技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

製薬メーカーにおけるラボでの電子実験ノートの活用事例と導入における課題の抽出

製薬メーカーにおけるラボでの電子実験ノートの活用事例と導入における課題の抽出

~最先端の研究情報管理体制から学ぶもの~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2015年12月18日(金) 13時00分 16時30分

修得知識

  • 国内外の製薬企業を中心とした最新の研究情報管理体制の事例
  • 目覚ましい進展をとげている電子的な情報管理システムの概要と利点
  • 製造系企業が遵守すべき、近年変化しつつあるコンプライアンス絡みの要件
  • 研究や生産に関わる情報管理体制に課題を感じている組織にとって、改善の方向性の要点と実施に向けて遭遇することが想定される課題

プログラム

 研究情報管理に高い水準が求められる製薬企業の探索部門研究所において、先進的な研究情報管理体制の構築と運用に携わってきた経験と事例を基に、研究や生産活動における情報管理体制に求められる姿、昨今の電子的ツールを用いることによる利点、さらにはその導入において想定される課題等を紹介する。自己の組織の現状を振り返り、改善の方向性を検討するきっかけの一助になることを期待します。

  1. 情報管理における電子化の重要性
    1. 昨今の情報管理に要求される水準への手作業における限界
    2. 管理手順の電子化への遷移の必然性と重要性
    3. 電子化を検討する際の留意点
  2. 電子情報管理システムの種類
    1. 情報の性質によって使用される電子情報管理システムの種類と位置付け
      • 電子実験ノートシステム
      • 研究機器データ管理システム
      • 試験依頼兼情報管理システム
      • 文書管理システム
      • 試薬管理システム
    2. 将来の電子情報管理システムの展望
  3. 電子実験ノート展開の歴史
    1. 電子実験ノート発生の経緯
    2. 展開を加速させた要因
    3. 今後の展開の方向性
  4. 化学系電子実験ノートの使われ方
    1. 化学系研究者の電子実験ノートの使い方
    2. 当該研究者に歓迎される各種有用機能
    3. 導入済組織では必須要件と認識される社内化合物法規制照合機能
    4. 実際の運用事例
  5. 電子署名・監査証跡の利点と課題
    1. 電子署名や監査証跡を記録することによる利点と課題
    2. 電子署名の構成の差に基づくシステム内で起こる課題と対応策
  6. 分析業務、品質管理、安全性試験部門にとっての試験情報管理システム
    1. 業務の形態や背景の違いによる活用における利点
    2. 当該部門における今後の情報管理環境の動向
  7. 生物系研究者にとっての電子実験ノート
    1. 展開に課題を生じさせる背景の活動形態別解析
    2. 活用に向けた対策
  8. 測定機器データの保全管理
    1. 各種測定機器が発行するデータの集中管理の方策
    2. システム化による利点
    3. 導入障壁の解決事例
      • データ管理意識の部門による温度差
      • 導入によるROIの検討
      • 導入を決断させるドライビングフォースの設定
    4. 導入後の作業者の意識変化
  9. 電子的な情報管理体制がもたらすもの
    1. システム連携によってもたらされる作業者にとっての効率化例
    2. 紙と手作業における管理体制では実現できなかった新環境
    3. バリデートされたシステムにおけるデータ保全水準
    4. 近未来の最新の電子情報管理環境
  10. 電子情報管理システムの導入・展開における課題と対応策
    1. 電子システム導入において多くの組織が陥った課題
    2. 体制移行のために必要なコンセプト設定
    3. 電子化を円滑に進めるために準備しておくべき環境
    4. 手順の標準化・共通化の必要性
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 島本 哲男
    ラボコンサルテーション 株式会社
    代表取締役

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4F 第1特別講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,040円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 21,600円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 20,000円(税別) / 21,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,000円(税別) / 41,040円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 43,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/11 医薬品モダリティ (抗体/核酸/中分子/再生医療) の実用化とDDS技術の特許戦略 オンライン
2024/12/11 ADCを含む次世代抗体医薬の知財戦略および強い特許明細書・クレームの書き方 オンライン
2024/12/11 EU規制をベースにしたPharmacovigilance監査の基礎 オンライン
2024/12/11 医薬品開発におけるマーケティングリサーチ手法およびデータの捉え方・活用のポイント オンライン
2024/12/11 研究開発・製品開発投資の収益性評価と費用配賦の考え方・進め方 オンライン
2024/12/11 標準品の品質試験法設定の基礎と注意点 オンライン
2024/12/12 技術・研究開発部門における実践的マネジメントとそのポイント オンライン
2024/12/12 開発段階 (求められる要件) に応じたQbDによる製剤開発と品質規格・Validation実施範囲 オンライン
2024/12/12 市場の潜在ニーズを見つける方法 オンライン
2024/12/12 GLP省令の基礎知識とGLP試験における現場調査 (試験操作調査と施設調査) 手法 オンライン
2024/12/12 バイオ医薬品の原薬製造における外来性感染性物質のクリアランスと安全性試験 オンライン
2024/12/12 残留溶媒に関する規制と申請上の留意点、規格値設定の考え方 オンライン
2024/12/12 医薬品開発における非臨床安全性評価とCTDの記載・信頼性確保 オンライン
2024/12/12 原薬GMP/ICH Q7・Q11の要件理解と原薬プロセスバリデーション実施時の注意点 オンライン
2024/12/13 デスクトップで行う医薬品市場予測のスキルアップと精度向上 オンライン
2024/12/13 現場の視点で考える効果的な洗浄バリデーションのポイントと継続的な検証 オンライン
2024/12/13 承認申請プロセスに関わるPMDA提出資料 (CTD/照会事項回答) 作成のポイント オンライン
2024/12/13 英文メディカルライティング基礎講座 オンライン
2024/12/13 改正GMP省令、PIC/S DIガイドをふまえたGMP文書・記録の再点検 (データ改竄、捏造、隠蔽防止のための工夫) オンライン
2024/12/13 分析法バリデーションのための統計解析入門と分析能パラメータ計算法入門 東京都 オンライン

関連する出版物

発行年月
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/31 在宅でのCDTM(共同薬物治療管理)の実践と薬局・薬剤師の次世代モデル
2013/5/30 新薬開発にむけた臨床試験(第I~III相臨床試験)での適切な投与量設定と有効性/安全性評価
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/3/27 医薬品・食品包装の設計と規制・規格動向 - 品質・安全・使用性向上のために -
2013/2/27 リスクマネジメント・CAPA(是正措置・予防措置)導入手引書
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書
2013/1/28 造粒・打錠プロセスにおけるトラブル対策とスケールアップの進め方
2012/3/29 治験中 / 市販後における3極安全性情報の収集・報告・評価実務と相違
2012/3/13 超入門 GMP基礎セミナー
2012/3/5 育毛剤・発毛剤 技術開発実態分析調査報告書
2012/2/16 システムの適格性確認および回顧的バリデーションの具体的実施方法
2012/2/14 LIMS導入に関する導入の留意点セミナー
2012/2/9 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応のための「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2012/1/20 24年度診療報酬改定におけるDPC評価の全貌
2011/12/22 光学活性医薬品開発とキラルプロセス化学技術
2011/12/14 QCラボにおける厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応セミナー