1. 【メディア・ディスラプション (音楽メディアの進化的破壊) 】 ～新しい音楽ビジネスの誕生に向けて、 Apple、Spotifyは音楽業界にどんな未来を与えたのか?

(2014年12月10日 14:00〜15:10)

世界の音楽業界はインターネットの出現から大きく変化を続けてきた。既存の音楽ビジネスは成り立たなくなり、ビジネスは厳しい状況に苦しんでいる。音楽市場は崩壊したのか、それとも生まれ変わろうとしているのか。インターネット時代の音楽ビジネスの変遷を振り返りながら、最新の状況を横目に謙虚に過去から学びながら、これからのあるべき音楽ビジネスについて考察する。

1. 日本で売れ続けるCDの謎
2. アジアの市場は今どうなっているのか?
3. NapsterからPandra、Spotify 時代を変えるベンチャーの影響力と意味
4. Appleの音楽ビジネスの推移から観るJobsの世界観
5. 音楽業界を堕落させたマーケティングの罠
6. 最新テクノジーの音楽への適応
7. 人を夢中にさせるゲームニクス理論の活用
8. 音楽業界を変える新しいエコシステム
9. 質疑応答/名刺交換

2. アップルTVとNetflixが動画ビジネスを変える ～進む動画コンテンツのCATV離れ、整うアップルTV本格版登場のエコシステム

(2014年12月10日 15:20〜16:30)

モノがインターネットに繋がるスマート工業社会が到来する中、米国で動画コンテンツのCATVなど伝統有料テレビ離れが進み始めた。CATV契約などとは無関係なインターネット独立有料サービスのHBO GOやCBSオールアクセスなどの動きである。衛星テレビ2位のデイッシュネットワークも年内目標でインターネット上の独自配信サービスNutvTV (仮称) を準備している。ソニーも同様である。これらのサービスをNetflixやHulu、アマゾンプライムビデオと適度に組み合わせれば、値段の高い伝統有料テレビサービスは不要となる。また米国FCCの番組提供義務はインターネットに拡大される。その結果、コードカットの環境は整い始めている。 いよいよ噂されるアップルTV本格版の登場に適したエコシステムが出来始めた。そうした中、いよいよ動画OTTサービスで注目のNetflixが日本に上陸する日が近いと噂されている。 本講演は、伝統有料テレビ離れを始めた動画コンテンツの動きとスマートテレビの動きを連動して考察する。

1. 米国テレビの現状と有料テレビ業界の縮小開始 ～有料テレビとハリウッド動画製作企業のもたれ合い ～既に有料テレビ化している米国地上波
2. コードネバー層の拡大
3. 米国で進む動画コンテンツの伝統有料テレビ離れ
4. 次の注目点はスポーツESPNの動き ～ESPNサービスOTT移行のシミュレーション
5. Netflix投資映画を巡る映画館の全面対決
6. FCCの番組提供義務のインターネット拡大
7. ドイツ、英国のインターネット公共放送の現状
8. 放送法改正とNHKのインターネット戦略の影響
9. 4K、8Kはインターネットのサービスが主体?
10. 2015年アップルTVの本格版登場を占う
11. 新クロームキャスト、アマゾンのファイアTV、アンドロイドTV
12. 質疑応答/名刺交換