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高分子材料の残留応力発生メカニズムと低減化

残留ひずみ、応力の考え方から測定法、解析ノウハウまでじっくり解説

高分子材料の残留応力発生メカニズムと低減化

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、残留応力・残留ひずみの発生メカニズムを素材の粘弾性特性と関連付けて説明いたします。

開催日

  • 2015年5月15日(金) 10時30分 16時30分

プログラム

 残留応力・残留ひずみの発生メカニズムを素材の粘弾性特性と関連付けて説明します。そして、その発生メカニズムに基づいて、残留応力・残留ひずみの低減対策法を、素材の粘弾性特性を基準に行えることを説明します。

  1. 第1部 残留応力発生を理解するための基礎特性
    1. 粘弾性特性とは
    2. 粘弾性特性の利用方法
    3. 粘弾性に伴う特異現象 (クリープ挙動、緩和挙動)
  2. 第2部 プラスチックの力学を理解するための基礎知識
    1. プラスチックの応力とひずみ
    2. 粘弾性挙動と粘弾性モデル
    3. 応力‐ひずみ関係式
      • 応力-ひずみ関係式の誘導方法
  3. 第3部 残留応力発生メカニズム
    1. 残留応力発生要因の分類
    2. 冷却過程で生ずる残留応力
      1. 応力と残留応力
      2. 残留応力の発生要因
      3. 冷却過程で生ずる残留応力の発生メカニズム
    3. 硬化収縮に伴う残留応力
      1. 熱硬化性樹脂の硬化過程
      2. 熱粘弾性力学モデル
      3. 硬化収縮による残留応力の発生メカニズム
  4. 第4部 残留応力の理論的・実験的解析法と対策
    1. 残留応力の基礎式
    2. 解析方法
    3. 実験的解析手法
      1. ひずみ測定
      2. X線回折法
    4. 残留応力低減法
  5. 第5部 変形・応力解放の長期予測法
    1. 時間-温度換算則の基礎概念
    2. 時間-温度換算則の成立と確認法
    3. 時間-温度移動因子 (アーレニュウス型、WLF型)
    4. 残留応力開放に伴う変形の長期予測
    5. 強度低下の長期予測
    • 質疑応答

講師

会場

株式会社 技術情報協会

8F セミナールーム

東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

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お問い合わせ

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受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 48,600円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 45,000円(税別) / 48,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 54,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 97,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 145,800円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
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