技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

電極、配線、金属基板の保護コーティング技術とその事例

電極、配線、金属基板の保護コーティング技術とその事例

~絶縁性保持、腐食防止、発火対策~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2015年11月27日(金) 13時00分16時15分

受講対象者

  • 防汚、耐指紋、反射防止が求められる製品の技術者、製造担当者、品質担当者
    • タッチパネル
    • 保護フィルム
    • モニター
    • ディスプレイ
    • 携帯機器
    • 家電
    • 精密機器
    • 自動車外装
    • ドアノブ など
  • コーティングに関連する技術者

修得知識

  • 各種製品基体表面の保護に必要な「正電荷」「負電荷」「両性電荷」形成の方法
  • 各種製品の機能を維持する使用方法
  • 常温型フッ素系コーティング剤の基礎知識、優位性
  • 常温型フッ素系コーティング剤の電子部品や実装基板への応用展開

プログラム

第1部 表面電荷形成による「基体の保護」とその対応技術:静電反撥チタニア技術

- 金属電極、金属基体表面への負電荷膜形成と防錆対策 –

(2015年11月27日 13:00〜14:30)

機能を維持するための期待の保護方法として基体の劣化原因を考察し、特に今回は、金属電極・金属基体表面への対応方法を中心に、応用を説明する。

  1. 「基体の保護」方法と、その対応技術
    - 各種工業製品の表面を保護するには –
  2. 劣化因子の種類:機能低下を誘引する物質の電荷
  3. 各種の電荷 (正電荷、負電荷、両性電荷) を形成するチタニア複合金属化合物溶液の特色
  4. 静電反撥技術の特色:表面電荷形成方法の原理
  5. 表面電荷による基体の保護応用例
    1. 汚れ吸着防止
    2. 表面酸化劣化防止:高分子樹脂
    3. 機器内粉体吸着防止
    4. 基体表面イオン誘出による機能低下防止
    5. 砂塵吸着防止
    6. 藻菌類吸着低減
    7. 金属腐食 (錆発生) 防止
    • 質疑応答

第2部 常温型フッ素系コーティング剤による電子部品・実装基板の防湿・防水・耐酸性付与

(2015年11月27日 14:45〜16:15)

【講座の趣旨】
常温でコーティングできる特殊なフッ素樹脂を使用して、電子部品や実装基板を水分や酸分、電池電解液などから保護する方法、ノウハウと具体的な問題解決について実際の用例を用いて説明いたします。

  1. 常温型フッ素コーティング剤の基礎知識
    1. フッ素系化合物全般の基礎知識
    2. フッ素系コーティング剤の種類と特長
    3. 常温型フッ素系コーティング剤の構造
    4. フッ素系溶剤の説明
  2. 常温型フッ素コーティング剤の特性
    1. 絶縁性
    2. 防水性と膜厚
    3. 耐酸性耐酸性ガス
  3. 応用実例
    1. 一般基板
    2. リチウム電池対策
    3. LED硫化対策
    4. 超撥水性コーティングによる防水
    • 質疑応答

講師

  • 緒方 四郎
    サスティナブル・テクノロジー 株式会社
    代表取締役
  • 伊藤 隆彦
    株式会社フロロテクノロジー
    代表取締役

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 48,600円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 45,000円(税別) / 48,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 54,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 97,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 145,800円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/10/7 ぬれの基礎と実用的な撥水・撥油/親水処理技術の最新研究開発動向 愛知県 会場
2025/10/8 防汚コーティング技術の総合知識 オンライン
2025/10/8 金属の表面処理技術 オンライン
2025/10/9 溶射技術の基礎とその応用 東京都 会場・オンライン
2025/10/15 パウダー化粧品の処方設計のポイントと粉体物性の機器評価方法 オンライン
2025/10/20 防汚コーティング技術の総合知識 オンライン
2025/10/21 シランカップリング剤の基礎、界面構造制御と機能材料への応用 オンライン
2025/10/22 パウダー化粧品の処方設計のポイントと粉体物性の機器評価方法 オンライン
2025/10/22 塗工プロセスにおける乾燥技術の基本、実際とプロセス・条件の最適化、乾燥起因トラブルへの対策 愛知県 会場
2025/10/23 シランカップリング剤の基礎、界面構造制御と機能材料への応用 オンライン
2025/10/23 絶縁破壊・劣化の基礎、測定・劣化診断と高分子絶縁材料の高機能化 オンライン
2025/10/24 腐食・防食の基礎と腐食防食技術の最適化 東京都 会場・オンライン
2025/10/28 シランカップリング剤の反応、処理層、表面被覆状態、効果の解析 オンライン
2025/10/29 SiCパワーMOSFETの高性能化技術 オンライン
2025/11/6 酸化防止剤・HALS・UVAの適切な選定・使用法と高分子劣化対策 オンライン
2025/11/6 異種材料接着 (樹脂/金属、樹脂/樹脂) のメカニズムと接合界面の密着性評価 オンライン
2025/11/7 モータのコギング & トルクリップルとその低減対策 東京都 会場・オンライン
2025/11/7 溶液の塗布・塗工技術および設備・装置の基礎と品質安定化 オンライン
2025/11/9 モータ騒音・振動の基礎と低減対策法 (応用編) 東京都 会場・オンライン
2025/11/10 型内塗装技術とその市場動向 オンライン

関連する出版物

発行年月
2025/5/26 表面プラズモン技術〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2025/5/26 表面プラズモン技術〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2025/4/30 非フッ素系撥水・撥油技術の開発動向と性能評価
2025/4/21 塗料技術〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2025/4/21 塗料技術〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2024/8/30 塗工液の調製、安定化とコーティング技術
2024/4/1 反射防止フィルム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/4/1 反射防止フィルム 技術開発実態分析調査報告書
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/8/31 “ぬれ性“の制御と表面処理・改質技術
2023/5/31 塗布・乾燥のトラブル対策
2022/5/20 コーティング技術の基礎と実践的トラブル対応
2021/3/26 超撥水・超撥油・滑液性表面の技術 (第2巻) (製本版 + ebook版)
2021/3/26 超撥水・超撥油・滑液性表面の技術 (第2巻)
2020/11/30 異種金属接触腐食の機構、事例と対策技術
2019/12/20 高分子の表面処理・改質と接着性向上
2018/8/31 防汚・防水・防曇性向上のための材料とコーティング、評価・応用
2018/3/29 超親水・親油性表面の技術
2015/10/1 すぐ分かるラミネート加工技術と実際およびトラブル・シューティング
2015/7/30 ダイ塗布の流動理論と塗布欠陥メカニズムへの応用および対策