技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

スラリーの分散・調整・評価技術と塗膜形成プロセスの最適化

スラリーの分散・調整・評価技術と塗膜形成プロセスの最適化

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、粒子分散・凝集状態の評価手法について、代表的なものをいくつかとりあげ、その評価原理と測定例について解説いたします。

開催日

  • 2014年3月17日(月) 12時30分 16時30分

受講対象者

  • スラリーを取り扱う技術者、研究者
    • 医薬品
    • 化粧品
    • 電池
    • セラミックス
    • 食品 など

修得知識

  • スラリー中の粒子分散・凝集の基礎理論
  • スラリー中の粒子分散・凝集状態評価技術

プログラム

 スラリーの塗布・乾燥プロセスを適切に制御するためには,スラリー中で粒子がどのような集合状態 (分散・凝集状態) をとっているか,適切な評価法に基づいて評価することが重要である.
 本講演では,粒子分散・凝集状態の評価手法について,代表的なものをいくつかとりあげ,その評価原理と測定例を紹介する.また,粒子分散・凝集状態を決定する因子について,その基礎理論を解説する.さらに粒子分散・凝集状態と塗布・乾燥後の成形体の微構造との相関について検討した実例を紹介する.

  1. イントロダクション
  2. 粒子の分散・凝集を支配する要因
    1. DLVO理論
    2. 非DLVO力
    3. スラリー評価の必要性
  3. 粒子の分散・凝集評価方法
    1. 重力沈降・遠心沈降法
    2. 沈降静水圧法
    3. 浸透圧測定法 ーナノ粒子スラリーの評価法ー
    4. 直接観察法
  4. 流動性評価と分散・凝集
    1. 流動曲線
    2. 粒子分散・凝集状態との相関
    3. 流動性から分散・凝集状態を予測する上での注意点
  5. 粒子集合状態の調整方法
    1. スラリーのpH,イオン濃度による調整
    2. 高分子電解質による調整
      1. 高分子電解質の吸着量測定法
      2. 高分子電解質の吸脱着挙動
      3. 高分子電解質の添加量と粒子集合状態の関係
  6. スラリー評価結果と塗布・乾燥後の成形体微構造の相関
    1. セラミックグリーンシートの亀裂とスラリー特性の相関
    2. 多成分スラリーの評価
      ~リチウムイオン電池正極内の偏積とスラリー特性の相関~
  7. スラリー評価のその他のプロセスへの応用例
    1. 沈降法のスプレードライへの応用 ーセラミックスプレス成形の最適化ー
    2. スラリー特性に及ぼす微量添加物の影響
    3. スラリー特性の経時変化
  8. まとめ

会場

タイム24ビル

4F 研修室

東京都 江東区 青海2丁目4-32
タイム24ビルの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,600円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき45,000円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 2名同時にお申し込みいただいた場合、2名で47,600円 (税別) / 49,980円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき47,600円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/4 リチウムイオン電池の性能・安全性評価手法 オンライン
2025/2/4 全固体リチウム二次電池の最新動向と今後の展望 オンライン
2025/2/5 LIBの劣化メカニズムと評価法およびLIBリユース産業の動向 オンライン
2025/2/6 廃リチウムイオン二次電池からの電極分離・精製とその再生 オンライン
2025/2/7 パルスNMRによる高濃度分散体の分散状態および各種材料の「ぬれ性」評価、HSP値評価への応用 オンライン
2025/2/7 リチウムイオン電池のリサイクル、リユースの技術や関連法規制の動向と課題 オンライン
2025/2/12 微粒子の分析技術、磁化率測定の基礎、粒子の開発・評価・品質管理への活用 オンライン
2025/2/12 EV用リチウムイオン電池のリユース・リサイクル技術の動向と課題、今後の展望 オンライン
2025/2/13 汎用リチウムイオン電池の特性・健全度 (劣化度) ・寿命の評価手法の詳細 オンライン
2025/2/13 リチウムイオン電池電極製造プロセスにおける間欠塗工技術と乾燥、スラリー分散技術 オンライン
2025/2/13 リチウムイオン電池におけるドライプロセスの現状とバインダーの技術展望 オンライン
2025/2/14 溶解度パラメータ (HSP値、4DSP値) の基礎、溶解性/分散性の制御と評価、材料開発への応用例 オンライン
2025/2/14 粉体の付着・固結・閉塞(詰まり)・滞留(たまり)・分離偏析(かたより)・摩耗・粉体設備トラブルの原因と予防・対策 オンライン
2025/2/14 無機ナノ粒子の合成、表面処理・表面修飾と分散技術 オンライン
2025/2/14 導電性カーボンブラックの配合・分散技術と電池特性への影響 オンライン
2025/2/17 パルスNMRによる高濃度分散体の分散状態および各種材料の「ぬれ性」評価、HSP値評価への応用 オンライン
2025/2/18 粉体・微粒子における帯電・付着力の基礎と応用、制御および評価 オンライン
2025/2/19 マテリアルズ・インフォマティクスによる電池材料開発事例 オンライン
2025/2/19 二酸化炭素の電解還元による資源化とその周辺技術の最新動向 オンライン
2025/2/20 リチウムイオン電池に要求される性能・安全性と一般的な評価手法 オンライン