算定/制度の要点と加算取得に向けた薬価戦略のポイント オンライン
2024/11/15 ライフサイエンス領域における医療トレンドとポストコロナビジネスに求められる対応手法 オンライン
2024/11/15 再生医療等製品・遺伝子治療薬開発のための生物由来原料基準/カルタヘナ法 徹底解説 オンライン
2024/11/15 希少疾患における治療薬開発の最新戦略とアプローチ オンライン
2024/11/16 CMC部門・研究部門での電子実験ノート利用における規制の実務対応 オンライン
2024/11/19 原薬製造のプロセスバリデーション実施方法とスケールアップ・MF登録申請 オンライン
2024/11/19 ICH Q12,Q14の要件と承認後変更管理 (PACMP) の具体的進め方 オンライン
2024/11/19 空調システムの維持管理とバリデーション オンライン
2024/11/19 治験薬GMP入門 オンライン
2024/11/19 ラボと製造の現場におけるデータインテグリティ実務とCSV 監査証跡の定期レビューとQAレビュー オンライン
2024/11/20 製薬用水の基礎と実践知識を理解する オンライン
2024/11/20 GMP監査の基礎と実践 オンライン
2024/11/20 ISO9001:2015から化粧品GMP、ISO22716への適応、および原料に関するEFfCI GMP、一次容器に関するISO15378の要求の理解 オンライン
2024/11/20 変形性関節症の病態/治療・診断技術の現状と臨床現場が望む新薬像 オンライン
2024/11/20 改正QMS省令に伴う滅菌製品製造 (委託滅菌の注意含む) 品の滅菌関連の留意点と滅菌バリデーション基準の要求事項/監査時の留意点 オンライン
2024/11/20 リポソームと脂質ナノ粒子の基礎・調製・評価および応用のポイント オンライン
2024/11/20 FDA査察対応セミナー 入門編 オンライン
2024/11/21 エンドトキシン管理の要件と最新動向を踏まえた課題解決のアプローチ オンライン
2024/11/21 ICH Q5A ウイルス安全性評価/外来性感染性物クリアランス評価コース オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策