技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

臨床ニーズを具現化するバイオ界面設計と医用高分子の精密合成

最先端

臨床ニーズを具現化するバイオ界面設計と医用高分子の精密合成

~医療用製品の使命と材料開発~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、医療現場を熟知した臨床サイドの先生方のニーズを踏まえ、医療製品が使用される水和環境であるバイオ界面の理解と精密合成技術による医療用高分子の設計の最先端について紹介いたします。

開催日

  • 2015年10月28日(水) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 医療機器・医療材料の製品開発に関連する研究者・担当者など

修得知識

  • 医療・ヘルスケア分野に求められる材料の基本
  • 生体成分と人工材料の相互作用
  • 医療材料の分子設計コンセプト
  • 産学官医工連携
  • 拡大する医療機器市場における新規製品の開発および実用化促進のためのポイント

プログラム

 現代の医療・ヘルスケア市場の拡大に伴い医療ニーズは多様化しています。医療製品の性能を決定づける革新的な医療用高分子の創製を実現するためには、医療現場のニーズを的確に捉え、複数研究分野の連携が必要不可欠です。
 本講演では、医療現場を熟知した臨床サイドの先生方のニーズを踏まえ、医療製品が使用される水和環境であるバイオ界面の理解と精密合成技術による医療用高分子の設計の最先端について紹介します。

  1. 医療現場のニーズ
    1. 健康長寿社会で使用される製品
    2. 臨床医のニーズ
  2. 医療製品と生体との接触界面で何が起きているのか? – 異物反応の仕組み –
    1. 細胞レベルでの相互作用
    2. 分子レベルでの相互作用
    3. タンパク質の吸着と構造
    4. 水分子の吸着と構造
  3. 生体適合性高分子材料について
    1. 臨床応用されている合成高分子
    2. 水溶性高分子、非水溶性高分子
    3. 天然高分子
    4. 生体適合性合成高分子と天然高分子の共通点と相違点
  4. バイオ界面の重要概念 ~水和構造・運動性~
    1. 材料に含水した水和状態の解析方法
    2. 水の構造の分類
      • 不凍水
      • 中間水
      • 自由水
    3. 中間水の役割
    4. 材料表面の物性と水和構造
  5. 細胞の接着選択性を示す材料
    1. 正常細胞
    2. 癌細胞
    3. 幹細胞
  6. 生体適合性材料の精密合成
    1. 生体適合性高分子の精密合成
    2. 生体適合性と生分解性を併せ持つ高分子の精密合成
    3. 生体適合性と抗感染性を併せ持つ高分子の精密合成
    4. 開環メタセシス重合による側鎖間隔を変更した高分子の精密合成
  7. 製品化へ向けた将来展望
    1. 中間水コンセプトによるハイスループットスクリーニング
    2. 次世代医療へ向けた分子設計
    • 質疑応答・名刺交換

講師

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第3講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/23 医療機器QMSで有効な統計的手法とサンプルサイズ決定 オンライン
2025/1/23 ISO11607 滅菌医療機器の包装に関する法的要求事項解説 オンライン
2025/1/24 プラスチック射出成形過程の可視化とソリ変形予測技術 オンライン
2025/1/24 材料開発にレオロジーを活用するための考え方と実践 オンライン
2025/1/24 高分子の結晶化メカニズムと解析ノウハウ オンライン
2025/1/24 ぬれ性のメカニズムと測定・評価・利用法 オンライン
2025/1/27 増加する廃棄CFRP/CFRTPにおけるリサイクルの課題と炭素繊維回収の最先端およびRCF活用法と産業確立への指針 オンライン
2025/1/27 カーボンニュートラルとサーキュラーエコノミーが求められる次世代自動車とプラスチック オンライン
2025/1/27 プログラム医療機器 (SaMD) の開発と保険適用戦略のポイント オンライン
2025/1/27 インドネシアにおけるハラール認証BPJPHをふまえた医薬品・医療機器開発等の留意点とポイント オンライン
2025/1/27 医療機器の開発・事業化を成功に導くための実務秘訣 オンライン
2025/1/28 車載用プラスチック材料や成形法の基礎から最新活用法まで オンライン
2025/1/28 医療機器開発における生物学的安全性評価の進め方 オンライン
2025/1/28 めっきの基礎とプラスチックへのめっき技術 オンライン
2025/1/28 塗布膜乾燥プロセスのメカニズムと均一化・制御法 オンライン
2025/1/29 超親水化・超撥水化のメカニズムと評価および制御技術 オンライン
2025/1/29 細胞培養 超入門講座 オンライン
2025/1/29 医療機器の承認審査制度及び薬事申請書類の作成と適合性調査 オンライン
2025/1/29 重合反応の基礎・応用 オンライン
2025/1/29 医療機器GCP入門 (解釈・運用・遵守) オンライン

関連する出版物

発行年月
2014/3/25 先端癌治療機器 技術開発実態分析調査報告書
2014/3/10 人工透析装置 技術開発実態分析調査報告書
2014/3/10 人工透析装置 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/2/15 3M〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/2/15 3M〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/2/10 PET装置(診断) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/2/10 PET装置(診断) 技術開発実態分析調査報告書
2014/1/25 CT(コンピュータ断層撮影装置) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/1/25 CT(コンピュータ断層撮影装置) 技術開発実態分析調査報告書
2014/1/25 京セラ〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/1/25 京セラ〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2013/11/28 正しいALCOA原則・実践から治験Quality Managementと適合性調査
2013/9/20 ステント 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/9/20 ステント 技術開発実態分析調査報告書
2013/9/15 カプセル内視鏡 技術開発実態分析調査報告書
2013/9/15 カプセル内視鏡 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/9/2 機能性エラストマー市場の徹底分析
2013/7/20 マッサージ機〔2013年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/7/20 マッサージ機〔2013年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2013/6/1 画像診断機器(超音波) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)