技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

PET樹脂の延伸過程における構造変化と特異挙動

PET樹脂の延伸過程における構造変化と特異挙動

~ネッキング現象の発現とその防止、効率的なPET繊維の延伸条件~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2015年10月28日(水) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • PET樹脂、PETフィルムに関連する技術者
    • 自動車内装
    • PETボトル
    • 食品包装
    • 太陽電池バックシート
    • ディスプレイ
    • 有機ELのバリア膜
    • 透明導電性フィルム
    • 透明蒸着バリアフィルム など

修得知識

  • ネッキング現象とフィラメントの物性との関係
  • 半結晶性高分子フィラメントの最適延伸条件の決定

プログラム

 半結晶性高分子モノフィラメントの延伸において発現するネッキング現象に関して、ネッキングに伴う高次構造変化およびネッキング延伸条件が延伸フィラメントの力学特性に及ぼす影響に関して、主にポリエチレンテレフタレート (PET) を例として取り上げます。まず高分子材料の基礎に関してその概要を解説し、特にPETでは延伸工程でしばしば問題となる不安定ネッキング現象について、その発現メカニズムに関する解析例に関して解説します。特にPET繊維の製造・加工工程において、不安定ネッキング現象の発現は染色斑の発現や繊維の力学特性に直結する極めて深刻な問題です。この現象の発現を防止しつつ、効率的なPET繊維の延伸条件の探索について述べます。

  1. 有機系高分子材料の基礎
    1. 有機系高分子材料とは
    2. 汎用高分子材料の種類と製法
    3. 高分子材料の分子量・分子量分布と特性
    4. 高分子材料の結晶領域、非晶領域とガラス転移とその性質
    5. 高分子樹脂の繊維への加工 (紡糸・延伸)
  2. 汎用高分子のネッキング現象
    1. ネッキングとは
    2. ネッキングに伴うフィラメントの構造変化
    3. 延伸工程とネッキング
  3. PETモノフィラメントの不安定ネッキング現象
    1. PET樹脂とモノフィラメントの製造
    2. PETモノフィラメントのネッキングとその特性
    3. 不安定ネッキング現象
    4. 力学モデルを用いた不安定ネッキング現象の解析とシミュレーション
  4. PETモノフィラメントの最適延伸条件の探索
    • 質疑応答

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 会議室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/3 材料開発にレオロジーを活用するための考え方と実践 オンライン
2025/2/3 高分子の結晶化メカニズムと解析ノウハウ オンライン
2025/2/3 カーボンニュートラルとサーキュラーエコノミーが求められる次世代自動車とプラスチック オンライン
2025/2/6 エポキシ樹脂 2日間総合セミナー オンライン
2025/2/6 エポキシ樹脂の構造、物性と耐熱性向上技術および諸特性との両立 オンライン
2025/2/7 バイオマス由来モノマーの開発と応用事例 オンライン
2025/2/7 プラスチック射出成形過程の可視化とソリ変形予測技術 オンライン
2025/2/7 カーボンニュートラル時代のプラスチック入門 オンライン
2025/2/7 高分子材料の相溶性・相分離現象の基礎と相容化剤を用いたポリマーブレンド材料およびマテリアルリサイクルへの応用 東京都 会場
2025/2/12 防振ゴムの劣化メカニズムと耐久性試験・寿命予測 オンライン
2025/2/12 プラスチック加飾技術の最新動向と環境負荷低減に向けた展望 オンライン
2025/2/12 プラスチック材料・製品の耐久性向上、劣化度評価、寿命予測 オンライン
2025/2/13 高分子の (黄変・ピンク変など) 変色・劣化の発生メカニズム、変色箇所の評価、その対策 オンライン
2025/2/13 ポリイミドの基礎・合成・材料設計のポイントおよび応用展開 オンライン
2025/2/13 ゴム材料の分析手法および劣化現象とその分析 オンライン
2025/2/13 プラスチック成形部材の劣化・破損・破壊のメカニズムと評価・改善方法、破面の特徴、トラブル対策 オンライン
2025/2/14 高分子材料の物性分析、分子構造解析技術の基礎と材料開発、物性改善への応用 オンライン
2025/2/14 半導体封止材用エポキシ樹脂の種類と特性および解析方法 オンライン
2025/2/14 重合反応の基礎・応用 オンライン
2025/2/17 ゾル-ゲル法の基礎と材料合成、(新規) 材料開発で活用するための実用的な総合知識 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/3/31 溶融紡糸技術の基礎と高性能・高機能化および生産管理の実践
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例