技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

今後の治療変化予測をふまえた関節リウマチの基礎講座

今後の治療変化予測をふまえた関節リウマチの基礎講座

~病態・診断/治療の現状をふまえた現場が求める新薬像・治験などは~
東京都 開催 会場 開催 個別相談付き

概要

本セミナーでは、リウマチ診療と開発の現状、患者が求めている医療、今後のリウマチ診療の動向について、講師の経験を交えて詳解いたします。

開催日

  • 2014年1月28日(火) 10時30分16時30分

受講対象者

  • リウマチ診療に関わる方

プログラム

 2003年からの生物学的製剤の登場はリウマチ診療を激変させたと言っても過言ではありません。生物学的製剤の投与により患者は関節の腫れと痛みから開放され、QOLは大きく改善し、健常人と変わらない ADLを維持することも可能となって来ました。これに合わせる様に、リウマチ診断の為の検査が進歩し、新たな診断基準が出されました。発症早期にリウマチと診断し、発症早期の段階から、積極的な治療を行なっていくことが求められ、更に最近ではT2Tという概念も提唱されています。
 リウマチ診療を専門とし、多くのリウマチ患者を対象とした臨床試験に携わって来た経験に基づいて、リウマチ診療と開発の現状、患者が求めている医療、今後のリウマチ診療はどの様な流れになって行くのかを主に紹介して行き、そこから現場が望む新薬像をあぶり出して行きたいと思います。

  1. 関節リウマチの概要
    1. 関節リウマチとその臨床像
    2. 社会的影響と疫学からみた関節リウマチ
    3. 関節リウマチの病因と病態
    4. 関節リウマチ診療の現状
  2. 関節リウマチの診断
    1. 1987年ACR改定基準
    2. 2010年EULAR/ACR新分類基準
    3. 診断のための血清学的マーカー (抗CCP抗体)
    4. 診断のための画像検査 (X線、MRI、エコー)
  3. 関節リウマチの疾患活動性評価
    1. ACRコアセット
    2. DAS28
    3. Boolean寛解・SDAI寛解・CDAI寛解
    4. 総Sharpスコア変法
    5. 患者評価 (HAQ-DI・SF-36・EQ-5D)
  4. 現在進行中の開発治験薬、 中止になった治験薬と今後開発されそうな新薬は?
    1. 経口低分子化合物 (JAK・Syk阻害薬)
    2. 開発が中止された薬剤は?中止理由は?
    3. TNF-α以外をターゲットとした生物学的製剤
    4. バイオシミラー
    5. 今後開発が予定されている新薬は?
  5. 関節リウマチの治療と薬剤選定の実際
    1. 臨床的寛解を目指すT2Tが盛んに叫ばれているが?
    2. 臨床現場における薬剤選択の手順
    3. 診療ガイドラインとエビデンスからみた薬剤選択
    4. リウマチ治療を妨げる要因 (MTX添付文書変更、高額医療費がネック)
    5. 関節リウマチに対する生物学的製剤はどのように選択されるか
    6. 疾患修飾性抗リウマチ薬 (イグラチモドはMTXのサポーターとなりうるか?)
    7. 免疫抑制薬
    8. ヒアルロン酸関節内注入は効くのか?
    9. 痛み止め (慢性疼痛に対するトラマドール塩酸塩/アセトアミノフェン、プレガバリンの効果は?)
    10. 生物学的製剤
    11. インフリキシマブの概要
    12. エタネルセプトの概要
    13. アダリムマブの概要
    14. トシリズマブの概要
    15. アバタセプトの概要
    16. ゴリムマブの概要
    17. シムジアの概要
    18. 各製剤の特徴
    19. 各製剤のセールスポイントは?
    20. 各製剤の選定基準
    21. 各製剤の自験例
    22. 生物学的製剤の問題点
  6. 関節リウマチ治療の今後の流れは?
    1. 患者が求める医療とは?患者と医師とのかい離をどうするか?
    2. 整形外科的手術は増えていくのか?
    3. 早期診断・早期強力治療介入の流れとなるのか?
    4. 安価な治療 (経口低分子化合物、バイオシミラー) が主流となるのか?
    5. リウマチ治療の地域間格差は解消するのか?
    6. 安全な治療を目指すには?
    7. 薬剤フリーの患者は増えるのか?
    8. 長期アウトカムは可能になるのか?
  7. 現場が望む新薬像
    1. 問題点の改善から望まれる治療薬像
    2. 医療従事者・患者が求める新薬像
    3. テーラーメイド医療
    4. 分子分類に応じたターゲット医療
    • 質疑応答・名刺交換・個別相談

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 会議室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,600円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき47,250円 (税込)
    • 2名同時にお申し込みいただいた場合、2名で49,980円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/11/13 医薬品製造・試験記録におけるデータインテグリティ入門講座 オンライン
2025/11/13 医薬品開発プロジェクトを成功に導くファシリテーション & 合意形成 スキルアップ オンライン
2025/11/13 医薬品製造におけるGMP監査プロセスと適性なGMP監査員を目指すためのポイント オンライン
2025/11/13 グローバルGMPをふまえた非無菌医薬品の製造、品質管理における環境モニタリング・空調・製薬用水の管理範囲と必要レベル オンライン
2025/11/13 ICH M7/ニトロソアミン不純物のリスク評価・限度値設定と新規ニトロソアミン類の許容摂取量におけるCPCAとリードアクロス設定基準の考え方 オンライン
2025/11/13 臨床研究法の改訂 (2025) の正しい理解・運用と新しい手続き オンライン
2025/11/13 ペプチド医薬品原薬の製造プロセス開発・スケールアップの考え方 オンライン
2025/11/13 医薬品開発における非臨床安全性評価とCTDの記載・信頼性確保 オンライン
2025/11/14 中国医薬品・生物製剤の承認申請の留意点と中国DMF (原薬/添加物/包装材) 登録申請の全容 オンライン
2025/11/14 医薬品の処方・剤型変更におけるBE試験回避の考え方 オンライン
2025/11/14 再生医療等製品・遺伝子治療薬開発のための生物由来原料基準/カルタヘナ法 徹底解説 オンライン
2025/11/14 ペプチド医薬品における品質評価・規格設定と不純物分析の留意点・事例 オンライン
2025/11/17 現場の視点で考える効果的な洗浄バリデーションのポイントと継続的な検証 オンライン
2025/11/17 医薬品Cocrystal (共結晶) の設計による物性/製剤特性の改善と新規探索/製造方法 オンライン
2025/11/17 開発早期段階における患者数、売上、薬価予測 オンライン
2025/11/17 承認申請パッケージにおける外国データ利用のポイントと対面助言の事例 オンライン
2025/11/17 GMP準拠の現場作業員が身に着けるべき手技・手順・管理基準と誤りやすいトラブル対策 オンライン
2025/11/18 バイオ医薬品製造におけるバリデーション 入門講座 オンライン
2025/11/18 現場の視点で考える効果的な洗浄バリデーションのポイントと継続的な検証 オンライン
2025/11/18 医薬品製造現場におけるコスト削減と人材不足のためのQC/QA業務効率化 オンライン

関連する出版物

発行年月
2025/6/11 タンパク質分解医薬の実用化に向けた基盤技術と評価
2025/4/14 製薬業界55社〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2025/4/14 製薬業界55社〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2025/2/20 医薬品製造を目的としたプロセス化学と薬事規制及び製薬企業の動向
2025/1/27 世界の中分子医薬・抗体医薬、およびCDMO最新業界レポート
2024/11/29 ファインケミカル、医薬品の連続生産プロセス
2024/9/30 タンパク質、細胞の吸着制御技術
2024/9/30 最新GMPおよび関連ICHガイドライン対応実務
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用