技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

製造販売承認申請を念頭においた治験薬の品質保証(規格・試験方の設定、有効期限確保)と品質の一貫性確保(変更管理と品質リスクマネジメント)

製造販売承認申請を念頭においた治験薬の品質保証(規格・試験方の設定、有効期限確保)と品質の一貫性確保(変更管理と品質リスクマネジメント)

~評価を行うためのデータの取得範囲や保証すべき水準とは~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーは、治験薬の製造販売承認申請を念頭においた精度管理の必要性を踏まえて解説し、品質の一貫性と市販後の恒常性を担保するために、変更管理の重要性と併せて品質リスクマネジメントについても詳解いたします。

開催日

  • 2014年9月19日(金) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 治験薬に関連する研究者、品質担当者

修得知識

  • 治験薬の開発時、品質の一貫性の確保方法
  • 治験薬の品質の担保方法 (規格及び試験方法、適切な製造管理)
  • 治験薬の開発期間中の規格設定における注意点
  • 治験薬の変更管理 (製法変更時及び試験法変更時の同等性の確保)

プログラム

医薬品の有効性・安全性を評価するために臨床試験が実施され、それに供する治験薬の品質確保には規格及び試験方法の設定と有効期限の設定は必要となる。このため、これらの設定手法について、製造販売承認申請を念頭においた精度管理の必要性を踏まえて解説する。また、ライフサイクルを見据えた品質の一貫性と市販後の恒常性を担保するために、変更管理の重要性と併せて品質リスクマネジメントについても解説する。

  1. 規格の設定
    1. 規格とは:参照するICHガイドライン
    2. 規格値設定の考え方
      • 設定する規格値と製造 (プロセスバリデーション) との関係 (工程指数とロット分析の結果)
      • 設定する規格値と品質試験 (分析法バリデーション) との関係 (実測結果と計画における判定基準)
      • 出荷時規格と有効期間中の規格の設定 (安定性試験結果を反映するには)
    3. 開発期間中の規格設定における注意点
  2. 試験法の設定と分析法バリデーション
    1. 分析法バリデーションの目的
      • ICHガイドライン
      • 評価に必要な分析能パラメータと判定基準の考え方 ‐規格の設定方法と分析法バリデーションの関係 (判定基準と実測結果) ‐局方各条の定量法から測定に潜在するバラツキの要因を考える
      • 試験方法の設定と分析法バリデーションの検討時期 ‐局方試験の分析法バリデーション (微生物試験,水分定量) ‐生物薬品における検討内容
      • 分析法バリデーションの実験計画立案時の注意点
    2. 分析法バリデーションのまとめ方
      • 分析能パラメータ毎の検討手順のポイントと実施例 (当局審査に対応した考慮点) ‐特異性,直線性,検出限界と定量限界,真度,精度
    3. システム適合性
      • 設定時の注意点と分析法バリデーションとの関係 (実測結果の取り扱い)
  3. 有効期限設定のための安定性試験と有効期限の延長
    1. ICHガイドラインにおける安定性試験の実施計画
      • 物性検討 (分解性検討) と保存条件の決定
    2. 安定性試験結果と有効期間の設定
      • 有効期間中の分解予測と純度試験で設定する不純物並びに目的物質の規格
      • 開発期間中の製法 (パイロットプラント) で得られた製品と実生産での製品との同等性の確保
    3. 有効期間の延長方法
      • 開発期間中の有効期間のラベル表示と延長方法
  4. 変更管理 (製法変更時及び試験法変更時の同等性の確保)
    1. 同等性/同質性評価とは
      • ICHガイドライン
      • バイオシミラーの審査と後発医薬品での評価
    2. 製法変更 (変更の重大性) と評価手順
    3. 試験法変更時の例
    4. 品質リスクマネジメント
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 伊東 雅夫
    大杉バイオファーマ・コンサルティング 株式会社
    代表取締役社長 / CMCコンサルタント

会場

東京都中小企業振興公社 東京都産業労働局 秋葉原庁舎

3階 第2会議室

東京都 千代田区 神田佐久間町1-9 東京都産業労働局 秋葉原庁舎
東京都中小企業振興公社 東京都産業労働局 秋葉原庁舎の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名同時申込みで1名分無料
    • 1名あたり定価半額の22,500円(税別) / 24,300円 (税込)
    • 2名様ともS&T会員登録をしていただいた場合に限ります。
    • 同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
    • 3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で受講できます。
    • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
    • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
      申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
    • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/25 QA/QCが知っておくべき (開発段階を含めた) 分析法バリデーションの基礎 オンライン
2024/11/25 薬価算定/制度の要点と加算取得に向けた薬価戦略のポイント オンライン
2024/11/25 コンプライアンス違反の事例から学ぶGMP現場の改善策 オンライン
2024/11/25 核酸医薬品の特許戦略 オンライン
2024/11/26 QC (試験部門) における効果的な電子化、電子化後のデータファイルの保管・管理における実務ポイント オンライン
2024/11/26 分析法バリデーション入門講座 オンライン
2024/11/26 GMP/GDPにおける汚染管理戦略としてのペストコントロールの実態と査察指摘事項 オンライン
2024/11/26 オーファンドラッグの売上予測と事業性評価 オンライン
2024/11/26 ペプチド医薬品原薬の製造プロセス開発とスケールアップの留意点 オンライン
2024/11/26 電子化/MES・LIMS導入・連携コース (全2コース) オンライン
2024/11/26 製薬企業における電子記録/MES・LIMS導入・連携の留意点と工夫点 オンライン
2024/11/26 製薬企業における電子記録/MES・LIMS導入・連携の留意点と工夫点 オンライン
2024/11/26 リポソームと脂質ナノ粒子の基礎・調製・評価および応用のポイント オンライン
2024/11/27 医薬品品質システム実践のためのバリデーション文書/サイトマスターファイル作成時の必修事項と記載例 東京都 会場・オンライン
2024/11/27 バイオ医薬品の製造におけるプロセスバリデーションと注意点 オンライン
2024/11/27 治験薬GMP入門 オンライン
2024/11/27 PIC/S GMPをふまえた医薬品のサンプリング基礎知識 オンライン
2024/11/27 無菌医薬品包装規制および完全性評価手順・各種漏れ試験方法のポイント オンライン
2024/11/27 医薬品開発に使えるタンパク質の理論的デザイン法とタンパク質のフォールディング予測法 オンライン
2024/11/27 医薬品の製品開発/薬事戦略策定と新規事業計画書作成のポイント オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策