技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ブロックイソシアネートの反応機構と選び方、使い方

ブロックイソシアネートの反応機構と選び方、使い方

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、硬化温度に影響を与える因子について解説し、塗料、接着、コーティング分野を中心とした反応事例について紹介いたします。

開催日

  • 2015年6月19日(金) 10時30分16時30分

修得知識

  • ブロックポリイソシアネートに関する一般的知識
    • 種類
    • 硬化温度
  • 使用用途に最適なブロックポリイソシアネートの選択

プログラム

第1部 ブロックイソシアネートの基礎知識 ~ブロック剤の種類と選定,反応機構,解離触媒,応用~

(2015年6月19日 10:30〜12:00)

イソシアネートは反応性が高いという特性を持つが,その反面として低い経時安定性,1液化や水系化の困難などが問題となる。イソシアネートのブロック化 (マスク化) は,これらの問題を解決する有効な方法である。本講座では,ブロックイソシアネートを選定し,使いこなすための基礎知識として,まずイソシアネートの反応機構,ブロックイソシアネートの種類と反応機構を取り扱う。また,特に低温解離に有効な触媒の種類と選定方法,さらにこれらの応用について述べる。

  1. イソシアネートの反応機構
    1. ウレタン化,ウレア化反応
    2. その他の反応
  2. ブロックイソシアネートの種類と反応機構
    1. ブロック剤の種類
    2. 各種ブロックイソシアネートの解離反応機構
  3. 触媒によるブロック解離機構
    1. ブロックイソシアネートの解離触媒
    2. 触媒による解離機構
  4. ブロックイソシアネートの応用
    1. 塗料分野 4.2 水系ブロックイソシアネート
    2. その他の応用
    • 質疑応答

第2部 ブロックイソシアネートの構造,物性,反応メカニズムとその使用例

(2015年6月19日 12:45〜14:45)

  1. 序論 ポリウレタン樹脂原料
  2. イソシアネート
    1. ジイソシアネートモノマー種類と特性
    2. ポリイソシアネート
    3. イソシアネートの反応
  3. ブロックイソシアネート
    1. ブロックイソシアネートとは
    2. ブロック解離温度の分布方法
    3. 反応機構、構造
    4. ブロック剤
    5. 触媒
  4. ブロックイソシアネートの使用例
    1. 塗料,接着剤分野における使用例
    • 質疑応答

第3部 ブロックポリイソシアネートの反応機構と使用のポイント

(2015年6月19日 15:00〜16:30)

ブロックポリイソシアネートの種類と使用例を具体例を挙げながら紹介する。また、ブロックポリイソシアネートの硬化温度に影響を及ぼす内容についても、説明する。

  1. イソシアネートについて
    1. イソシアネートの種類
    2. イソシアネート基の反応性
  2. ブロック剤の反応機構
    1. ブロック剤の種類
    2. 各ブロックポリイソシアネートの反応機構
    3. 各ブロックポリイソシアネートの硬化温度
  3. ブロックポリイソシアネートの焼付け温度に影響を与える因子
  4. デュラネートのラインナップ
  5. ブロックポリイソシアネートの競合技術
    1. メラミン
    2. カルボジイミド
    3. オキサゾリン
    4. エポキシ
    5. シラノール
  6. 用途、使用例
    • 質疑応答

講師

  • 村山 智
    積水化学工業 株式会社 開発研究所 機能材料開発センター
  • 森田 寛
    住化コベストロウレタン 株式会社 イノベーションセンター 塗料・接着剤・スペリティーズ事業本部 技術開発部
    部長
  • 山内 理計
    旭化成 株式会社 デュラネート技術開発部
    グループ長 / リードエキスパート

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 54,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 59,400円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 108,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 162,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/6/25 ゴムの架橋と特性解析・制御 オンライン
2025/6/25 押出成形の基礎と成形不良の原因・対策 オンライン
2025/6/25 高分子における残留応力/内部応力の発生メカニズムと低減化 オンライン
2025/6/25 接着制御・メカニズム解析の考え方と分析評価法 オンライン
2025/6/26 ポリイミド入門講座 オンライン
2025/6/26 Tダイ成形機の基礎とフィルム成形トラブル対策 東京都 会場
2025/6/26 高分子材料の粘弾性の基礎と応力/ひずみの発生メカニズムとその制御・評価技術 オンライン
2025/6/26 高分子の相溶性と結晶化の基礎的理解と高次構造形成の考え方 オンライン
2025/6/27 各種プラスチック成形品の破損トラブルと原因解析 オンライン
2025/6/27 ゴムの架橋と特性解析・制御 オンライン
2025/6/27 プリント基板用エポキシ樹脂・硬化剤・硬化促進剤の種類と特徴および新技術 オンライン
2025/6/27 DSAリソグラフィへ向けたブロック共重合体の合成と自己組織化プロセス オンライン
2025/6/27 高分子微粒子における各種合成法の基礎と形状制御・評価技術 オンライン
2025/6/30 構造用接着接合技術の基礎と強度試験・耐久性評価のポイント オンライン
2025/6/30 UV硬化樹脂の硬化不良要因と硬化状態の測定・評価技術 オンライン
2025/6/30 高分子微粒子における各種合成法の基礎と形状制御・評価技術 オンライン
2025/6/30 タイ分子の基礎と応用 オンライン
2025/7/1 固体高分子材料の動的粘弾性測定 オンライン
2025/7/1 高分子の相溶性と結晶化の基礎的理解と高次構造形成の考え方 オンライン
2025/7/2 高分子結晶化の基礎と制御および分析技術 オンライン

関連する出版物

発行年月
2025/4/30 非フッ素系撥水・撥油技術の開発動向と性能評価
2024/8/30 塗工液の調製、安定化とコーティング技術
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート