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接着剤による異種材料接合技術

接着剤による異種材料接合技術

~金属とプラスチックの接着 / 金属とゴムの接着 / 接着設計&接着評価~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、金属とプラスチックの接着、金属とゴムの接着、および接着設計&接着評価について詳解いたします。

開催日

  • 2015年11月10日(火) 13時00分17時00分

修得知識

  • 難燃接着剤の現況
  • 解体性接着剤のトレンド
  • 異種材料の接着

プログラム

 近年の接着におけるキーワードは「異種材料の接着」、「構造接着」および「接着の信頼性」である。ここ1~2年にヨーロッパからの輸入車の多くに、プラスチック (主はC-FRP) が使用されている。プラスチック使用の目的は、燃費節約に伴う車体の軽量化である。
 従来、自動車組み立てにおける接合では溶接が主体的に使用されてきたが、例えば金属とプラスチックのような異種材料の接合では、溶接は使用できない。必然的に接着 (接着剤接合) に頼らざるを得ない。

  1. 金属とプラスチックの接着
    1. 接合手法の長所・短所
    2. 何故, 異種材料の接着なの?
    3. 異種材料の接着 (金属 / プラスチックの接着)
    4. 接着の阻害因子
    5. 被着材としての金属
      1. 金属表面状態の模式図
      2. 金属材料の特性
    6. 表面処理の必要性
    7. 表面処理の必要性
      1. 表面処理の工法
      2. 金属表面の脱脂・研磨
      3. 金属の表面処理
    8. 被着材としてのプラスチック
      1. プラスチックの表面処理
      2. プラスチックの表面処理手法
    9. 表面処理効果の確認 (ダイン液による手法)
    10. 異種材料接着の実際
      1. 鋼板とC-FRPの接着
      2. 鋼板とPPの接着
      3. PPの表面処理 (イトロ処理)
      4. PAの接着・接着剤・表面処理
      5. フッ素樹脂と他材料の接着
  2. 金属とゴムの接着
    1. 金属とゴムの接着概要
    2. 接着剤の組み合わせと接着方法
    3. ゴムの簡易鑑別法
    4. 各種ゴムのTg (ガラス転移温度) とSP値 (溶解度パラメータ)
    5. ゴム用配合剤
    6. ゴムの加硫接着
    7. ゴムの種類と表面処理, 接着剤の関係
    8. 加硫ゴムの表面処理の手法
    9. ヨウ化メチレン処理による接着効果
    10. 加硫ゴム用接着剤
    11. 金属 / ゴムの接着例
    12. フッ素樹脂と他材料の積層技術動向
  3. 接着設計&接着評価
    1. 応力の基本形
    2. せん断試験片の変形と応力分布
    3. せん断接着強さに及ぼす重ね長さの影響
    4. 重ね合わせの長さと破壊強度の関係
    5. 疲労強さに及ぼす板厚の影響
    6. せん断及びはく離接着強さと接着層の厚さの関係
    7. 重ね接合部の板厚さと重ね長さ,破壊荷重の相関性
    8. 接合係数とせん断強さの関係
    9. 接着剤接合部の設計・重ね継ぎ
    10. 接着剤のフィレット形成能
    11. 外部応力と適応接着剤の関係
    12. 接着強さ試験項目&被着材の試験方法
    13. 標準的な接着試験片
    14. 接着・接着剤の信頼性評価
    15. 信頼性評価のための耐久性・疲労試験方法
    16. 接着剤の引っ張りせん断疲れ特性試験
    17. 構造用接着接合品の耐久性試験方法
    18. くさび衝撃法
    19. 突合せ接合―中空円筒ねじり試験方法
    20. 接着剤の硬化物で測定される代表的特性
    21. 接着接合部の耐久性

講師

  • 若林 一民
    エーピーエス リサーチ (APS リサーチ)
    代表

会場

株式会社オーム社 オームセミナー室
東京都 千代田区 神田錦町3-1
株式会社オーム社 オームセミナー室の地図

主催

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お問い合わせ

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受講料

1名様
: 43,000円 (税別) / 46,440円 (税込)
1口
: 56,000円 (税別) / 60,480円 (税込) (3名まで受講可)

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