技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

CFRTP (熱可塑性炭素繊維複合材料) の特徴と成形技術および含浸挙動予測

CFRTP (熱可塑性炭素繊維複合材料) の特徴と成形技術および含浸挙動予測

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、3名の講師が熱可塑性炭素繊維強化プラスチックスについて徹底解説いたします。

開催日

  • 2014年6月18日(水) 11時00分 16時30分

受講対象者

  • CFRP の応用製品に関連する技術者、開発者
    • 自動車
    • 航空機、ヘリコプター
    • 船舶
    • ロケット、航空宇宙機、人工衛星
    • 軍用機
    • リニアモーターカーの車体、内装
    • 太陽電池パネル
    • 風力発電
    • プラント
    • 機械部品
    • 電池部材
    • 電子電気部品
    • 医療機器
    • 住宅・土木・建築材料
    • スポーツ用品 (自転車、釣具、ゴルフ、ラケットなど)
  • CFRP により軽量化、高強度化、振動減衰、耐疲労などを求めている方
  • CFRP に関連する技術者

プログラム

第1部 熱可塑性炭素繊維複合材料の特徴、成形加工、用途例

(2014年6月18日 11:00~12:30)

 比重が小さく強度に優れる炭素繊維はこれまで熱硬化性樹脂をマトリックスにしたCRRPとして市場が拡大してきたが、より広く普及するためには素材のコストダウンだけではなく加工時間の大幅短縮、形状の自由度など多くの課題があり、解決手段の一つとして熱可塑性樹脂をマトリックスにしたCFRTPが注目されている。本セミナーでは射出成形だけでなく、プリプレグやそれらを併用したハイブリッド成形などまで言及し、CFRTPの可能性について述べる。

  1. 長繊維強化樹脂 (LFT) について
    1. 種類
    2. 特徴
    3. 成形法
  2. 炭素繊維強化熱可塑性樹脂 (CFRTP) について
    1. 種類
    2. 性能
    3. 用途
  3. CFRTP (連続繊維テープ、シート)
    1. 特徴
    2. 成形法
    3. 用途

第2部 連続繊維熱可塑材料と60秒成形技術

(2014年6月18日 13:15~14:45)

 軽量化・高強度を実現する連続繊維熱可塑材料のCFRPやGFRPの成形サイクルは60秒ある。連続繊維熱可塑材料は、欧米ではすでに自動車・航空機・通信機器・スポーツ用品等様々な分野で量産に使用されている。この材料は、有機の板金材料とも言われており、従来のプレス技術や射出成形技術の応用で成形することができる。材料の特性や基礎的な成形法そして用途事例から最新のハイブリッド成形まで映像を使用して紹介する。

  1. コンポジット (複合材)
  2. 連続熱可塑材料とは
    1. 熱可塑性と熱硬化性の違い
    2. 連続繊維熱可塑材料の種類
    3. 繊維
    4. 樹脂
    5. VF
    6. 製造法
    7. 規格
  3. 用途に合わせた材料の選び方
  4. 各種成形法
    1. ダイヤフラム成形
    2. プレス成形
    3. 圧縮成形
  5. ハイブリッド成形とは
    1. なぜハイブリッド成形なのか
    2. ハイブリッド用樹脂
    3. 成形映像
    4. 国内
    5. 海外
  6. 成形条件
    1. 成形のポイント
  7. 海外の用途事例と状況
  8. 今後の展開と課題

第3部 連続炭素繊維強化プラスチックにおける樹脂含浸挙動

(2014年6月18日 15:00~16:30)

 熱可塑性樹脂は溶融粘度が高いため、連続炭素繊維への含浸が困難であり、適正な成形条件を得ることが困難である。本講では樹脂含浸時の成形条件を最適化するための基礎的手法としての樹脂含浸挙動を解析的に予測する手法と、成形に要するエネルギーを低減する可能性のある樹脂含浸と成形を同時に行う手法について解説する。

  1. 連続炭素繊維強化熱可塑性樹脂基複合材料
  2. 一方向連続繊維強化熱可塑性樹脂基複合材料の樹脂含浸
    1. 実験方法
    2. 樹脂圧力が一定の時の樹脂含浸挙動予測法
    3. 樹脂圧力が変動する際の樹脂含浸挙動予測法
    4. 実験結果と解析結果の比較
  3. 熱可塑性樹脂基テキスタイル複合材料の樹脂含浸
    1. 実験方法
    2. 境界要素法を用いた樹脂含浸挙動予測法
  4. 熱可塑性樹脂基複合材料の連続成形法
    1. 実験方法
    2. 実験結果
    3. 解析方法とその検証

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 研修室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/26 原理原則で理解するブロー成形法 オンライン
2025/2/26 熱伝導性フィラーの充填・表面処理技術とポリマー系コンポジットの開発、微視構造設計・特性評価技術 オンライン
2025/2/27 モータ巻線用絶縁材料の評価方法 オンライン
2025/2/27 セラミックグリーンシート成形技術の総合知識 オンライン
2025/2/27 自動車産業における高分子材料のこれからを考える オンライン
2025/2/27 メタクリル系ポリマー活用のための入門講座 オンライン
2025/2/27 伸長流動の基礎、メカニズムと混練技術への応用 オンライン
2025/2/28 低誘電樹脂の開発動向と高速通信用途に向けた適用技術 オンライン
2025/2/28 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と構造・物性制御 オンライン
2025/2/28 熱硬化性樹脂の基礎と応用 オンライン
2025/2/28 難燃剤、難燃化技術の基礎と最新動向 オンライン
2025/2/28 ゴム材料の分析手法および劣化現象とその分析 オンライン
2025/2/28 プラスチックリサイクルの国内外の現状とリサイクル技術 オンライン
2025/3/3 高分子材料の物性分析、分子構造解析技術の基礎と材料開発、物性改善への応用 オンライン
2025/3/4 加硫剤、加硫促進剤の使い方とスコーチ・ブルーム・分散性 オンライン
2025/3/5 ゴム・プラスチック材料の破損・破壊原因と対策事例及び寿命予測 東京都 会場・オンライン
2025/3/5 発泡成形の基礎とトラブル対策 オンライン
2025/3/6 エポキシ樹脂の耐熱性向上と機能性両立への分子デザイン設計および用途展開における最新動向 オンライン
2025/3/6 EUVレジストの高感度化、感度測定とメタルレジストの反応機構 オンライン
2025/3/6 樹脂・ゴム材料中におけるブリードアウト&ブルーム現象の発生メカニズムの解明と防止・対策技術 オンライン

関連する出版物