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顔料配合 自由自在

顔料配合 自由自在

~調色の自在制御に不可欠な 理論・情報・配合技術~
東京都 開催 会場 開催

当日会場にて、書籍「目からウロコの熱伝導性組成物 設計指南」「目からウロコの導電性組成物 設計指南」の試読が行えます。また、その場でお申込みいただいた方に限り、定価から10%割引いたします。

開催日

  • 2014年3月20日(木) 10時30分16時30分

プログラム

 長い間、顔料配合における主要課題であった「どの顔料を使うべきか」の時代が、終わろうとしています。代わって「どのように顔料を活用するのか」が、新たなテーマとして浮上しつつあります。 この変化は「顔料配合技術のターニングポイント」とも表現できます。どの製品領域の担当者であったとしても、顔料配合技術者はとても狭い範囲の業務と向き合っています。ですから、一年も経験すれば業務自体がルーチンワーク化しやすく、新しい発想が生まれにくいのも否定できない側面です。
 本講座は、顔料と関わるさまざまな分野の方々に、まず基本として理解しなければならない事柄を科学的視点と共に解説いたします。次に “新しいステージに似合う顔料感と着想” に出会うヒントとなる、多様なトピックをご紹介いたします。現在の顔料技術者の共通項的問題となっている「マーケテイング面での戸惑い」に対処可能な、新たな配合技術が確立されるような講演となることを企図しています。

  1. 顔料技術者と認められるための必修基礎知識
    1. 顔料の語源 ・ 歴史 ・ 蘊蓄
    2. 有機顔料の種類と特徴と配合効果
    3. 酸化鉄と酸化チタンの色調多様性
    4. 蛍光 ・ 燐光 ・ 蓄光 の基礎
  2. 実は知らない ・ 誰にも聞けない 顔料の理論
    1. 有機顔料の発色メカニズム
    2. 電子論で説明する染料と顔料の違い
    3. 微粒子化のメリットとデメリット
    4. 表面処理の化学と配合設計
  3. 他社製品との差別化に必要な視点と技術
    1. モルフォ蝶に学ぶ構造色の効果
    2. 微妙な黒色を調整する技術と光学
    3. 新登場 反射系構造顔料の特徴
    4. 評価技術の基礎と応用 ~ 演色 ・ 分散 ・ 色差 ~
  4. いろいろな分野の実践的顔料配合からヒントを学ぶ
    1. 分散剤添加を気休めにしないための選択指針
    2. 化粧品技術者のための 「シロキサン処理の反応論」
    3. 水系塗料技術者のための 「レオロジー制御の基本」
    4. 高分子組成物技術者のための 「二酸化チタンの矛盾」
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 渡辺 聡志
    材料技術研究所
    技術コンサルタント

会場

連合会館

2F 201会議室

東京都 千代田区 神田駿河台三丁目2-11
連合会館の地図

主催

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お問い合わせ

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受講料

1名様
: 42,667円 (税別) / 44,800円 (税込)
複数名
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複数名同時受講の割引特典について

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