技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

低温プラズマによる高分子の表面改質・薄膜形成と その勘所・効果、最先端技術

低温プラズマによる高分子の表面改質・薄膜形成と その勘所・効果、最先端技術

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2014年11月28日(金) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 高分子材料の表面処理・表面改質に携わる技術者、品質担当者、管理者

修得知識

  • 低温プラズマの基礎
  • 低温プラズマによる高分子の表面改質・薄膜形成法
  • 低温プラズマ技術の新展開

プログラム

 透過性、帯電性、接着性、印刷・塗装性、生体適合性など、多くの機能性が高分子材料表面の構造と物性に大きく依存している。高分子表面に機能性を付与する最も有効で重要な手段は低温プラズマを用いるものである。これまで、低温プラズマは通常低圧下で発生させていたが、近年大気圧下で低温プラズマを発生させる技術が急速に発達し注目されている。
 本セミナーでは、低温プラズマの発生方法とその特徴を整理し、これを高分子の表面改質および薄膜形成に応用する技術を解説する。さらに、材料表面における化学構造変化について、そのデプスプロファイルとダイナミクスに注目しながら分析する方法を解説し、高分子材料の表面処理・改質に関する基礎から最先端技術までを体系的に把握することを試みる。

  1. 低温プラズマの発生方法とその特長
    1. プラズマとは?
    2. 低圧低温プラズマ
      1. DCグロー放電
      2. RFグロー放電
    3. 大気圧低温プラズマ
      1. コロナ放電
      2. 誘電体バリア放電
      3. 大気圧グロー放電
    4. プラズマ発生方法による生成活性種の比較
  2. 低温プラズマによる高分子の表面改質・薄膜形成法
    1. 低温プラズマの化学
      1. 表面分析法
      2. 高分子材料表面の化学構造変化
      3. 高分子材料表面におけるグラフト重合
      4. 高分子材料表面への成膜
      5. デプスプロファイルとダイナミクス
      6. プラズマ発生方法による相違点
    2. 低温プラズマの効果
      1. 表面クリーニング
      2. エッチング
      3. 親水化
      4. 疎水化・撥水化
      5. ガスバリア性付与
      6. その他高機能化
  3. 低温プラズマ技術の新展開
    1. パルスプラズマ
    2. 大気圧低温プラズマジェット
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 黒田 真一
    群馬大学 大学院 理工学府
    専攻長 / 教授

会場

連合会館

4F 404会議室

東京都 千代田区 神田駿河台三丁目2-11
連合会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/6/24 粘着剤の基礎知識と評価法 オンライン
2024/6/24 シランカップリング剤のメカニズムと使用方法 オンライン
2024/6/25 界面・表面、応力影響、剥離・破壊の基本知識と密着性の改善技術と評価方法 東京都 会場・オンライン
2024/6/25 高分子の粘弾性挙動と時間-温度換算則の活用事例 オンライン
2024/6/25 フィラーの分散・充填技術およびナノコンポジットの研究開発動向 オンライン
2024/6/26 シランカップリング剤の反応メカニズム解析、界面 (層) 形成・表面の反応状態の分析・評価方法 オンライン
2024/6/27 ファイバーレーザ加工技術の基礎と応用ならびに最新動向 東京都 会場・オンライン
2024/6/27 フィルム製膜における延伸・配向制御、その評価と応用 オンライン
2024/6/27 粘弾性挙動によるプラスチック成形品の残留応力の発生と解放のメカニズム オンライン
2024/6/27 プラスチックの力学特性と評価方法および複合化による改善手法 オンライン
2024/6/27 二軸スクリュ押出機を用いたリアクティブプロセシング技術の基礎から応用へ 東京都 オンライン
2024/6/27 高周波用基板材料に求められる特性と材料設計・低誘電損失化 オンライン
2024/6/27 ぬれ性の基礎と滑水性の評価・制御 オンライン
2024/6/27 基材への塗布層の形成・コーティング技術、乾燥と欠陥・故障対策および機能性付与 オンライン
2024/6/27 ダイコーティングの基礎理論とトラブル対策 オンライン
2024/6/27 高分子の結晶化と相分離の基礎的理解および高分子ブレンドへの応用 オンライン
2024/6/27 ポリウレタンの基礎とアミン触媒の構造および開発動向 オンライン
2024/6/27 粘度の基礎と実用的粘度測定における留意点と結果の解釈 オンライン
2024/6/27 プラスチックのケミカルリサイクル技術最新動向 東京都 会場・オンライン
2024/6/28 固体高分子材料の動的粘弾性測定 オンライン