技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

車載用センサ技術の基礎と設計・実装および信頼性評価

車載用センサ技術の基礎と設計・実装および信頼性評価

~どのように自動車用センサの信頼性を作り込んでいくのか?~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2015年1月28日(水) 13時00分 16時30分

修得知識

  • 車載センサの開発・設計プロセスのポイント
  • センサの原理とその選択 (測定対象に適した測定原理)
  • 半導体技術とMEMS技術 (材料、製造プロセス、組み立て実装技術)
  • 製品への信頼性の作り込みと評価方法
  • Trillion Sensors 時代におけるセンサ技術
    • IoT(Internet of Thing) への活用

プログラム

 自動車は、その利便性から今や日常生活に不可欠となっている。一方、化石燃料消費による地球環境への影響、交通事故など解決課題も多い。最近、水素燃料車 (FEV) や自動運転システムなど期待される新技術が発表されている。他方、最近報道されているエアバッグのリコールなど電装品の故障は決して少なくはない。
 自動車を構成する部品は3万個と極めて多く、エンジンやモータなどの100個のアクチュエーターを駆動するため、50個のセンサと50個のマイコンで高精度に制御し、効率良く、かつ、排気ガスを最小にして安全に配慮しながら運転している。電装部品の事故は、人命にかかわるため設計、製造プロセス、検査に亘って高い信頼性が要求される。
 本講座では、代表的な車載センサに焦点を絞り、まず測定原理から特性仕様を述べ、どのように性能・コスト比を達成し、信頼性を作り込んでいくのかを設計、試作、評価の各プロセスについて具体的事例を挙げ詳細に解説する。また、新しいセンサと今後の開発動向につい解説する。

  1. 車載用センサの種類
  2. 車載用センサの基本特性
    1. 厳しい測定環境
    2. 検出量に適した原理
  3. 信頼性向上と高性能化技術
    1. 開発・設計
      1. 要求仕様
      2. CAEと技法
    2. 試作
      1. FABの活用
      2. ラピッドプロト (3Dプリンター)
    3. 製作プロセス (前工程)
      1. センサエレメントと信号処理
      2. MEMS (Micro-Electro-Mechanical-System) 技術
    4. 実装構造 (後工程)
    5. 信頼性評価
      1. 加速試験
      2. 実車試験
    6. 診断技術
      1. システム診断
      2. センサの診断
  4. 実用化したセンサの事例
    1. パワートレイン用センサ
      1. 圧力センサ
      2. 流量センサ
      3. 加速度センサ
      4. 加速度・角速度センサ
    2. 環境認識用センサ
      1. 距離センサ
      2. カメラ
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 嶋田 智
    株式会社 古賀総研
    センサコンサルタント

会場

ゆうぽうと

5F くれない西

東京都 品川区 西五反田8-4-13
ゆうぽうとの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,040円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 21,600円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 20,000円(税別) / 21,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,000円(税別) / 41,040円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 43,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/8 デジタルツイン活用におけるフロントローディングプロセスの提案 オンライン
2025/1/8 車載半導体の基礎体系から開発環境・設計技術・量産品質確保の注意点 オンライン
2025/1/15 応力集中部、溶接継手、ボルト締結部における破損・ゆるみメカニズムとCAE寿命設計法、強度増大法および強度設計基準 オンライン
2025/1/17 匂いセンシング技術の基礎知識と匂いバイオセンサの研究開発 オンライン
2025/1/21 自動車用を中心とした半導体技術の現状・最新動向と今後の展望 オンライン
2025/1/21 最先端フロントローディング設計開発手法 オンライン
2025/1/24 車載電子製品・部品における熱設計・実装、放熱・耐熱技術と将来動向 オンライン
2025/1/27 最先端フロントローディング設計開発手法 オンライン
2025/1/29 自動車照明市場の最新動向・新技術トレンド オンライン
2025/1/30 デザインレビュー (DR) の基本とすすめ方、抜け漏れ防止策 オンライン
2025/1/30 テラヘルツ波デバイスの基礎と産業応用への新展開 オンライン
2025/2/3 設計者CAEのための材料力学 (理論と手計算) オンライン
2025/2/7 設計業務効率化への生成AI、DXの効果的な活用法 オンライン
2025/2/17 テラヘルツ波デバイスの基礎と産業応用への新展開 オンライン
2025/2/28 情勢変化・駆動源変遷に対応する自動車熱マネジメント技術の現状 オンライン
2025/3/7 設計者CAE 構造解析編 (強度) オンライン
2025/3/19 EV・HEV車載機器における冷却技術の基礎と対策事例 オンライン
2025/3/31 FUSION360の基本機能でもわかるCAEの勘所 オンライン

関連する出版物

発行年月
2023/6/30 生産プロセスにおけるIoT、ローカル5Gの活用
2023/6/14 車載用リチウムイオン電池リサイクル : 技術・ビジネス・法制度
2022/12/31 機械学習・ディープラーニングによる "異常検知" 技術と活用事例集
2022/6/30 自動運転車に向けた電子機器・部品の開発と制御技術
2022/4/6 Society 5.0 時代を切り開くデバイス・部材・製造装置
2020/7/31 生体情報センシングと人の状態推定への応用
2020/4/30 生体情報計測による感情の可視化技術
2019/1/31 センサフュージョン技術の開発と応用事例
2018/11/30 EV・HEV向け電子部品、電装品開発とその最新事例
2018/10/5 車載用デバイスと構成部材の最新技術動向
2017/8/10 車載テクノロジー関連製品・材料の市場動向
2017/7/27 ウェアラブル機器の開発とマーケット・アプリケーション・法規制動向
2017/6/30 生体情報センシングとヘルスケアへの最新応用
2016/9/30 電磁波吸収・シールド材料の設計、評価技術と最新ノイズ対策
2016/2/26 2016年版 車載用・産業用蓄電池市場の実態と将来展望
2014/6/30 マイクロセンサ 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2013/9/15 カプセル内視鏡 技術開発実態分析調査報告書
2013/9/15 カプセル内視鏡 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/9/11 新しい磁気センサとその応用
2013/8/25 電気自動車〔2013年版〕 技術開発実態分析調査報告書