技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

自己注射製剤のデザイン・製品開発と使用感へのニーズ

安全性、利便性を両立させた製剤を追及する

自己注射製剤のデザイン・製品開発と使用感へのニーズ

~現場にスム―ズに導入させる~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、自己注射製剤のデザイン・製品開発と使用感へのニーズについて詳解いたします。

開催日

  • 2015年7月16日(木) 10時00分 17時45分

修得知識

  • 製品開発に際してのポイント
  • 自己注射の実際と課題
  • 自己注射システムを設計する上で考慮すべきポイント

プログラム

第1部. Human Factorを考慮した自己注射デザイン

(2015年7月16日 10:00〜11:30)

 革新的な医薬品および医療機器等を安全かつ迅速な提供を確保することを目的として2014 年 11 月 25日付で「医薬品医療機器等法 (略称) 」施行され、その中でいわゆる「コンビネーション製品」に関する新たな規定が設けられることとなった。コンビネーション製品の代表的な例として今回は自己注射製剤を取り上げ、製品開発に際してのポイントについて解説する。

  1. オープニング/会社紹介
  2. コンビネーション製品の事例
  3. コンビネーション製品における規制要件/地域別にみるトレンド
  4. ヒューマンファクターを考慮したデザインの重要性
  5. 市場調査の事例 – 患者様によるacceptance study
  6. 自己注射用デバイスメーカーとのコラボレーションの重要性
  7. 今後の製品開発のための成功要因
  8. クロージング
    • 質疑応答

第2部. 骨粗鬆症領域での自己注射の実際と課題

(2015年7月16日 12:15〜13:15)

 骨粗鬆症により自由を奪われ、命を落とす高齢者が後を絶たない。数多くの有効な薬剤が開発されているのになぜだろう。原因は診断・治療開始・継続、3段階の壁にあると考える。特に、自己注射製剤の場合、治療開始 (導入) は必ずしも容易ではない。「なぜ治すのか」という大前提を患者さんのみならず、医療者側も十分理解していなければ成功しないのである。患者さんの「声」、看護師の「声」も紹介しつつ自己注射の実際と課題を考察したい。

  1. 骨粗鬆症を知る
    1. 病態
    2. 診断
    3. 治療
  2. 自己注射製剤 (テリパラチド) を知る
    1. エビデンス
    2. 導入の実際
    3. 継続の実際
    4. 患者さんの声
    5. 看護師の声
  3. 今後の展望
    • 質疑応答

第3部. パーキンソン病治療での自己注射の理想像

(2015年7月16日 13:30〜14:45)

 パーキンソン病は神経変性疾患の代表的な疾患であり、アルツハイマー病についで多い。 将来の患者数の増加や在宅ケアの今後を見ると自己注射での治療が求められている。 本セミナーでは臨床医の立場から、パーキンソン病の病態及び治療について述べる。次に自己注射への要望を整理し、今後の理想的な薬剤について模索したい。

  1. パーキンソン病のメカニズム
  2. パーキンソン病の診断
  3. パーキンソン病での薬物療法
  4. パーキンソン病治療で自己注射の位置づけ
  5. パーキンソン病治療で自己注射に望むこと
    • 質疑応答

第4部. 糖尿病領域でのこれからの理想的な自己注射像

(2015年7月16日 15:00〜16:30)

  1. インスリン注入器の適正使用ならびに患者のQOL向上を目指した製品開発と療養指導に関する研究
  2. インスリン自己注射用注射針の適正使用ならびに患者のQOL向上を目指した製品開発と療養指導に関する研究
  3. 経口血糖降下薬の服薬コンプライアンスと血糖モニタリングに関する研究 準備中 準備中
    • 質疑応答

第5部. プレフィルドシリンジ部材とオートインジェクターとの互換性

(2015年7月16日 16:45〜17:45)

 本邦においても、医療経済性、患者様の利便性の観点から自己注射製剤への期待が高まっている。 医薬品容器の材質とオートインジェクターとの組み合わせの観点から、安全で利便性の高い自己注射システムを設計する上で考慮すべきポイントを考察したい。

  1. プレフィルドシリンジの材質について
    1. 製剤の安定性を左右する要因
  2. 各素材の特徴と課題
    1. 外筒;ガラス
    2. 外筒;ポリマー
    3. ストッパー
  3. 安定性のための工夫 (例)
  4. オートインジェクターについて
  5. 安全にご使用いただくために;プレフィルドシリンジとオートインジェクターとの互換性検証
    • 質疑応答

講師

  • 村本 孝一
    日本ベクトン・ディッキンソン(株) BDメディカル ファーマシューティカルシステム事業部
    マーケティングマネージャー
  • 梅原 慶太
    医療法人社団 綾和会 浜松南病院 整形外科・リハビリテーション科
    部長
  • 波田野 琢
    順天堂大学 医学部 脳神経学講座
    准教授
  • 朝倉 俊成
    新潟薬科大学 薬学部 臨床薬学研究室
    教授
  • 高橋 将人
    テルモ 株式会社 D&D事業 事業開発部
    マネージャー

会場

株式会社 技術情報協会

セミナールーム

東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 64,800円 (税込)
複数名
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 55,000円(税別) / 59,400円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 118,800円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 178,200円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/6/27 一般医薬品における有効期間を考慮した規格及び試験方法の設定と分析法バリデーションの実施方法 オンライン
2024/6/27 一般医薬品における技術移転 (製法・試験法) の手順と同等性の評価方法 オンライン
2024/6/27 新規モダリティ医薬の市場規模/薬価/売上予測と事業性評価 オンライン
2024/6/27 不確実性の高い医薬品の研究開発プロジェクトの事業価値評価に基づく意思決定とポートフォリオマネジメント オンライン
2024/6/27 日本特有の要求対応をふまえた海外導入品のCMC開発対応とCMC申請資料 (日本申請用) 作成 オンライン
2024/6/27 mRNA-LNP医薬品における製剤化・製造・品質管理と品質審査の論点 オンライン
2024/6/27 開発段階における治験薬GMP-QA業務と有効期間設定・変更管理 オンライン
2024/6/27 欧州医療機器規則MDR (PMS・ビジランス編) オンライン
2024/6/28 品質管理試験室にむけたQC点検と信頼性確保 / 分析法バリデーションに必要となる統計解析 / 基準値設定・分析法変更/技術移転時の同等性評価 (3コース) 東京都 会場・オンライン
2024/6/28 品質管理試験室にむけたQC点検と信頼性確保の対応 東京都 会場・オンライン
2024/6/28 医薬品製造におけるフロー合成のGMP適用 / マイクロリアクターで良く起こるトラブル解消方法と対策事例 オンライン
2024/6/28 GMPにおける逸脱・不備・不整合からのCAPA運用・手順・管理と逸脱防止対策 オンライン
2024/6/28 再生医療等製品における承認審査・申請資料作成/条件及び期限付承認の場合の留意点 オンライン
2024/6/28 経皮吸収製剤における評価と生物学的同等性試験のポイント オンライン
2024/6/28 医療機器とヘルスケア機器 (非医療機器) に向けた薬機法と製品/パッケージデザイン・商品プロモーション開発 オンライン
2024/6/28 細胞分泌小胞エクソソームの治療応用に向けた世界動向とDDS技術 オンライン
2024/6/28 PIC/S GMP Annex1を踏まえた滅菌製品・無菌医薬品の微生物試験とバリデーションのポイント オンライン
2024/6/29 非無菌医薬品における微生物学的品質管理の必要レベルと微生物限度試験法実施事例 2023 オンライン
2024/7/1 ASEAN各国の医薬品申請のための薬事制度と申請資料作成方法 オンライン
2024/7/1 ISO 13485:2016対応に必須の医療機器プロセスバリデーション (進め方、統計的手法とそのサンプルサイズ) オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/4/30 生体センシング技術の開発とヘルスケア、遠隔診断への応用
2024/3/29 生体吸収性外科材料の使い方と新しい材料の有用性
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2022/12/31 機械学習・ディープラーニングによる "異常検知" 技術と活用事例集
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/9/30 5G時代のデジタルヘルスとその事業化
2022/8/31 医療機器の設計開発における統計的手法とそのサンプルサイズ設定
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)